小値賀町議会議事録アーカイブ

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令和2年小値賀町議会11月第2回会議 

令和2年小値賀町議会11月第2回会議 

 

 

 

1、出 席 議 員      7 名

 

 

               1番     近藤隆二郎

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員     1 名

 

              4番     黒﨑政美

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

         町長     西村久之

副町長     近藤 進          

総務課長     谷元芳久

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

          議会事務局書記     松永清美           

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会11月第2回会議

令和2年11月30日(月曜日)  午後5時17分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 今田光弘議員 ・ 近藤隆二郎議員 )

 

第 2  議案第67号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案

 

第 3  議案第68号 町長、副町長及び教育長の給与に関する条例

の一部を改正する条例案

 

 

午後5時17分 開 議

議長(横山弘藏) ただいまから令和2年小値賀町議会11月第2回会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 なお、本11月第2回会議の会議期間は本日のみとなっておりますので、皆様には、円滑な議会運営に、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、7番・今田光弘議員、1番・近藤隆二郎議員を指名します。

 

日程第2、議案第67号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 全員協議会でお疲れのところ、誠に申し訳ありませんけども、よろしくお願いいたします。

 議案第67号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案について説明いたします。

 人事院は、令和2年10月7日に国家公務員のボーナスについての勧告・報告を、同月28日に月例給についての報告を実施いたしました。

政府は、この人事院勧告を受けて、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を、11月6日に国会へ提出し、11月27日に国会を通過したところでございます。

今回の勧告は、特別給(ボーナス)について昨年8月から本年7月までの直近1年間の民間の支給実績と、公務の年間の支給月数を比較し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、支給割合が下がった民間との均衡を図るため、0.05月分引き下げることとされており、引下げの勧告は10年ぶりとなっております。

附則で、この条例は公布の日から施行する。

以上で提案理由の説明を終わりますが、詳細な説明は担当が申し上げます。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) それでは、担当より説明させていただきます。

町長の説明にありましたとおり、今回の改正内容は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、支給割合が下がった民間の支給状況等を踏まえ、期末手当の支給月数に反映し、特別給(ボーナス)の支給月数を0.05月分、引き下げることとしております。

新旧対照表をご覧ください。

改正法1条関係は、公布の日から施行される、特別給でございます。

今回、支給月数を0.05月分引下げ、4.45月分とすることについて期末手当に反映し、令和2年度については、12月支給で調整するものです。

 本改正案における、令和2年度の影響額は、一般会計、特別会計合わせて133万2,000円の減額となる見込みでございます。

改正附則では、施行日を定めており、公布の日から施行いたすようにしております。

以上で、説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) 午前中の会議のときに出されていた議案第64号です。否決されましたが、それと同じようなほぼ内容ですが、第2条が消えてるということで、その64号で言うと、第1条だけ残っているんですが、この第1条というか、この100分の130を、100分の125に改めるということであれば、前回の第2条に書かれていた来年度以降の数字と変わってきます。

 これについて、どうしてその第2条をなくしたのか、その辺についてのご説明をお願いいたします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

第2条については、今後の、議員さんからも前回指摘されましたとおり、職員に対する業務の負担等も考えて、今回、下げるべきではないのかという意見もありましたので、そういったことも、今後、今年度中にですね、皆さんとまた協議してから、再度改正案を上げさせていただきたいと思いまして、今回、第2条を削除したところでございます。

議長(横山弘藏) ほかに質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

討論はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) 64号と同じように反対の立場で討論いたします。

先ほど課長から、第2条については、職員に対する業務負担とかですね、今年度中に協議してからとして2条が削除されたということで、これは非常にいいことかと思います。

それプラス、先ほどの全員協議会の中では、町長のほうから、あるいは執行部のほうからですね、町全体の財政状況を考えてほしいと、あるいは特別交付税のときに、いろいろ総務省のほうから言われてしまう、あるいは「町民の所得が下がっているのに、人事院勧告を受けているのになぜ下げないのか。下げないのはおかしい。」という町民の声、あるいは議員のほうから出ましたが、みんなでこの苦しみを分かち合おうと、また、職員は下げられることについて納得していると、そのようなお答えが、お答えというかお話が出てきました。

で、今回だけの適用で、来年度以降また改めて見直すという条例案は出されたわけですけれども、私としては、見直すんであれば、それはもちろん非常にいいこと、見直す必要はあると思うんですが、それと、今回は引き下げるだけ引き下げて見直すんではなくて、見直すことも含めたとしても、今回は、やはり引き下げる必要はないと、64号のときと同じような考え方は変わっておりませんので、この条例案には反対いたします。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。        近藤議員

1番(近藤隆二郎) 私も反対の立場から討論をいたしたいと思います。

 まず、この提案理由にですね、人事院勧告に伴い、均衡の原則、あるいは長崎県人事委員会、当町においても地域の実情ということがありますけれども、そういうことを踏まえた上で、なぜ100分の130が100分の125でよいのかという部分がなかなか理解できない点があります。

 また、私たち小値賀町という中で、どのように仕事を持ち、どのように生きるのがよいのか、それは単にお金の面ではなくて、皆さん時間を有効に使い、釣りをしたりですね、畑をしたりという暮らしの中で、生きてる中で、本当にいくらのお金が必要なのか、それは単に、公務員、役場の人が給料が高いというようなことがあるかもしれませんが、それはその一方で、多種多彩な仕事、特に非常に人数が限られた中で、なかなかチームに慣れずに、多彩な仕事をして、非常にストレスを感じているという部分等を加味した上で、じゃあその小値賀の中で、ほかの人たちがみんな所得が下がっているから役場の人も下げるべきだというのは、あまりにも一つの側面ばかり見ていて、そこでやはり、ここは、これを機会として、先ほど課長もおっしゃいましたように、職員がどう働くのがよいのかというのをじっくり考えるよい機会だと思います。

 その意味では、ここで下げてしまうと、次にこれを、また条例が出されなければ、これは活き続けていってしまうので、その辺りも不安が残ります。

 そういう意味では、今この段階で安易に下げるべきではないと思って反対をいたします。

 以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。        松屋議員

2番(松屋治郎) 賛成の立場で討論いたします。

 本年はコロナで、全国的にいろいろな面で、天災的要素が多く、国民すべてが疲弊していること、そのために国は多額の国費を投入し、大変な状況に対処しています。

 また、本町は財政的に国、県等より多くの交付金及び補助金を受けております。

このようなことを考慮し、この際は人事院勧告を受け入れ、引き下げるべきと思い、この案に賛成いたします。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。

(「討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第67号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。

この表決は起立によって行います。

議案第67号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり決定することに、賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立同数です。

 したがって、地方自治法第116条第1項の規定によって、議長が本案に対して裁決します。

議案第67号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案については、議長は可決と裁決します。

 

日程第3、議案第68号、町民、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第68号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案について説明いたします。

今回の人事院勧告に伴い、一般の職員に加え、特別職の特別給の引下げを合わせて行うこととしており、特別職の職員の給与に関する法律が改正され、それに準拠し、町長、副町長及び教育長の支給月数と支給割合を改正するものでございます。

国の改定に準じ、期末手当の支給率を100分の165とし、年間の支給月数を3.40月分から3.35月分とするものでございます。

附則で、この条例は公布の日から施行する。

以上で提案理由の説明を終わります。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

討論はありませんか。                   近藤議員

1番(近藤隆二郎) 反対の立場から討論をいたします。

 先ほどの、職員の給与の改正の条例と同様になりますけれども、特別職の場合でも、小値賀町の町長、副町長、教育長の給与は低いレベルになっております。

 では、いくらが適正なのかということは、なかなか難しいものですけれども、その中で、特別職の国家公務員の給与改定に準じ、それに応じて支給割合を改めるというところは、なかなか、では今回の改定によって下げたものを次どうするのかといったような、町としての考え方が理解できないところがありますので、反対をいたします。

 以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。        松屋議員

2番(松屋治郎) 職員を下げ、町の三役を下げないことは、今後の町政運営に問題が生じることが想定されます。

よって、職員同様下げることが適当ではないかと判断いたします。

然るに賛成いたします。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。

(「討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第68号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。

この表決は起立によって行います。

議案第68号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり決定することに、賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立同数です。

 したがって、地方自治法第116条第1項の規定によって、議長が本案に対して裁決します。

議案第68号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案については、議長は可決と裁決します。

以上で、本11月第2回会議に附議された案件の審議は全部終了いたしました。

 これにて、令和2年小値賀町議会11月第2回会議を終了いたします。

 

― 午後  5 時 35 分  散会 ―

 

令和2年小値賀町議会11月会議 

令和2年小値賀町議会11月会議 

 

 

 

1、出 席 議 員      8 名

 

 

               1番     近藤隆二郎

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      な し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

         町長     西村久之

副町長     近藤 進          

教育長     吉元勝信

総務課長     谷元芳久

産業振興課長     中村慶幸

産業振興課理事     松﨑久幸

教育次長     永田敬三       

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

          議会事務局書記     松永清美           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会11月会議

令和2年11月30日(月曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 末永一朗議員 ・ 浦  英明議員 )

 

第 2  議案第64号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案

 

第 3  議案第65号 町長、副町長及び教育長の給与に関する条例

の一部を改正する条例案

 

第 4  議案第66号 小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に

関する条例の一部を改正する条例案

 

午前10時00分 開 議

議長(横山弘藏) ただいまから令和2年小値賀町議会11月会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 なお、本11月会議の会議期間は本日のみとなっておりますので、皆様には、円滑な議会運営に、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、5番・末永一朗議員、6番・浦 英明議員を指名します。

 

日程第2、議案第64号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) おはようございます。

 議案第64号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案について、説明をいたします。

人事院は、令和2年10月7日に国家公務員のボーナスについての勧告・報告を、同月28日には月例給についての報告を実施いたしました。

政府は、この人事院勧告を受けて、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を、11月6日に国会へ提出し、11月27日に国会を通過したところでございます。

今回の勧告は、特別給(ボーナス)についての昨年8月から本年7月までの直近1年間の民間の支給実績と、公務の年間の支給月数を比較し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、支給割合が下がった民間との均衡を図るため、0.05月分引き下げることとされており、引き下げの勧告は10年ぶりとなります。

附則で施行期日を定めていますが、公布の日から施行するものと、令和3年4月1日から施行するものに分かれております。

以上で提案理由の説明を終わりますが、詳細な説明は担当が申し上げます。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) それでは、担当より説明させていただきます。

町長の説明にもありましたように、今回の改正では、施行日が公布の日から施行する改正と、令和3年4月1日から施行する改正があるため、1条と2条に分けて作成しております。

改正内容は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、支給割合が下がった民間の支給状況等を踏まえ、期末手当の支給月数に反映し、特別給(ボーナス)の支給月数を0.05月分、引き下げることとしております。

新旧対照表をご覧ください。

改正法1条関係は、公布の日から施行される、特別給(ボーナス)でございます。

今回、支給月数を0.05月分引下げ、4.45月分とすることについて期末手当に反映し、令和2年度については、12月支給で調整するものです。

 本改正案における、令和2年度の影響額は、一般会計、特別会計合わせまして、133万2,000円の減額となる見込みです。

続いて、改正法2条関係ですが、令和3年4月1日に施行される特別給(ボーナス)でございます。

期末手当の支給月数を、4.45月分とすることについて、令和3年度以降においては、6月期及び12月期における期末手当を、それぞれ0.025月分引下げ、均等になるよう支給月数を定めるものでございます。

改正附則では、施行日を定めておりますが、改正内容により施行日が分かれております。

以上で、説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) そもそもですが、町、あるいは村の期末手当の額というのは、人事院勧告に従わなければいけないのでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 国から示されたものについては、うちのほうでは労働組合というものがありませんけども、実際、国・県のほうでは労働組合等がありまして、その中で再度話し合って、この割合を決めるものでありますけども、今のところですね、国の人事院勧告と違った、反するような月数を決めている自治体はないと思っております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 今のお答えですが、都道府県には、都道府県と政令指定都市には、人事院ではなくて人事委員会というのがあります。

 今年度ですね、人事院勧告は0.05カ月下げるというふうに言っていますが、岩手県高知県、宮崎県、沖縄県の4県につきましては、人事委員会として、引下げの勧告をしていません。必ずしも人事院勧告に基づく必要はないと思います。

 それについていかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 議員おっしゃるとおり、必ずしも従うということはありませんけども、うち、小値賀町といたしましては、国の人事院勧告に従うという形で、今回、条例のほうに上げさせていただいております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) そうしますと、議案第64号の一番下の提案理由のところで、「人事院勧告に鑑み、職員の期末手当の額の改定を行う必要がある」となっています。

 人事院勧告に必ずしも従わなくてもいいのであれば、なぜ必要があるというふうに決めつけるのでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員おっしゃるとおり、「必要がある」というような文言になっているのは、こちらのほうの説明不足というか、誤りだと考えております。

 従来ですね、先ほどの回答と重複しますけども、今までですね、小値賀町のほうでは、国の人勧のほうと合わせていくような対応を執っておりましたので、今回も同様な形で条例を上げさせていただいたということです。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 今まで小値賀町の職員の給与等に関して、必ず人事院勧告に従って上げる、あるいは下げてきたということは間違いありませんか。

僕の記憶では、人事院勧告に従っていなかったこともあると思いますが…。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 失礼しました。

 実際ですね、10年前ぐらいでしょうか。前山田町長の時代でしょうか。そのときに、人勧で引上げがあったときには、そのときはちょっと引上げをしなかったという事例がありました。申し訳ございません。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) そのときは、そのときの議会で可決されてますから、何も問題ないんですが…。

ちょっと考え方を変えまして、小値賀町職員のラスパイレス指数ですね、国家公務員を100としたときに、調べたところ、平成30年の4月時点になりますが、ちょっと古いんですが、その場合92.2です。全国の町村の平均が96.4ということから見ましても、小値賀の92.2というのは非常に低い数字ですが、それについてはいかがでしょうか。

今回下げるということで、全体として下がればパーセントとしては変わらないかもしれませんが、絶対的な金額がやっぱり下がるわけですから、それについてはいかがお考えですか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 職員の給与についてはですね、下げる分、国のほうでも示されているように、コロナの影響等で下がっている経緯があります。

 うちのほうも、国と合わせるというよりも、本来であれば、小値賀町の状況に応じて合わせるものとは考えておりますけども、そこまでは、この状況が把握できませんので、国の動向と同じような形で、今回上げさせていただいたような形になっております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 小値賀町の職員の定数、条例上では105名になっています。町長部局が95、議会事務局が2名、農業委員会が2名に、教育委員会が6人と、合わせて105名ですが、その定数に対して現在何人の職員がいらっしゃるか、お教えください。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 現在89名になります。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 105人で本来やっていい仕事を、89人でやってるということは、やっぱり皆さん職員の方は大変な思いをされていると思うんです。そこを下げてしまうとですね、やっぱり、89人ですと、先ほど133万2,000円でしたっけ、となると、1人いくらですか、2万円近く、2万円までいきませんが、減ってしまうということになります。

 実際に、こういう職員にとって不利益になるような、こういう改定をしてしまうと、ほんとに少ない人数で今頑張っていらっしゃる町の職員のモチベーションが非常に下がるんではないかと思います。

それが、引いては、ほんとに小値賀町のまちづくりにどこか影響してしまう、悪い影響をしてしまうんじゃないかとすごく気になります。

 本音としては、たぶん皆さん、やっぱり下げたくないというところだと思うんです。先ほど課長は、なかなか調べたりする時間、余裕がないんで従うという話だったんですが、ほんとに、本音としては下げたくないのであれば、僕、下げる必要はないと思うんですが、その辺についてお考えをお願いします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 先ほど議員がおっしゃられた、条例による定数の105名については、今の人口規模と、今の課の配置人数等が変わってる中で、ずっと以前から数字を、条例定数を変えていない状況です。

 今の状況の、国や県での定数管理というのを計画で出すようになっているんですけども、その計画では令和4年度まででだいたい86名、小値賀町では86名が、だいたい職員の定数で、基準の定数であるということで、それを目標に職員の配置を考えているところでありますけども、実際89名です。

 今、言われるとおり、そうは言ってもですね、今現在の仕事の中で、職員数が足らないという現状であります。その中で、言われている定数管理等も、今後、本当に必要な数字であれば、86名という数字の変更も可能ではないかという話もされておりますので、そういうところも含めて、また職員の人件費についてはですね、モチベーションの問題もあるとは思いますけども、先ほど言ったように、住民との、小値賀町の賃金とかの関係もありますので、その辺も含めて今後検討していきたいと思います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 13 分 ―

― 再開  午前  10 時 13 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               町長

町長(西村久之) ラスパイレス指数の話ですけども、小値賀町と同じ、類似団体というのが全国に、平成30年度では148だったんですけども、現在154になっております。

 その中で職員の水準と言いますか、それはやはり、議員おっしゃるとおり下のほうなんですね。ラスパイレスが低いので、市町村長も同じく下のほうなんですけども…。

 先ほど課長が答弁しましたけども、人事院勧告に従わなかった例というのは、そのときはちょうど、合併するか・しないかの問題が発生しておりまして、行財政改革を進めていこうという形で、無駄を省くということで、職員の数の不補充、退職者の不補充したことがあります。その件で定員も下がっておりますし、その関係で人事院勧告に従わなかったということがありますけども、下げる場合に従わなかったという例は、今までなかったと私は記憶しておりますので、今回につきましては、我々も正直言いまして、誰も給与を下げるのを賛成する人はいないとは思いますけども、町民の皆様の、このコロナ禍の中で所得が下がっている現状において、職員の給与もそのままというのはいかがなものかなと、私の判断をしておりまして、私のほうから、人事院勧告には従ってやってくださいよということで、今回条例を出させていただいたという経緯でございます。

議長(横山弘藏) ほかに質疑はありませんか。        黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 私もこの案件には、全面的に反対するところでありますけども、そもそも勧告とはなんですか。まずそれからお聞きします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 国のほうがこうやって示してですね、こういった形で進めてほしいということで出された告示であります。

議長(横山弘藏) 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) もうちょっと額が、パーセンテージが太かったら考えますけれども、今のままで、世間が、民間企業が大変な時期になったと、これは当たり前のことなんですよ。彼らはマネージメントでいきているんです。

で、町の職員っちゅうのは、このくらい予算が付くだろう、小値賀町内のことを考えとけばよかった。しかしながら、これからは、それでは食っていけない自治体になりました。その中で仕事はぼんぼん増えていく、町も近い将来、今すぐにでも、マネージメントちゅうとを頭に入れなければならない。

で、ふるさと納税なんかもそうなんだけども、今から仕事がだんだん増えていく、増えなければいけないっちいう時期に、これを下げるっちゅうのは私はいかがなものかと…。

むしろ、町長がさっきおっしゃったように、全国的に一番低い水準のほうになるんですよ。町長の報酬だって、長崎県内でも副町長よりも低いっちゅうところもあるわけ、そういうあれもあるわけなんですが、私は、むしろ、今度下げた場合、あ~人事院勧告に従って下げたつばいっち、いくらなっち、はよぉ~そんくれぐれしち下げたつかっち、こういう反響も考えなければいけないと。

むしろ、私は下げるんじゃなくて、上げればいいと、上げてやるべきだというふうに考えております。

だから、勧告というのは、こうしたほうがいいなあと、こういうふうにしなさいっちいうもんじゃないんですよ。私は、1割も下げん部分を、人事院勧告に従ってどうのこうのというのは、いささか納得しがたいと…。

もうちょっと、あぉ~それしこもなれ大変なっち、いうことですっとなら、ちょっと考えてみるところもありますけれども、私はこの案件には反対します。

議長(横山弘藏) ほかに質疑はありませんか。        宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 私も先ほどの町長の説明には、ちょっと危惧するところがあります。

 平成25年でしたかね、地方分権一括法で、国と地方の関係がガラッと変わったと思うんですよ。今、地方も国も同等の立場でやるということでありますので、人事院勧告が決定したから小値賀町も変えるっちゅうのは、ちょっと厳しいのかなと思います。

 現在、小値賀町の動向を見てみると、人口の年齢数がもう65歳以上が半分なんですね。そういったときに、役場の担う任務っちゅうのはものすごく高くなっていくような気がしてなりません。

そういった中で、こういった人件費を下げてですね、職員のモチベーションを下げるっちゅうのはいかがなものかなと思うんですけど、その辺、町長どげんですか。

議長(横山弘藏) 町長

町長(西村久之) 私はですね、この人事院勧告というのは、こういうふうにしたほうが望ましい、民間給与の格差からすると、公務員の給与はこういうふうにしたほうが望ましいですよという勧告を一応受けております。

 それに従ったというのはですね、今現在の小値賀町の中の他の農業、漁業、商工業、全てを見回してですよ、所得が上がってるとはとても私は思っておりません。あのコロナ禍の中でですね。

その中において、職員の給与をほんとは国が下げたほうが望ましいと言ってるのに、下げなくて、そのままにしておくのはいかがなものかなと私は思っておりまして、私は当然、はっきり言いまして、小値賀の中で役場の職員が一番給料が高いと思います。学校の職員とか、教職員を別としてですね、消防署とかは別として、小値賀町民の中で一番所得が高いのが役場の職員だと思っております。

例えば、これだけの金額でと言ったら、私の語弊になりますけども、国のほうがこういうふうにしたほうが望ましいということであれば、この下げたことによって食っていけないとか、そういうふうなことじゃないので、私としては、町民の皆様の所得が下がってるときに、そのまま下げずに据え置くのはいかがなものかなということで、私のほうから、人事院勧告に従って条例を作ってくださいというふうにしておりますので、その点は、私はもうこれでいいと思っております。

 以上です。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 町長の考えはよく解ります。

 しかし、小値賀町の動向を考えたときに、今年1年、職員がどんなに苦労したか知ってますか。

 この前の台風9号、10号のときには、職員は寝たいところも寝ないで、皆さんのために一生懸命やったんですよ。その後も、土曜・日曜も出て、台風の後始末をしたんですよ。

本来であれば、特別報酬っちゅうか、特別手当を配布してでも、職員のモチベーションを上げるっちゅうのが町長の役目じゃなかろうかと私は思うんですけど、これ確かに0.5%というちょっとした、低いかもしれませんけども、それによって職員のですね、モチベーションが下がるっちゅうのは小値賀町民にとってマイナスであろうと考えますけども…。

今後ですね、今回、今日決めんと、明日からですので考える暇はありませんけども、もう決めたとして、更にちょっとした特別手当等を配布するような考えはありませんか。

議長(横山弘藏) 町長

町長(西村久之) 宮﨑議員さんの質問に反論するわけじゃありませんけども、そういうふうに災害があったときとか、危険があったときというのは、そういうふうにするのが当たり前の役場の職員の仕事で、それをね、特別仕事してるというふうに私は思っておりません。

して当たり前なんです。それでモチベーションが下がるような職員は辞めたほうが私はいいと思います。

 役場の職員は町民のために働くので、災害があったから、一生懸命やったからって、そういうふうなことで褒めるというか、褒めはしますけども、そういうふうなことはちょっと私の中には考えはありませんで、して当たり前だと私は思っておりますので、今回の人事院勧告には私は従おうと思っております。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 町長の考えもよく解ります。

確かに役場の職員は町民のために一生懸命頑張るのが仕事です。とは思います。思いますけども、これでおいて給料を下げてですね、そのモチベーションを下げるっちゅうのはどうなのかなあっちゅう…、まだいささかの心の整理が私はつきませんので、その辺、やっぱり考えてほしいなあと思います。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに質疑はありませんか。       近藤議員

1番(近藤隆二郎) ちょっと変えまして、先ほどの総務課長の答弁の中で、今、小値賀町労働組合がないと、人事委員会もないと、そうすると労働者としての職員の意見を、こういう給与を改定するときに聴く場がないと思うんですが、そのことについては今後どう考えていますでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 小値賀町にはそういった組合等はございませんが、職員会という、会が別にありまして、そういう問題、人件費が下げられるとかそういうところで、ちょっと町長部局と給料を下げるのを待ってもらいたいとか、そういう案件が出た場合には、そこを代表して、職員会の会長がですね、話を持っていくというようなことは今までもやっております。

 ただ、組合みたいにですね、強い権限はないとは思いますけども、そういった形で町長部局のほうにそうやって提言するということは、仕組み的にはあると思っております。

議長(横山弘藏) 近藤議員

1番(近藤隆二郎) 今回の案件についてはどういうプロセスを経たんでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 今回についてはですね、職員会のほうからも、そういった町長部局のほうに、別段、話等も、そういった話題も上がってこなかったというのが現状です。

議長(横山弘藏) 近藤議員

1番(近藤隆二郎) その職員会は、ここにいらっしゃる課長、いわゆる管理職も入ってるんでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) おっしゃるとおりです。

議長(横山弘藏) 近藤議員

1番(近藤隆二郎) わかりました。

 やっぱりちょっと問題ではないかなと思います。

 これは一般質問でもしようと思いますけれども、労働者の権利、声を聴くというのは、やっぱりきちんとしたものがないと、で、恐らく職員さんの声は、期末手当カットはいいけど、同時に残業を減らせという声はあるだろうと思います。私は…。

 その辺あたりも、ぜひこういうことを聴きながら、町長も、町民の声を聴きながらというと同時に職員の声も聴きながらやっていただきたいなと思います。

 以上です。

議長(横山弘藏) 末永議員

5番(末永一朗) 別に答弁は要りませんが、私個人的な考え方でございますが、やはり先ほど町長も言うたように、職員も給料を下げるのを喜ぶもんは誰もおらんち思うってすたいな。

しかし、世間でも、国会でも言われたように身を切る改革、そういうふうなことを考えると、我々もやはり、後で出てきますが、議員としてでもそこら辺を考えて、お互いに苦しみを分け合って、助け合っていこうと、そういうふうな方向で進んだほうがいいと思います。

だから私は、この案には一応賛成いたします。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

討論はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) この条例案に反対の立場で討論いたします。

 先ほど本町職員の期末手当の額が、人事院勧告に従わなければいけないのかと質したところ、必ずしも従う必要はないとのことでした。

 それにも関わらず、先ほども言いましたが、この条例案の提案理由として、「人事院勧告に鑑み、職員の期末手当の額の改定を行う必要がある。」となっています。あまりよくない表現だったというお答えはあったんですが、初めから必要があると決めつけ、あまり考えずに事務的に従っているんではないかというふうに感じざるを得ません。町の条例の重さ、やっぱり理解が軽いんではないかというふうに思います。

 先ほども少し触れましたが、人事委員会の今年の勧告を見ると、やはり岩手県高知県、宮崎県、沖縄県の4県は、民間との格差が小さいので改定していません。このように地方の実情に合わせて地方自治体が独自に判断していいものだと思います。

 また、地方公務員法の第24条、これは給与、勤務時間、その他の勤務条件の根本基準ということで書かれているのを見ますと、「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならない。」とあって、確かに、国、或いは民間事業という言葉は入っていますが、あくまでも職員の生計費です。暮らしていくためのお金です。

更に、地方公務員法、これの第11条の中で、ごめんなさい、地方公務員にも適用される労働基準法の第11条ですが、その中でも、この労働基準法の法律でいう賃金とは、「賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。」とあり、あくまでも労働の対価であるべきです。このように、期末手当を下げるという、いわば職員の不利益になること自体、軽々しく行うべきではないと思います。

先ほど近藤議員のほうからもありましたが、元々、国家公務員には、かなり労働組合とかができないとかいう制限がある中で、そのために人事院というのが存在しています。

ですから、本来は、人事院が働く人の給与を下げるというのは本来おかしいと僕は思うんですが、この場ではあまり関係ない話ですが、そのように軽々しく行うべきものではないと思います。

一方、小値賀町の職員のラスパイラス指数、先ほど言いましたが、92.2と、かなり低いです。で、当然、国家公務員が100とされているわけで、元々それに届いていない地方自治体が、そのまま国家公務員に対する人事院勧告に従う必要もないのではないかと思います。

総務省が発表している去年の、地方公務員給与実態調査で開示されている一般行政職の年収を見ると、当町は全国の地方自治体1,788ありますが、下から67番目です。このレベルで、これ以上ほんとに下げる必要が一体あるのかと僕は思います。

更に、職員の定数ですが、今は少ない方向ということで、89人が現在職員として働いていらっしゃるんですが、ほんとに少ない人数で頑張ってます。先ほど町長はそれが当たり前だというふうにおっしゃいましたが、コロナ対策にしても、台風のときもそう、勤務時間以外の場所でも、それがいいかどうかは別にして、ほんとにみんな一生懸命頑張って、これはもう十分評価されていいもんだと思います。

ほんとに職員が不利益となるような、今回の改定をしてしまうと、仕事するのが当たり前だとおっしゃいますが、やはり頑張っている職員のモチベーションが下がって、それが町の活性化の足を引っ張ることに繋がりかねないと思います。

以上のような理由から、この条例案には反対いたします。

議員の皆さんも、この小値賀町の職員の状況を十分考慮した上で採決に望んでいただきたいと思います。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。

(「討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 34 分 ―

― 再開  午前  10 時 34 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

これから、議案第64号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議あり」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議がありますので、この表決は起立によって行います。

 議案第64号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案に賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立少数です。

 したがって、議案第64号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案は否決されました。

 

日程第3、議案第65号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第65号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案について、説明いたします。

今回の人事院勧告に伴い、一般の職員に加え、特別職の給与の引下げを合わせて行うこととしておりましたけども、今、否決されましたけども、特別職の職員の給与に関する法律が改正され、それに準拠し、町長、副町長及び教育長の支給月数と支給割合を改正するものでございます。

改正法第1条では、国の改定に準じ、期末手当の支給率を100分の165とし、年間の支給月数を3.40月分から3.35月分とするものでございます。

改正法2条では、6月と12月の支給割合を平準化するものでございます。

改正附則では、施行日を公布の日とし、第2条は、令和3年4月1日から施行することといたしております。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

討論はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) 反対の立場で討論いたします。

 先ほどの町職員の給与と同じように、小値賀町の特別職、特に町長の給与を見ますと、去年の実態調査では、全国、先ほども言いました、全国1,788の地方自治体の中で、下から82番目という低さです。本当に低い金額で頑張っていらっしゃると思います。

町長としては、頑張るのが当然だとおっしゃるかもしれませんが、やはり職員と同じように、一生懸命、このコロナにしても、台風にしても頑張ってきて、下げる必要は全くないと思います。

そういうことで、職員と同じように下げないということで、この条例案には反対いたします。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。

(「討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第65号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議あり」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議がありますので、この表決は起立によって行います。

 議案第65号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案に賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立少数です。

 したがって、議案第65号、町長、副町長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例案は否決されました。

 

日程第4、議案第66号、小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第66号、小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案について、提案理由を説明いたします。

人事院勧告に伴い、特別職の特別給の引下げを合わせて行うこととしており、それに準拠し、町長、副町長及び教育長と同様、支給月数と、支給割合を改正するものでございます。

改正法1条では、国の改定に準じ、期末手当の支給率を100分の165とし、年間の支給月数を3.40月分から3.35月分とするものでございます。

改正法2条では、6月と12月の支給割合を平準化するものでございます。

改正附則では、施行日を公布の日とし、第2条は、令和3年4月1日から施行することといたしております。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

討論はありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) この条例案につきましても反対の立場で討論いたします。

 議員の件で、やはり自分たちのことということで非常に心苦しくはありますが、ほんとに今の議員報酬で、議員活動、政務活動をやっていくのはほんとにしんどい状態です。政務活動費もありません。本当に期末手当でなんとかやっていける、そういう状況です。

 これ以上下がると、ほんとに議員活動、政務活動に支障をきたしかねません。議員報酬、あるいは期末手当というのは民主主義に必要なコストだと僕は思います。

 現実に、議員報酬と期末手当合わせて年収300万円いきません。社会保険は付いていません。いつも言いますが、沖縄を除く九州の各県の中で小値賀町は一番低い議員報酬です。この年収、300万円に届かないような年収では、やはり将来のことを担う、次の議員とかですね、若者が議員になろうという人がやはりなかなか出てこないんではないかと、むしろ上げるべきであるのに、いくらコロナとかいろんな状況を考えたとしても、今下げるというのはほんとによくないこと、民主主義のコストとしては、やはり確保する必要があると思います。

 以上の理由から反対いたします。

 以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論はありませんか。

(「討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第66号、小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議あり」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議がありますので、この表決は起立によって行います。

 議案第66号、小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案に賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立多数です。

 したがって、議案第66号、小値賀町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案は可決されました。

 以上で、本11月会議に附議された案件の審議は全部終了いたしました。

 これにて、令和2年小値賀町議会11月会議を終了いたします。

 

― 午前  10 時 44 分  散会 ―

 

令和2年小値賀町議会10月会議 

令和2年小値賀町議会10月会議 

 

 

 

1、出 席 議 員      8 名

 

 

               1番     近藤隆二郎

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      な し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

         町長     西村久之

副町長     近藤 進          

教育長     吉元勝信

会計管理者     植村敏彦

総務課長     谷元芳久

住民課長     橋本博明

福祉事務所長      前田達也

産業振興課長     中村慶幸

産業振興課理事     松崎久幸

 農業委員会事務局長     北村 仁

建設課長     橋本 満

建設課理事     前田隆利

診療所事務長     牧尾 豊

教育次長     永田敬三       

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

          議会事務局書記     松永清美           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会10月会議

令和2年10月28日(水曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 宮﨑良保議員 ・ 黒﨑政美議員 )

 

第 2  議案第63号 令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)

 

午前10時00分 開 議

議長(横山弘藏) ただいまから令和2年小値賀町議会10月会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 なお、本10月会議の会議期間は本日のみとなっておりますので、皆様には、円滑な議会運営に、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、3番・宮﨑良保議員、4番・黒﨑政美議員を指名します。

 

日程第2、議案第63号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) おはようございます。

 議案第63号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)について説明いたします。

 今回の補正予算は、先月相次いで本町を通過しました、台風9号及び10号の災害復旧に係る予算措置が主なものでございます。

歳入では、被災復旧対策支援事業県補助金計上及び財源確保のため財政調整基金と振興基金を繰入れしております。

歳出では、台風被害関係で、第1次産業に対する被災復旧対策支援事業補助金、町指定有形文化財修繕工事補助金、公共施設等の修繕料及び補助金を計上、教育関係では、文化的景観保護推進審議会の提言等による若者向け短期滞在施設整備事業費の増額が主なものとなっております。

予算書1ページ、第1条のとおり、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ 6,695万円を追加し、補正後の予算総額を 41億3,699万9,000円とするものでございます。

以上、補正予算の概要を説明いたしましたが、内容の詳細につきましては、担当課長より説明させますので、よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書6ページから、歳入から説明いたします。

14款2項4目・農林水産業費県補助金705万円の増額は、畜産及び園芸に係る、台風9号・10号、被災復旧対策支援事業費補助金が主なもので、補正後の県補助金の額を2億5,727万7,000円としております。

17款1項1目・財政調整基金繰入金4,130万円、同じく2目・振興基金繰入金1,860万円を増額し、補正後の基金繰入金の額を2億6,512万4,000円としております。

7ページ、歳出では、2款1項1目・一般管理費400万円の増額は、イントラネット関係の修繕料で、同じく5目・財産管理費60万円増額し、総務管理費の補正後の額を9億6,884万9,000円としております。

5款1項3目・農業振興費239万5,000円増額、同じく4目・畜産業費の1,700万円の増額は、園芸及び畜産農家への台風9号・10号被災復旧対策支援事業費補助金が主なものです。同じく5目・農地費130万円の増額は、堆肥製造施設の修繕に係るもので、補正後の農業費の額を2億2,997万円としております。同じく3項2目・水産業振興費440万円の増額は、養殖施設への台風9号・10号被災復旧対策支援事業費補助金、同じく4目・漁港管理費230万円の増額は、漁港施設の修繕料で、補正後の水産業費の額を3億861万2,000円としております。

6款1項3目・観光費177万円の増額は、園地草刈り清掃用車両購入費が主なもので、補正後の商工費の額を1億7,868万8,000円としております。

7款2項2目・道路維持費150万円の増額は、台風被害による道路施設修繕料で、補正後の道路橋梁費を1億3,188万8,000円としております。同じく3項1目・住宅管理費300万円の増額は、宮崎町定住促進住宅屋上防水工事で、補正後の住宅費の額を900万8,000円としております。

8款1項2目・消防施設費620万円の増額は、防災無線の修繕料で、補正後の消防費の額を1億1,588万8,000円としております。

9款1項2目・事務局費1,860万円の増額は、若者向け短期滞在施設整備事業関係工事によるもので、補正後の教育総務費の額を2億6,126万7,000円としております。同じく7項1目・社会教育総務費を53万5,000円増額。同じく3目・総合センター費を95万円増額。同じく文化財保護調査費240万円の増額は、長寿寺境内にある、町指定有形文化財大応庵台風被害修繕工事補助金で、補正後の社会教育費の額を8,281万3,000円としております。

以上で補正予算の説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

第1表『歳入歳出予算補正』について、歳入から順番に款を追ってご質疑願います。

第14款・県支出金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第17款・繰入金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 歳出に移ります。

 第2款・総務費                   今田議員

7番(今田光弘) 先ほど、この修繕料はイントラネットの修繕料というふうにお話されたと思うんですが、その内容についてもう少し詳しくお聞かせください。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 このイントラネット修繕料につきましては、小浜町高校住宅からし尿処理場、焼却場のほうに伸びてます光ファイバーですね、平成14年に設置されておりますけども、このイントラネットの線がですね、台風によって断絶しておりますので、その修繕とですね、野崎島のほうに、これは唐見崎の水道施設から無線で、野崎ダムのですね、管理棟がダムの脇にあるんですけど、そこのほうに受信ボックスがあるんですけども、そこの受信ボックスのほうがですね、台風で故障しておりますので、その分合わせてですね、400万計上させていただいております。

議長(横山弘藏) 総務費、ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第5款・農林水産業費                  浦議

6番(浦 英明) 水産業費のですね、この440万についてお尋をねしますけども、先ほどの説明では、養殖施設というふうに言われましたんですけども、どういった内容でしょうか。お尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 お尋ねの件ですけれども、前方湾で養殖業を営んでおります法人一社のですね、生け簀が計9基破損をしております。それに対する支援の予算でございます。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 今言われた内容については、もう少し後で聞こうかとは思うんですけども、それと桟橋ですね、あそこを一応利用しておるんですけども、あの桟橋が壊れて、四苦八苦して修理なんかしているわけなんですけども、そういった分については、これ充当はできないんですかね。お尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 先ほど申し上げましたとおり、今回、台風9号、10号によって被災をされました養殖業者1法人の、直接の生け簀ですね、施設に関する支援となっております。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) それはそれで一応わかりましたんですけど、その詳しい内容をまた後で聞こうかということを言ったんで、それをまた説明したと思うんですけど…。

それではなくて別件ですね、業者が使っている桟橋ですね、船を出したり、着けたり、あるいはその近くで餌を積んだりする、そういった桟橋がですね、台風によって壊れたのかどうか知りませんけども、壊れたんでしょう、それで、竹を入れたりとか、倒木みたいなやつを持って来て入れて作ったりとか、そういうふうな修理をしているんですけども、そういった修理にはこういった費用は充当できないのかというふうな質問です。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) 繰り返しになって恐縮なんですけれども、今回の440万の予算に関しましては、生け簀の災害復旧に対する予算でございます。

議員おっしゃる港の桟橋の補修に関しましては、また状況把握をさせていただいてですね、改めて考えさせていただきたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 農業振興費で伺いたいと思います。

 農業振興費の園芸施設だと思うんですけども、台風9号、10号の関連で、対策支援で277万5,000円等々がありますけども、だいたい何棟で、何戸でという具体的な説明を伺います。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 被害を受けられた方は3名でございます。今回の予算に係るものとしてですけれども、いずれもミニトマト農家でございます。

 ハウスの数ですけれども、連棟ということで聞いておりますので、すいません、詳細な連棟数に関しましては、後でお答えさせていただきたいと思います。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 同じく畜産費なんですけども、これも台風9号、10号で支援するということで、畜産の牛舎のほうがかなりやられたところもあると認識をしておりますけれども、これについての具体的な内容説明をお願いします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 被災された方の実人数が13人プラス2法人、JAのリース牛舎と担い手公社の牛舎になりますけれども、計15者ということになります。

施設に関しましては、計26施設、失礼しました、26施設です。

 被害の状況に関しましては、総額で約2,700万円となっておりまして、JAのリース牛舎が一番大きいんですけど、それで約半額、1,400万ほどの被害となっております。

あと畜舎、堆肥舎、それからボイラー等の付帯施設、それから倉庫等で、先ほど言いましたように26施設になります。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) だいたいわかりましたけども、総額2,700万の損害のうちにだいたい何割ぐらいを補助するという仮定で考えたらいいんでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 これ歳入でも予算上がっておりましたけれども、先の県議会で農業に関しまして、9号、10号の被災復旧対策支援事業ということで予算が付いております。

 県の補助スキームが、共済に加入されている方に関しては100分の30、それから非加入の方に関しましては100分の15というところで、町のほうで100分の35を、いずれもですね、支援をしたいと思っておりますので、100分の65と、100分の50という補助率になります。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) もうちょっと初歩的な質問で申し訳ないんですが、この台風による被災対策支援事業というのは、例えば、先ほどの養殖業者さんとかですね、基本的に個人、まあ法人ですが、いわゆる民間ですね、それについてどこまで補助をするのかという基準のようなものはあるんでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 今回の予算に関しましては、先ほども言いましたように、県の補助スキームがございまして、農業においてはですね、共済の加入者と非加入者で補助率が分かれている、水産においてはですね、共済の加入施設は逆に支援対象外というふうになってて、県のほうでも農業と水産業への支援のあり方について対応が分かれているところなんですけれども、町といたしましては、「産業振興関係補助金交付要綱」というものがございますけれども、そこの中の、例えば農業であれば、農業経営改善事業補助金というところで、補助率が、補助事業の場合は2分の1以内というふうになっておりまして、但し書きで、町長が予算の範囲内で認める場合はこの限りではありませんというふうに但し書きがあるんですけれども、基本的にはそういった要綱に照らしてですね、判断をさせていただきました。

実際、明確にですね、これに当てはまるかと言うと、そうではありませんので、コロナの対策の第一弾、第二弾で実施要領等を定めさせていただきましたけれども、そういった対応を執りたいと思っております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) そうすると、今回の2つの台風の被害に対する支援というのは、これで終わりということでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 非常に難しいご質問ですけれども、現場といたしましては、今後ですね、やはり共済の加入、議員おっしゃるとおり、個人の施設、民間の施設に関しては、原則ご自分でですね、リスクヘッジをとってもらうというのが基本かと思いますので、共済加入を推進しながらですね、加入率を上げていきたいと思っておりますけれども、これで終わりかということに関しましては、これで終わりにしたいとは思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第6款・商工費                  今田議員

7番(今田光弘) 観光費の園地の草刈り清掃用の車両の購入ということですが、これ既にもうあると思うんですが、もう1台補正した理由をお聞かせください。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 現在ですね、令和2年度におきまして、園地管理におきまして、建設課のダンプ2台をお借りしまして作業を行っていたところなんですけれども、今回10月からですね、建設課のほうで町道管理作業のほうが始まっておりまして、これに伴ってトラックの活用が少なくなりまして、難しくなったために、今回の購入に至ったという経緯でございます。

議長(横山弘藏) 商工費、ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第7款・土木費        今田議員

7番(今田光弘) すいません、なんか一人で質問しちゃいまして。

 宮崎町の定住促進住宅ですが、これは元々、その定住促進住宅造るときの費用というのは、いくらぐらいかかったんでしょうか。

議長(横山弘藏) 建設課長

建設課長(橋本 満) お答えいたします。

 宮崎町の定住促進住宅ですけども、元々は高校の教員住宅だったものです。それを町が譲り受けまして、改修しまして、現在定住促進住宅ということで活用しております。

 購入につきましては、無償譲渡だったと思います。その後、交付金を活用して改修しておりますが、手元にですね、今金額のほうが、資料がございませんので、後でまた答えさせていただきたいと思います。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) その数字があって初めてできる話なんですが、ちょっとですね、元々、ごめんなさい、改修して何年になりますか。

議長(横山弘藏) 建設課長

建設課長(橋本 満) お答えいたします。

 ただいま手元に詳細な資料がございませんが、約10年は経過していると思います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 21 分 ―

― 再開  午前  10 時 21 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 ほかにありませんか。                  今田議員

7番(今田光弘) 現在、この宮崎町の定住促進住宅は、人は住んでいるんでしょうか。

議長(横山弘藏) 建設課長

建設課長(橋本 満) お答えいたします。

 4戸ありまして、4戸埋まっております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) これも先だっての台風の影響で雨漏りがしたということなんでしょうか。

議長(横山弘藏) 建設課長

建設課長(橋本 満) お答えいたします。

 議員おっしゃるとおり、台風9号、10号の被害によりまして、屋上のシート防水がめくれまして、雨漏りが始まっております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) これは4戸ともですか。

議長(横山弘藏) 建設課長

建設課長(橋本 満) お答えいたします。

 2戸で1棟になっております。それが2棟あります。その2棟分、屋上のシートがめくれております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) 自分で確認、はっきりしているわけではないんですが、定住促進住宅がほかにもあって、ほかの定住促進住宅でもかなり雨漏りがあったというふうに聞いております。その辺は把握されてますか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 建設課のほうでですね、宮崎町の定住促進住宅については建設課のほうで管理しておりますけども、そのほかの定住促進住宅、個人の家を改修して行っている分については、総務課のほうで対応しておりますけども、今回、補正で上げさせていただいているんですけども、今回の補正では4棟上げさせていただいてるんですけども、そのほかの分については、どうにか前回の当初予算から組んでる修繕料で賄われておりますので、今回4棟分をですね、追加で補正させていただいておりますけども、全戸一応確認はさせていただいてるんですけども、なんせ職人不足で、シート等を被せたりとか、そういった応急処置はさせていただいております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) ちょっとこの補正予算から外れるのかもしれませんが、修繕して改修して、新しく定住者向けに造るという段階で、どうも予算ありきでなんか整備の水準が下がってるような雰囲気をちょっと感じるんで、やっぱり元々防げたもんではないかなという気もするんですよ。

そういう意味では、整備する段階で、しっかり、特に屋根関係ですね、それはこれから考えていかなきゃいけないんではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

議員おっしゃるとおりですね、今現在使われている定住促進住宅についてはですね、屋根のほうがですね、ほぼ、ほとんどの屋根が泥屋根でして、これを一から改修してやるということになりますと、何百万、1棟当たり何百万の屋根替えの修理、改修とかなんかが必要になります。

それを防ぐために、ある程度、危ない箇所にはモルタルとか、そういったものを盛ってですね、雨漏りがしないようにとか、剥がれないような形は執ってきてはおったんですけども、今回ちょっと想定外でですね、2つの台風が通過したということで、予想よりも被害がですね、多くなったというのはもう心得ておりますんで、今後そういった、軽微でも剥がれないような対策が可能であるかどうかもちょっと確認しながら協議していきたいと思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏)第8款・消防費    浦議

6番(浦 英明) 無線の修理というふうに言われましたけども、場所とその内容ですね、それと件数ですかね、お尋ねをします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 この修繕の内容については、防災無線には停電してもですね、バッテリーが内蔵されておりまして、蓄電池ですね、が内蔵されておりまして、その蓄電池がですね、耐用年数をそろそろ超えようとしててですね、一部で無線が聞こえないところが、実際通ってないところが出ておりまして、それが4カ所あります。

その4カ所をまず、4カ所のバッテリーの交換を早急にいたしまして、あと残り全島をですね、全島で32カ所あるんですけども、そのバッテリーを新品に替えようということで、その分の修繕料を今回上げさせていただいております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第9款・教育費                   今田議員

7番(今田光弘) この件に関しましては、先だって全員協議会で説明がありましたが、改めてこの場でお伺いいたします。

 当初予算のおよそ3割が増額ということで、増額しなければ、補正しなければいけなくなった理由をご説明願います。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 増額に至った主な要因でございますけれども、建築面積が当初165.52平米でございました。今回実施設計を行いましたところ、254.32平米というふうなことで、建築面積の増加が大きな要因であります。

 面積の増加に至った要因についての理由としましては、交流スペースと学習スペースの確保を作業部会でですね、委員さん方のご意見を聴くなかで、スペースを個別に取ったという部分と、浴室及びトイレ等をですね、増設したということで、施設の充実を図ったという部分で増額要因となっております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 実施設計に当たっては、当初予算の枠というのは必ず頭に置いているはずで、その中でいかに上手く設計するかということになると思うんですが、トイレとか浴室とかは、当初からマックスで12名が寮に入寮できるということで、交流スペースについても最低限の交流スペースというのは当然考えていて、その中での当初予算だったんですが、今回それが本当に大きく面積が変わったというのは、他に理由があるんではないかと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 大きな理由としましては、面積が増えたという部分でございますが、議員ご指摘のとおり、その他の要因としましてですね、作業部会で度々協議を行っていただくなかで、周りとの景観ですね、外観についても小値賀らしいものにということで、配慮しながら作業を、委員さん方と重ねてまいりました。

で、ある程度固まった段階で、文化的景観保護審議会という組織がございます。そこに景観のですね、諮問を行いました。その諮問の段階で、委員さんから、小値賀らしい景観について、その外観の部分ですけれども、指摘事項がございまして、その部分を持ち帰りまして、再度事務局のほうで協議、検討をするなかで、設計変更をせざるを得ないというような状況になりまして、このような増額要因の一つの要因にもなりました。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 全協でもそういうようなお話だったんですが、結局、保護審議会のほうから指摘されて、当初、ガルバニウムを使っていたんですが、黒とか銀黒の日本瓦、粘土瓦を使うのが基本ということで、そういう指摘を受けたんで、ガルバニウムを瓦に替えたところ、屋根勾配がきつくなって、その分、屋根面積が増える、同時に床面積も増えるということで、それが補正予算に繋がるということは、審議会の指摘によって結局補正に至ったということでよろしいんでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 審議会の意見を尊重はしましたけども、最終的には町長と話をしまして、小値賀として景観を考慮した形の、今回のふるさと留学生の寮という形でですね、実施するということで、最終的には町の方針として決定をさせていただきました。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 一般質問ではないんで自分の意見が言えないんですが、ここの区域の形態や、区域にある建築物の形態や意匠に関しては、当然制限はあるものの、あくまでも原則論ですよね。

実際に原則から外れる場合もあると思うんですが、そのときにはやっぱり現地を見て、周囲の状況と馴染んでるかどうかという判断が非常に大切になると思うんですが、実際にこの場合に、今回のケースで、審議会、8月の20日ですかね、行われたというのは現地を見ているんでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 8月20日の審議会につきましては、コロナ禍の状況でございましたので、審査の委員長が佐世保市の方なので、事務局が佐世保市に出向きまして、佐世保市の会場をお借りしてオンライン会議、委員さんが東京と福岡、そして長崎、そして佐世保という、全国各地にいらっしゃいましたので、委員長がいらっしゃる佐世保のほうで会場をお借りしてオンライン会議を実施したということでございます。

 また、事前にですね、審議会の委員長であります方に小値賀のほうに来ていただいて現地の確認はしていただきました。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 本来はできれば、結果論になりますが、他の委員さんにも、例えば写真、パースと言いますか、実際お隣両側に建物、裏にも建物があるんですが、前面に道路があるというなかで、あのような屋根勾配、屋根が広い建物ができたときに、周辺と馴染むのかどうかというチェックは本来しておくべきだった、それによって、今の審議会がこだわった瓦、日本瓦というのはもうちょっと違ったのかなという気はしますが、これについてはもう済んでしまったことなんで仕方がありません。

 ただ、一つ気になったのが、町の景観計画、これ中身見ますと、住民、事業者、行政の共働による、共に働くですね、「共働による地域固有の特性を生かした良好な景観形成を総合的かつ計画的に推進することを目的として」掲げています。共働という意味では、本当に共働になってるのかどうか、ちょっとなんか一方的ではないかなという気が非常にするんですが、そこが気になるところです。

 そしてもう一つ、この新しい、今回この補正した絵というかですね、今計画されている実施設計の絵を、もう一度審議会に諮るんでしょうか。それとももう審議会には諮らないのでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 まず共働の部分に関してなんですけれども、今回、予算の承認をいただけましたら、計画通り、瓦と杉の外壁で実施したいというふうに考えております。  そうすることで、例えば在地区の地域の方々がふるさと留学生の寮に気軽に足を運んでいただくようなことを考えておりますし、近くにですね、周りに植栽をする計画も考えております。

そういうことで、地域の方々と留学生が小値賀の場所を通じてふれあうというのもこの事業の目的の一つでありますので、景観というものは小値賀の暮らし、先人たちが知恵と工夫で積み重ねたものが小値賀の景観になっているというふうに理解しておりますので、その建物が建つことがスタートで、またその時を重ねることで、小値賀の在地区の景観に合った形のものに創り上げていくというんですかね、修景していく、合わせていくというようなことも指導していきたいというふうに考えております。

 失礼しました、審議会を開くのかという部分ですけれども、委員長と副委員長には一応メールを通じまして、今回の、こういう形になりますというのは、事前にお見せをしたところ、承諾と言いますか、「大丈夫です。」いうような返事はいただいておりますので、次回開く際には一応報告という形をとりたいというふうに考えております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           町長

町長(西村久之) 今の件ですけども、当初予算を組むのがですね、ご存知のとおり、11月、12月の段階で予算要求しますけど、そのときにですね、本来は今のような審議会を開いとって、こんな建物を造ったほうがいいよというようなことで、最初の予算をほんとは組まんばいかんだったんですけども、その点がだいたいアバウトじゃなかったのかなというふうに私は考えております。

で、その後にいろいろな意見が出てきて、だんだんだんだん予算が膨れ上がるというふうなことになりますので、最初の予算を組むときにですね、もう少し慎重に考えて、景観条例もあることだし、それぞれ皆さん方の意見を聴いてですね、ある程度の設計を皆さんで作ってもらって、それによって当初予算を組んだほうがよかったというふうなことで今反省しております。

 こういうふうにいろいろなことがあってですね、予算が増えるのは大変心外ですけども、今後はですね、予算要求するときにですね、国庫補助金が絡むもんですから、先に出さんばいかんというのがあって、担当課のほうではですね、アバウト的に、こんな建物でいいんじゃないのということで予算要求してると思うんですね。

それで今回、予算が増えておりますけども、今後はこんなことがないようにですね、注意していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           近藤議員

1番(近藤隆二郎) 今の点に関して、一つお聞きしたいんですが、この寮なんですけれども、景観重要建造物として指定するんでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 重要文化的景観のエリア内に入っておりますけれども、現段階では建物自体を構成要素という形での位置づけではございません。

その点については、今後検討してまいりたいと思います。

議長(横山弘藏) 近藤議員

1番(近藤隆二郎) 景観のね、計画の中に、景観重要建造物の指定の方針というのもあるんですね。

今のようにこのように景観が大事ということで予算も変えるぐらいである新しい建物、先ほど次長が言ったように、周りの周囲に影響を与えるというんであれば、指定すべきではないでしょうか。

 一般質問ではないので意見が言えないということであれば、指定しない理由を教えてください。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) この場ではっきりしたお答えはできないんですけども、前向きにですね、検討させていただきたいと思いますし、文化的景観というのは小値賀の宝物というようなことを審査会の委員さんも言っておりましたので、その辺は前向きに検討をさせていただきたいと思っております。

議長(横山弘藏) 近藤議員

1番(近藤隆二郎) あと一点だけ、今田議員さんがおっしゃった共働の概念を非常に取り違えていると思います。

 先ほどの回答では、できた建物がやがて周りの景観、住民に影響を及ぼすということでしたが、質問の意図は、こういう建物を建てる前に、住民の方々と一緒に相談をして、理解をして、共有しながら造るんではないんですかという意味だったと思います。

 今の回答ですと、できた後にこの建物が影響を及ぼすという回答ですから、であれば当然指定すべきだし、むしろ大事なことはあの地区にとってどういう建物が景観としていいのかということを皆さんで共有して理解していくというプロセスだと思うんですね。

その辺がちょっと間違っていたと思うので、ぜひこの建物というハードはですね、一度できたらそれが固定されていきますし、今のように景観審議会を通った建物ということであれば、お手本となるべき建物になってしまうわけです。逆に言うと…。

その意味では根拠をしっかりしていかないと、本当にそれがよい景観かというのが問われますので、その辺をもう一度答弁お願いいたします。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 すいません。今田議員さんの質問に対して的確な答弁でなかったということで、大変失礼いたしました。

 近藤議員のおっしゃるように、地域の方々と、建てる前にそういう情報の共有というか思いを共有すべきではなかったかという部分でございますので、ただ作業部会の委員さんの中に笛吹在地区の方もですね、入っていただいております。

これは地域コーディネーターという立場で入っていただいているんですけども、そういう部分で、地域の方のご意見もですね、設計の段階でご意見としては賜っておりますし、現段階としても、笛吹在・丘町のエリアになりますけども、地域の方も、ぜひ子どもたちを自分たちの地区に入れて、いろんな行事に参加させて、一緒に小値賀のよさを、小値賀の教育を、小値賀の暮らしを学んでいただきたいというような声を聴いておりますので、議員の意見を参考にさせていただきまして、今後の寮運営に役立てていきたいと思います。

議長(横山弘藏) 教育長から一言ありませんか。       教育長

教育長(吉元勝信) 今田議員さん、近藤議員さんからのご指摘についてはですね、やはり我々も計画する段階でもう少し慎重に考えるべきだったというふうに反省をしております。

町が率先して手本を見せるというような部分においてもですね、もう少し考えが不足していたのかなあというふうに反省しております。

 今後は、審議委員会の先生方ともですね、いろんな形でお話をさせていただきながら、よりよい景観、そういったものを目指しながら進めていきたいというふうに思っております。以上です。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 7項5目ですね、一番最後になりますけども、文化財保護調査費の中の補助金ということで、18節ですね、長寿寺にある大応庵の修理ということで、ここに150万上がっておりますけども、項目では保護調査費となっておりますけれども、節では工事補助金ということで、工事なのか調査なのかちょっとはっきりわかりませんので、その辺を伺いたいと思います。

 更に、今回の町の文化財で被害を受けたのは、長寿寺の大応庵だけではなくて、沖ノ神嶋神社の鳥居も若干被害を受けたと思うんですけど、その辺の対応についてはどうなってるんでしょうか伺います。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 まず、文化財保護調査費の18節、補助金の内容につきましては、今回の9号、10号の台風で、議員おっしゃるとおり、長寿寺の大応庵の屋根がですね、被害を受けておりまして、その部分を現状復旧するという修繕でございまして、あくまで長寿寺所有でございますので、町の教育の補助要綱に基づきまして、2分の1以内の補助ということで、150万円を予算要求させていただいております。

 また、沖ノ神嶋神社のほうですね、議員おっしゃるとおり、沖ノ神嶋の下の鳥居のほうもですね、今回の台風で被害を受けておりまして、現在、見積り依頼をしております。

特に現状復旧もですね、専門の方の意見を聞きながらやっていくというのがありますもんですから、一応現場のほうを委員さん方に見ていただいた後に、どういう工法でやるかというのも含めてですね、今調整中でございます。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           教育次長

教育次長(永田敬三) 失礼いたしました。

 ちょっと答弁漏れがありましたので、お答えさせていただきます。

 5目の文化財保護調査費という名称ですね、文化財の保護という部分と調査費という部分、一緒になってるもんですから、文化財保護調査費という形で予算名は付けさせていただいております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) 同じくですね、筒井浦の公民館の改修工事の補助金が出ているんですが、台風被害にあったのは筒井浦の公民館以外もあると思うんですが、今回、筒井浦だけということは、その説明をお願いします。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 議員おっしゃるように、筒井浦地区だけではございませんで、実際に浜津地区の住民センターのほうも被害を受けております。

 先日、地区会長さんのほうからお話がありまして、屋根の部分の防水シートがですね、どうも破損しているということで状況お聞きしましたので、応急処置で対応できる部分については対応するということと、現在、業者のほうに見積りをですね、依頼しておりますので、その部分については今回の予算要求はいたしておりません。

以上でございます。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) いろいろな台風の被害、これからも毎年のように発生することが考えられると思うんですが、住民センター、あるいは公民館というのが、もうかなり年数が経てまして、傷みが進んでいるというなかで、どの程度まで改修して、あるいはもう新しくするとかですね、そういう考えもあると思うんで、今回補正予算なんであんまり関係ないのかもしれませんが、その辺をちゃんと長いスパンで考えた中で、今回は例えば補正しよう、あるいは浜津の住民センターでいけば、かなりの金額かかるんで、地区の人たちからすると、「もうこれは建て替えたほうが安いよ。」っていう意見もあるんですよね、実際…。

 その辺について、ほんとに目先だけじゃなくて、長いスパンの中でどういうふうに考えているかをお答えください。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 議員おっしゃるように、各地区の公民館につきましても、かなりの年数が経過しているのは把握しておるところでございます。

 現在、そういう住民センター等につきまして、町のほうで老朽化調査を実施いたしておるところでございます。

その結果に基づきまして、計画的にですね、維持、補修、または新たに建設するものかにつきましては、今後ですね、検討したいというふうに思っております。

 国土強靭化計画も現在策定中ということを聞いておりますので、その辺も含めてですね、一緒に検討をしていきたいと考えております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) もう恐らく3年ぐらい前から、「町のほうで老朽化調査をしてその結果に基づいて。」という言葉をよく聞いておるんですが、教育委員会関係だけではなくて、町全体の中で、老朽化がどのぐらい進んでいるのかが、僕ら町民として全然見えてこないんで、それをですね、ぜひ、これはもう町長のあれかもしれませんが、なるべくそういう情報は見ることができるように、例えば浜津の住民センターで言えば、もうほんとにやばいんだよ、なのか、まだ10年もつよ、とかですね、その辺が全然わからないので、みんな地元もたぶん混乱してると、そういうところがあると思いますんで、その辺についていかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 老朽化調査については、今、総務課のほうが担当課としてやっております。

 本年中に全施設の老朽化調査が終わって、その計画もですね、うちのほうで策定したいと思っておりますので、それ以降ですね、住民の方に、そういった、特に公民館、住民が利用するようなところについては、ここ数年でというような危険箇所についてはですね、早目に公表するべきではないかと思いますので、その辺は検討しながら、住民の方への公表も考えていきたいと思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。       近藤議員

1番(近藤隆二郎) 一番下の、今の長寿寺のところなんですけれども、沖ノ神嶋神社のこともありましたし、文化財として全体どれぐらいの被害があって、今後どれぐらいを想定してるのかということと、あと、この補助率ですね、これ10割なのかなんなのか、あと、文化財に関しての補助金はないんでしょうか。

 以上、3点お願いします。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 その他の文化財についてということで、現在、町内に52の文化財があるんですけれども、台風後、町の指定の物件については担当のほうで確認をさせていただいたんですけども、個人の所有のものについては、正直まだ詳細な被害状況を把握できていないのが現状でございます。なので、今後ですね、確認をしていきたいというふうに考えております。

 また、補助率につきましては、町指定の文化財につきましては、20万以上に値する修繕費につきまして2分の1以内という補助要綱上なっておりますので、その要綱に基づきまして、補助金を交付する予定としております。

 また、3点目につきましては、当然、国・県の指定の物件でありましたら、国・県に補助金の要求をするように手続きは考えたいと思っておりますが、今回は町指定の有形文化財でございますので、町のほうが2分の1以内で補助をするということで、予算をお願いしたところでございます。

議長(横山弘藏) 教育費、ほかにありませんか。       浦議

6番(浦 英明) 3目及び5目の需用費の修繕料ですけど、それぞれについて詳しい内容をお尋ねします。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 まず3目・総合センター費の修繕でございますが、台風9号の折に、教育委員会事務所の空調が故障いたしまして、空調機自体がもうかなり古い機種ということで、修繕が効かないという業者からの指摘もありましたので、今回、取り替えという形で予算をお願いしております。

 次の5目・文化財保護調査費の90万につきましては、旧野首教会の屋根、東側になるんですけども、その部分が台風で傷んでおりますし、中のほうも少し被害を受けております。その分の改修・修繕の費用でございます。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) ここだけじゃないんですけどですね、『修繕料』って書いておりますんで、内容を書いてもらえれば、どこどこだと…。

これは教育費に限ったことじゃないんですけども、そのほかのやつもですね。そうせんと、なんもかんも質問していかねいかんけん、一つずつですね。

 ほかの皆さんもそういうことで注意しておきたいと思います。

よろしくお願いします。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           総務課長

総務課長(谷元芳久) すみません。

 浦議員の修繕料の内訳についてですけども、先ほど言った、各費目でですね、一つで済む修繕料もありますし、道路であれば、カーブミラーが何カ所とか、いろんな細かいものを集めたもので、修繕料の中を書くっていうのが、なかなか全部を記載するというのが難しいものですから、こういった形で出させていただいております。

 今後、必要なものがあれば、大規模な分はどうにか書けるかもしれませんけど、小さいものが集まった修繕料についてはですね、同じような書き方になろうかと思いますので、今後検討させていただきたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           建設課長

建設課長(橋本 満) 先ほど、今田議員さんから質問された事項で答弁もれがあった事項について説明いたします。

 7款3項・住宅費、宮崎町定住促進住宅屋根防水工事についてですけど、まず、建物についてはですね、平成25年7月10日に110万2,500円で購入いたしております。

その後、土地につきまして、平成28年3月25日に県のほうから262万5,000円で購入しております。

 建物の建設年月日ですけども、昭和53年度建設ということで、町がその後、25年譲受けをいたしまして、25年度に399万9,000円で補修工事を行っております。

 以上です。

議長(横山弘藏) ほかに答弁もれありませんか。      産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) すいません。

 5款・農林水産業費におきまして、宮﨑議員からの質問を保留させていただいておりましたので、答弁いたします。

 ハウスの施設の規模でございますけれども、5連棟1,500平米がお二方、4連棟の1,470平米がお一方、以上です。

議長(横山弘藏) これから歳入歳出全般についてご質疑願います。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず原案に反対者の発言を許します。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に原案に賛成者の発言を許します。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 賛成討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第63号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)を採決します。

この表決は起立によって行います。

議案第63号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり決定することに、賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立全員です。

したがって、議案第63号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決されました。

 以上で、本10月会議に附議された案件の審議は全部終了いたしました。

 これにて令和2年小値賀町議会10月会議を終了いたします。

 

― 午前  11 時 03 分  散会 ―

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第9日目)

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第9日目)

 

 

 

1、出 席 議 員      7 名

 

               

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      1 名

 

                1番     近藤隆二郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

         町長     西村久之

副町長     近藤 進          

教育長     吉元勝信

会計管理者     植村敏彦

総務課長     谷元芳久

住民課長     橋本博明

福祉事務所長      前田達也

産業振興課長     中村慶幸

産業振興課理事     松崎久幸

 農業委員会事務局長     北村 仁

建設課長     橋本 満

建設課理事     前田隆利

診療所事務長     牧尾 豊

教育次長     永田敬三 

      

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

           議会事務局書記     森 知佳           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議

令和2年9月18日(金曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 今田光弘議員 ・ 松屋治郎議員 )

 

第 2  議案第58号 令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定について

 

第 3  議案第59号 令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)

 

第 4  議案第60号 令和2年度小値賀町国民健康保険事業

特別会計補正予算(第2号)

 

第 5  議案第61号 令和2年度小値賀町国民健康保険診療所

特別会計補正予算(第1号)

 

第 6  議案第62号 小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意について

 

 

午前10時00 開 議

議長(横山弘藏)これから本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、7番・今田光弘議員、2番・松屋治郎議員を指名します。

 

日程第2、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。

 議案第58号については、決算特別委員会に付託しておりましたので、決算特別委員会委員長に報告を求めます。       末永決算特別委員会委員長

決算特別委員会委員長(末永一朗) おはようございます。

 決算特別委員会審査報告。

 去る、9月14日の本会議において本委員会に付託された議案第58号について審査を行いましたので、その結果を会議規則第41条の規定により、報告します。

 ご承知のとおり、決算の認定は、地方自治法第96条に規定する議会の議決事件のうち、極めて重要な議決事項の一つとして定められています。

令和元年度各会計決算を、予算がいかに適切に執行されているか、監査委員の審査意見書、主要事業の成果報告書等と合わせて審査してきました。

決算特別委員会審査報告をご覧ください。

 1の、委員会を開いた年月日及び場所。2の、出席した委員の氏名。3の、欠席した委員の氏名。4の、出席した委員外議員の氏名。5の、職務のために出席した者。6の、説明のため出席した者につきましては、報告書に記載のとおりです。7、付託を受けた事件の件名。8、会議に付した事件の件名は、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定についてであります。

審議の経過及び結果を申し上げます。

 本委員会は、9月15日及び16日の2日間、会議を開き、各会計歳入歳出決算書、財産に関する調書、監査委員審査意見書及び主要施策の成果報告書等に基づき質疑をいたしました。質疑の主なものは報告書に記載のとおりです。

 慎重に審議した結果、本委員会は議案第58号について、賛成全員により、これを認定すべきものと決しました。

委員会に出た主な質疑、委員からの意見、執行部からの説明は報告書に記載のとおりです。

そのほか、今回の決算に対する主な意見として、繰越明許事業の歳入欠損となったことは、チェック機能が十分に働いていない結果と考える。

一般会計、特別会計ともに不用額が多く、特に需用費に多く見られる。補正での対応が可能なケースも少なくない。不用額に対する執行部の基本的な考え方を持つべきではないか。

公債費の長期債償還利子は、精算で年間支出額はわかるはずであり、不用額が139万円と多額になっていることは、次年度以降、注意していただきたい。

流用が3月に集中していることが気になるところであり、常に現状を把握し、適切な予算編成に心がけていただきたいなどの意見が出されました。

以上、2日間の決算特別委員会をふまえ、審査の経過と結果及び概要について述べましたが、委員からの要望や意見または指摘事項については、新年度の予算編成や行政執行に生かされるよう、努力されることを強く望みます。

なお、特別委員会冒頭に町長よりお詫びの言葉があり、また、監査委員からも指摘があっておりますが、繰越明許事業において歳入欠損が発生しております。今後このようなことがないよう、行政事務の遂行に当たっては、条例順守を基本とした上で、財政運営へのチェックの体制の再構築に努めていただくよう要望します。

最後に、本町においては、人口減少による少子高齢化や後継者不足、働き手不足がますます深刻化しており、今後も財政規模の縮小は避けられません。そのようななか、質の高い行政サービスを提供していくためには、限りある財源を有効活用し、事業の緊急性・重要性を十分考慮した行財政運営を、切に希望するところであります。

 以上で、決算特別委員会の委員長報告を終わります。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 05 分 ―

― 再開  午前  10 時 06 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 これで報告を終わります。

 お諮りします。

 本案については質疑を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、質疑を省略します。

これから、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定についての討論を行います。

まず原案に反対者の発言を許します。

反対討論ありませんか。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に原案に賛成者の発言を許します。           今田議員

7番(今田光弘) 令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論いたします。

一般会計では、歳入総額は繰越し分も含めて38億9,011万1,851円で、予算現額に対し92.86%、調定額に対しては99.84%の収入率で、前年度と比較して2.4ポイント改善された高い収入率になっています。

歳出総額は、繰越し分も含めて36億7,944万3,362円で、予算現額に対する執行率は87.83%、昨年度と比較して2.2ポイント改善されてはいるものの、不用額が1億円を超え、昨年度より増えてしまっている点については、改善の余地があるのではないかと思います。

特別会計の7会計の、歳入総額は16億6,630万2,558円で、予算現額に対して98.86%、調定額に対しては99.17%と、昨年度とほぼ同様の高い収入率を維持しています。

歳出総額は、翌年度繰越しの2,632万円も含めて、15億8,574万1,928円で、予算現額に対する執行率は93.86%と昨年より少し下がっています。不用額は7,746万円余り、もちろん経費削減の努力の結果もあるとは思いますが、特に予算編成時の積算内容の精査と、執行状況の日頃からの把握を、これからより一層努力していただきたいと思います。

また、先ほどの決算委員会の委員長報告でも、二度に渡って触れておりましたが、繰越明許事業における歳入欠損については大きなミスであり、今後同じようなミスがないよう、限られたマンパワーではありますが、チェック体制を整えることが重要だと思います。

全体的に見ると、人口減少と様々なインフラの更新、長寿命化などによる財政的な重みが今後増してくるなかで、特に来年度以降、新型コロナウイルス感染症による社会的、経済的影響から、財政規模の縮小が求められることは必至であり、これから来年度の予算編成に当たっては、より一層の注意を払っていただきたいと、一言申し添えて賛成討論といたします。

以上。

議長(横山弘藏) ほかに討論ありませんか。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定についてを採決します。

この表決は起立によって行います。

 この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。

 この決算は、委員長の報告のとおり、認定することに賛成の方はご起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立全員です。

したがって、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定については、認定することに決定しました。

 

日程第3、議案第59号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)を議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第59号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)について説明いたします。

今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策を継続的に実施していくため、国の地方創生臨時交付金の第2次交付分を活用し、5月会議で上程した第1弾の活性化策・感染拡大防止策に引き続き、第2弾の対策を予算化しております。

事業の内容といたしましては、コロナの影響が拡大し始めた4月から現在までの状況を加味し、第1次産業及び第3次産業への追加支援、今後、発生が予想される自然災害に備え、安全な避難所設置を行うため、新型コロナウイルス感染症予防対策に必要な備品等の購入及び安全な環境で就学できる小中学校の予防対策、コロナ禍におけるオンライン診療環境や感染患者等に対応した患者輸送車の整備が主なものでございます。

今後、国や県においては、新型コロナウイルス感染症対策に係る追加予算を計上予定との情報もありますので、動向を注視しながら、必要な対策を確実に実施する一方、当初予定されていた事業においては、関係各所と連携して年度内の事業完了に努めてまいります。

予算書1ページ、第1条のとおり、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億4,303万円を追加し、補正後の予算総額を40億7,004万9,000円とするものでございます。

第2表地方債補正は、城ノ越ため池補修事業70万円の追加、し尿処理場BOD計購入事業、小値賀町担い手公社運営費補助金、ICT教育推進事業、臨時財政対策債の4事業で、580万5,000円の増額による変更で、今年度末の起債残高見込額は16ページ調書のとおり、36億7,656万3,000円となります。

以上、補正予算の概要を説明いたしましたが、内容の詳細につきましては、担当課長より説明させますので、よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書7ページ、歳入から説明いたします。

1款1項1目・個人町民税は、所得割の増額が主なもので、360万9,000円を増額し、補正後の町民税の額を 6,330万円としております。同じく2項1目・固定資産税を290万円増額し、補正後の固定資産税の額を 7,294万7,000円としております。同じく3項1目・種別割を9万6,000円減額、2目・環境性能割を36万円減額し、補正後の軽自動車税の額を1,099万円としております。

8款1項1目・地方特例交付金 39万8,000円の増額は、交付額の確定によるもので、補正後の地方特例交付金の額を89万8,000円としております。

9款1項1目・地方交付税は、普通交付税の額の確定で、1億2,365万7,000円を増額し、補正後の地方交付税の額を 18億5,685万7,000円としております。内訳は、普通交付税 17億2,365万7,000円、特別交付税 1億3,320万円となります。

13款2項6目・教育費国庫補助金51万1,000円の増額は、学校再開支援事業によるもので、同じく7目・総務費国庫補助金 1億5,196万9,000円の増額は、国外転出者による、マイナンバーカード利用等に係る住民基本台帳システムの改修による701万8,000円と、新型コロナウイルス感染症対策に係る地方創生臨時交付金第2次交付分1億4,495万1,000円で、補正後の国庫補助金の額を6億9,630万円としております。

14款2項4目・農林水産業費県補助金47万8,000円を増額し、補正後の県補助金の額を、2億5,022万7,000円としております。

17款1項1目・財政調整基金繰入金2,760万円減額、同じく2目・振興基金繰入金 1億2,510万円の減額は、剰余金を基金へ繰り戻すもので、補正後の基金繰入金の額を 2億522万4,000円としております。

18款1項・繰越金を、608万7,000円増額し、補正後の繰越金の額を 8,489万1,000円としております。

20款1項・町債を、各目・各節のとおり、 650万5,000円増額し、補正後の町債の額を 3億6,620万5,000円としております。

21款1項1目・法人事業税交付金7万2,000円を増額し、補正後の法人事業税交付金の額を13万4,000円としております。

歳出について、10ページから申し上げます。

2款1項6目・企画費は、納島に配置する地域おこし協力隊の事業費内訳の組替えで、同じく15目・新型感染症対策費 1億5,100万円の増額は、第2弾の新型コロナウイルス感染症への活性化策及び感染症拡大防止対策事業によるもので、補正後の総務管理費の額を 9億6,424万9,000円としております。同じく3項1目・戸籍住民基本台帳費489万5,000円の増額と、同じく2目・住民基本台帳ネットワーク費 217万8,000円の増額は、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用に係るシステム改修によるもので、補正後の戸籍住民基本台帳費の額を 3,471万4,000円としております。

4款1項1目・保健衛生総務費 2,242万9,000円の減額は、国民健康保険診療所特別会計繰出金の減額が主なもので、同じく2目・予防費 11万7,000円増額、同じく3目・環境衛生費 86万5,000円増額、同じく4目・健康増進費43万8,000円を増額し、補正後の保健衛生費の額を 2億4,859万2,000円としております。

4款2項2目・し尿処理費は、財源組替えです。

5款1項3目・農業振興費81万円の増額は、新規就農支援事業補助金が主なものです。同じく4目・畜産業費は、財源組替え。同じく5目・農地費 180万円の増額は、城ノ越ため池排水路補修工事によるもので、補正後の農業費の額を 2億927万5,000円としております。同じく2項1目・林業振興費、同じく3項2目・水産業振興費、同じく3目・水産施設費は、財源組替えです。

6款1項3目・観光費も財源組替えです。

7款2項3目・道路新設改良費150万円の増額は、町道野崎本線無電柱化工事積算業務委託によるもので、補正後の道路橋梁費の額を1億3,038万8,000円としております。

9款2項1目・学校管理費65万2,000円の増額は、小中学校太陽光発電設備受電用計量器取替工事負担金が主なもので、同じく2目・教育振興費は、財源組替えで、補正後の小値賀小学校費の額を3,415万円としております。同じく 4項1目・学校管理費を14万円増額。同じく2目・教育振興費 103万円の増額は、学校支援員会計年度任用職員の人件費で、補正後の小値賀中学校費の額を 3,569万4,000円としております。同じく7項2目・公民館費を9,000円増額、同じく4目・歴史民俗資料館費を2万5,000円増額。同じく5目・文化財保護調査費及び7目・世界文化遺産保存活用推進事業費は、財源組替えで、補正後の社会教育費の額を 7,892万8,000円としております。

以上で、説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

第1表『歳入歳出予算補正』について、歳入から順番に款を追ってご質疑願います。

第1款・町税                   浦議

6番(浦 英明) 町税に関してはですね、令和元年度よりもですね、約954万ほどの増というふうになっているんですけども、これは5号までですから、後でいろいろ増減があるとは思いますけども、今現在でいえば、今言ったように954万円の増であるわけです。

それで、このコロナ禍でですね、軒並み各自治体が減額と言いますか、減っているなかでですね、町税が…。

増えているのはどうした要因でしょうか、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 今年度の町民税のもとになっておりますのは、昨年の所得でありますので、今年のですね、コロナの影響が出るのは、来年の、すいません、今年の所得をもとにした来年の町民税ではないかと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

 町税、ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第8款・地方特例交付金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第9款・地方交付税           浦議

6番(浦 英明) 地方交付税におきましてはですね、これも元年度と比較しますと、今現在5号補正まではですね、4,561万3,000円と、ちょっと少ないわけなんですけども、この後12月あるいは3月に特別交付税が増額されると、こういうふうに思っているわけなんですけども、そこ辺りの見込みはどうなんでしょうか、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員がおっしゃられてる特別交付税の今後の見込みですけども、9月にですね、特殊事情調査ということで、うちのほうから調査を出しておりますけども、昨年度と同じような事業量が発生すると考えておりますので、ほぼ昨年と同等か、少し下回るような形で、私どもは収入が入ってくるものと見込んでおります。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 確認の意味でお尋ねしますけども、そしたらこれで確定ではないということですかね。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 特別交付税はですね、県に割り振られた交付金をですね、各市町村の事情によってですね、それを振り分けるような形になっておりますので、昨年度と同等額がくるとか、そういうことはもう確定はしておりません。

3月までですね、はっきりした数字が確定しませんので、毎年度、皆さんにご迷惑かけておりますけども、補正等で対応させていただいておりますので、今回もですね、もしかしたらそういう形になろうかと思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第13款・国庫支出金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第14款・県支出金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第17款・繰入金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第18款・繰越金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第20款・町債

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第21款・法人事業税交付金         浦議

6番(浦 英明) この法人事業税交付金につきましては、年に3回、8月と12月と3月ぐらいに交付されると思うんですけども、この分は今回9月に上げたということは、8月分を、3月から7月分までというふうなことなんですけども、今回上げた内容について、理由についてお尋ねをします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

一応、先ほど議員がおっしゃるとおり、年3回の交付になるんですけども、当初予算を組んでた額よりも、今度、実際現時点で入ってる数字がですね、それに見合った数字じゃなかったもんですから、それについて増額をさせていただいたということになります。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 歳出に移ります。

 第2款・総務費                   浦議

6番(浦 英明) 企画費のですね、12節の委託料で、地域おこし協力隊納島担当の事業委託料、これが240万減額されております。

ということは、これ2名体制だったのが1名体制になったということであろうと思うんですけど、この内容について詳しい説明をお願いします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員がおっしゃる1名減ではなくてですね、元々4月から2名体制で考えておりましたけども、今のコロナの影響でですね、ちょっとこちらのほうに来れなかったということで、半年分の人件費を削減させてもらって、10月から6カ月、10月から2名納島に入るようになっておりますので、その6カ月分を240万残して計上させていただいております。

議長(横山弘藏) 総務費、ほかにありませんか。      今田議員

7番(今田光弘) 総務費の総務管理費の中で、11ページ、先ほど町長のほうからもお話ありましたが、新型コロナウイルス感染症対策ということで、事業が計上されています。

昨日ですね、内容が詳細に書かれた紙をいただきまして、これにですね、この順番に従ってちょっと質疑をしたいと思うんですが…。

議長、休憩お願いします。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 30 分 ―

― 再開  午前  10 時 30 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               今田議員

7番(今田光弘) それではですね、A3の、第2弾新型コロナウイルス感染症対応活性化・感染拡大防止策のA3のペーパーの番号に従って、いくつか質疑をしたいと思います。

 2番、避難所における感染症対策事業ですが、これ非常にいいことだと思うんですが、実際に今の時点でですね、かなり災害として考えられるのが台風関係となるとですね、今ストーブとかですね、買う必要がほんとにあるのかなと。むしろ、今これは想定が総合体育館を避難場所として想定していますが、総合体育館の窓を、去年ですか、僕、一般質問しましたが、今のガラスではなくて防災安全ガラスに変えるほうが本来であれば先ではないかと思うんですが、いかがお考えですか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員おっしゃるとおりですね、施設のですね、強化ガラスへの入替え等をですね、ちょっと考えているんですけども、それについてはですね、国土強靭化計画をつくった後にですね、そういった施設をもう一回洗い直してから、その計画を活用して、補助事業とか起債が借入れができますので、そういうとを、ちょっと協議しながらですね、進めていこうと考えております。

なぜストーブかと言われましたけども、サンストーブですよね。そこはですね、災害が夏場だけとは限らないので、そういったところでも、一応こういったものを用意しておく必要があるのではないかということで、今回備品のほうで上げさせていただきました。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 申し訳ありませんが、一人ですいません、次にいかせていただきます。

 次のページの6番ですが、WEB会議関係備品購入事業ということで、補正予算が計上されておりますが、実際ですね、ウェブ会議すると、かなり回線の、なんて言うんですか、交通量が増えると思うんですが、いろいろ増やしたなかで今の回線で耐えられるのか非常に気になるところですが、いかがお考えでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 一応学校からですね、一回うちのほうも会議、国土強靭化計画をする際にですね、学校側から同じようなシステムでやったところ、問題なく会議ができましたので、今後はやっぱりコロナっちゅうことで、デジタル庁等も新しくできたということで、こういうものにも今後取り組む、行政のほうもそういったデジタル化を推進していく観点からも、うちのほうもですね、これを機会にですね、やっていこうと思いましたので、今回、予算を上げさせていただいております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 次の7番ですが、小値賀町ウェルカムバックキャンペーン事業ということで、「観光客及び帰省客を対象に」とあるんですが、これどういう形でやるんでしょう。

観光客はわかるんですが、帰省客ってどういうふうに区別するのか、あるいは業者さんとの区別、その辺についてお聞かせください。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えします。

 帰省客、観光客の区分につきましては、あくまでも宿泊事業者の聞き取り調査に基づく、宿泊台帳にですね、記載するところでも明記する、確認する以外はちょっと方法として考えておりません。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 最初のページに戻りまして1番ですね、1番の、この「いま!おぢかでつかうけん」、これにつきましては、これいつ頃配布するのかお尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 一応9月1日を基準日としておりまして、前回と同じような形で発行いたしたいと考えておりますので、できればもうきりがいいところで10月1日を、すいません、申し訳ございません、はっきりした日にちは今言えませんけど…。

 前回も簡易郵便とか、そういうところでやっぱり2週間以上は準備が必要となりますので、予算が通って、そういった手続きをするとなれば、10月の中旬、早くて中旬ぐらいになろうかと思います。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) このページにつきましては2番と、それから4番をちょっとお尋ねします。その後はまだありますけども、その後はちょっと譲ります。

 2番のですね、パーテーション、これが12セットで75万6,000円、これ当初予算に計上済みというふうに書いております。

それで私見たんですけど、見つけきれなかったんで、どこにあったのかお尋ねしたいと思うんですけども、それと単価を出しますと、約6万3,000円というふうになりますんですけど、普通は2万円から3万円ぐらいのパーテーションが多いんですけども、これはどんなものなのか、例えば大きさですね、それについてお尋ねをします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 当初のパーテーションについては、消防費のほうで予算化させていただいております。今回は、コロナ対策における分なので、今回はこうやって避難所における感染症対策として、別枠としてですね、予算化させていただいております。

一応パーテーションについてはですね、仕切りをですね、普通の仕切りとはまたちょっと違って、ナイロン製やったですかね、ちょっと距離は支柱を置いてですね、その間にそういったカーテンのような形で伸ばしてやるようなものを当初考えておりますので、そういったものの数が多すぎると、なかなか設置に時間がかかりますので、簡易に、簡単にできるようなものを検討しております。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) ネットで見てみますと、五連式のやつが一番高くてですね、それで高さが、いくらやったかなあ、1.8メートルっち書いてたんかなあ、5万円弱ぐらいやったんですよね。

6万3,000円だから、特別注文なのかなあと、こう思いましたんで、その経緯といいますかね、内容について、もう一度すいません、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 内容については今のような形なんですけども、別段、普通に売られてるというか、こちらのほうに事業者さんのほうからですね、こういったものがあるということで、その中から選択させていただいたものになりますんで、別に、特別に注文するとかそういうものではありません。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) これについては、そしたら、後でどんなものか見せていただければですね。

 それと4番については、ちょっと文言を正したいなと思うんですけど、「小値賀町安心婦町支援事業」て書いてますけど、これは妊婦か、「妊」が抜けてるんじゃないですかね、たいした問題ではありませんけど、お尋ねします。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 39 分 ―

― 再開  午前  10 時 39 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               浦議

6番(浦 英明) ただいまの、妊婦じゃないのかというふうなことで言ったんですけども、私の勘違いで、このとおりの文言でよろしいので、さっきの質問を取り消ししたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 同じくですね、質問をいたします。

14番ですか、事業継続支援金の畜産費のことなんですけども、これは60万円を下回ると1万円交付するということで、非常に畜産農家にとってはすばらしいことだと思うんですけども、これはできればですね、コロナウイルスがなくなったとしても継続するのか、そうしてほしいんですけど、どう考えてますか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 この事業に関しましては、先ほど町長も提案理由の説明で申し上げましたとおり、コロナのですね、第二次の臨時交付金を充当しておりますので、基本的にはもうコロナ対策に特化したものになろうかと思っております。

 で、議員おっしゃるその平均の価格ですけれども、60万は確かに言われるように、8月がですね、69万5,036円というふうに、7月が50万円台だったんですけども、回復しております。

そうなりますと、400万の予算がですね、今後の相場にもよりますけど、状況によってはですね、あまり執行されないということも考えられるかとも思いますけども、それはそれとして喜ぶべきことかとも思っておりますので、この事業のですね、今後に関しましては、また上司とも協議をいたしまして、対応を考えたいと思っております。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) ただいまの答弁で、今後ともよろしくお願いしますということですけれども、この8月においては、ご祝儀相場っちゅうともあって60万を超してるんですけども、コロナ対策が収束したとしても、急速にこれが回復する見込みは今んとこ考えられませんので、その辺を十分今後検討してほしいなと思います。

 次に15番なんですけども、漁業共済事業補助金ということで載っております。

漁業共済掛金に対して上乗せ補助を行うということで、確かに漁業は今一番厳しいかと思うんですけども、農業共済については考えてはいなかったのでしょうか。

例えば、さっき言った畜産である家畜共済、あるいは今回台風で吹っ飛ばされた園芸施設共済等々の掛け金もかなり高額なものですから、できればこっちも考えてほしいなと思うんですけど、そういう考えはなかったのですか、伺います。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 議員おっしゃるようにですね、9月に入りまして、台風9号、10号と立て続けに来てですね、牛舎の被害もあっておりますし、ハウスのビニールの破れとか、農地災害も一部起きております。

 ただ、この対策、漁業の共済対策支援をしようと考えたときにはですね、先ほどの畜産と同じお話になるんですけど、コロナ対策に対しての特化した支援というなかで、野菜の相場がですね、それほど下がっていない、明らかにコロナの影響が出ているという状況になかったということと、先ほどの畜産においても、市場が統合される状況のなかで、どう推移するかわからないというところで考えておりましたので、このコロナの対策のですね、予算を計上する際には農業共済に対しての支援というのは考えておりませんでした。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) すいません、前後行ったり来たりで申し訳ありません。

 2ページの8番、事業継続支援金、指定管理者に対するですね、これが収支予測額ということで3社出ております。この予測額というのはどうやって、ヒアリングされたのでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 議員おっしゃるとおりですね、各指定管理者にですね、予測を立ててもらった上で記載しておる数値になってございます。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) それは調書か何かなんでしょうか。

 それとも、向こうの言い値なんでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 言い値というよりかは、基本的に入るべき収入とか支出とかをちゃんと計算した上で一応出しているものと考えております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) そこでふっかけることはないとは思うんですが、やはりチェックすることができないと、公金を支出するということはおかしいと思いますので、その辺についてお聞かせください。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 議員おっしゃるとおりですね、今回、最終的には2,100万という大きな金額を出しますので、当然、最終的な収支決算書を見た上でですね、上限に対して支給してまいりたいと思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) その下の9番ですが、小値賀町の新しい生活様式普及推進支援金ということで、県が、当初8月の15日までだったのを、10月末まで延長されたんですが、内容については同じようなことでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 基本的には県と同じような仕組みになっておりますが、県と一部違いますのが、対象業種が県につきましては、例えば農林水産業とか建設業、製造業とかが入っておりません。が、一応小値賀町につきましては、もう全ての業種を対象として実施しようと考えているので、この辺が一番大きな相違点だと思います。以上です。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 県よりも幅広くというのはすごくいいことだと思うんですが、実際、恐らく町内でも申請された方というのは、少なくはないとは思うんですが、その申請書類に領収書を添付しています。

で、既に領収書がない方っていらっしゃる、あるいは多いと思うんですが、その辺についてはその申請の、要は、例えば県は厳密に審査しているわけですから、県からのお金が出た、例えば10万円が確か限度だったんですが、10万円出たら、その10万円県からもらったことを証明されれば、そのまま町も10万円出すと、そういう形なんでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 県が出した10万円とはまた別に、単独でまた小値賀町としてこの事業を支援しますので、領収書はもちろん使いまわしはできませんので、新たに別の関連する資機材とかを購入していただいて、そちらの領収書を添付して、そちらに基づいて支給するという形になります。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) そうしますと、例えばパーテーションを買ったと、県に申請したとなると、そのパーテーションはもう町には申請できないと、重複できないということでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えします。

おっしゃるとおりでございます。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 少しくどいようですが、県に申請したものかどうかっていうのは、どうやって判断するのかなというのはちょっとわからないところです。

 お聞かせください。

議長(横山弘藏) 産業振興課理事

産業振興課理事(松崎久幸) お答えいたします。

 基本的には自己申告制になりますので、ただ、アナウンスとしては県に申告したもの以外ということでアナウンスするつもりではございますので、その辺で精査、区分できればいいかなというふうに考えております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           浦議

6番(浦 英明) その次のページ、10番ですね。

 「漁業者が水揚額に応じて漁協へ支払う手数料5%に対して補助する。」ということで、補助率は2分の1だというふうに書かれております。それで、予算額が1,150万というふうになっておりますけども、この試算の根拠をお尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 影響額に関しましては、漁協の今年度4月から7月までの水揚げの実績と、それから令和元年度の4月から7月までの実績を比較し、なおかつその影響がですね、今後も継続するという想定のもとに算出をしております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           浦議

6番(浦 英明) 水揚げっちゅうのは、もう決まっているわけですたいね、だいたい平成元年度はいくらと、現在はいくらぐらいだということで決まっておるわけなんですけど、それに対する販売手数料といいますかね、これにつきましてはここに書いてあるとおり5%です。

それで、組合出荷に対しても5%であります。それから個人出荷については3.5から1.5%までありますけども…。

その前にお尋ねしますけど、これは個人出荷については該当しないんですか、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 該当するか・しないかというお話ですけれども、該当します。

ただ、先ほど議員もおっしゃられたように、共販と個人出荷では手数料の割合が違いますので、あくまでも今回計上させていただいたのは5%でならしてるんですけど、共販のほうが、総会の資料等を見ると85%の割合になっておりますので、予算上は5%でならさせていただいておりますけれども、実際の補助は実績に応じてさせていただきたいと思っております。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) もちろんこれはコロナに対する影響がある人でないと、これはもらえないわけなんですけども…。

私がちょっと聞きたいのは、水揚げに対してですね、例えば個人出荷は該当者が何人だと、組合経由は何人でいくらだと、そしてその他一般の自由漁業といいますかね、そういった漁業者に対して5%の手数料はいくらになるんだと、そういったのを件数と、あ、そうか出ないのかなあ…。

そういったのを出して、こういったのが根拠になって1,150万というふうな数字を出したんですよというようなことはできないんですかね、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 算出根拠の資料ということですので、後でお配りしたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) 一枚めくりまして、18番ですが、学校再開に伴う感染症対策ということで、小学校、中学校に対してのいろいろな支援策なんですが、高校は県立ですが、先だってエアコンのときに、町として独自にちょっと負担したという例があるんですが、北松西高校に対するこういうコロナ対策というのは、支援策というのは、現時点で小値賀町としては考えていらっしゃいませんか、お伺いします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 高校については、ご存知のとおり県立校でありますので、今後高校のほうからですね、そういった申し込み等が、申請等があればですね、再度こちらの執行部とですね、上司と相談してですね、予算を付けるかどうかというのは決定していきたいと思います。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) その下の患者輸送車両整備事業ということで、小型の救急車型ということで非常にいいことだと思うんですが、これは実際に運行するのはどなたが、運行と言いますか、運転というかですね、実際にされる予定でしょうか。

議長(横山弘藏) 診療所事務長

診療所事務長(牧尾 豊) お答えいたします。

今回の患者輸送車につきましては、輸送する患者のですね、レベルによって、軽症か重症かによって運転する人員がですね、変わってくることが想定されます。

運転するのは役場職員というか、町職員、もしくは消防署職員を想定しております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) ということは、緊急車両のように赤い、赤色灯を付けてというような車ではないということでしょうか。

議長(横山弘藏) 診療所事務長

診療所事務長(牧尾 豊) お答えいたします。

 赤色灯の取り付けについては、現在考えておりません。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           浦議

6番(浦 英明) その一番上の、15番ですね、先ほど質問しておりましたけども、この漁業共済につきましてはですね、業務報告書に載っているわけなんですけども、漁協のですね…、

それで、養殖業につきましてこれ該当するのか聞きたいんですけども、内容が載っているのは2年ヒラマサ、3年ヒラマサと、こういうふうになっておりまして、マグロについては載っていないので、これはもう対象にならないんじゃなかろうかなあと思うんですけど、それをお尋ねをいたします。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

― 休憩  午前  10 時 57 分 ―

― 再開  午前  11 時 01 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 議員おっしゃるとおり、マグロに関しましては、共済制度に加入していないということで対象外になります。

ヒラマサに関しましては、本人さんからもお話を聞いているんですけど、加入しているということですので、先日、共済の担当が小値賀に見えられて、被害の状況の確認をしておりますので、ヒラマサに関しましては該当すると思われます。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第4款・衛生費

 衛生費、ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第5款・農林水産業

 農林水産業費、ありませんか。               浦議

6番(浦 英明) これはほとんどが財源の組替えでありますけども、まず一つはその他について、その他はこれなんなのか、そして、なんで組替えて一般財源にしたのか、この二つお尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 歳入のほうで普通交付税の増額をしております。その分で財源を確保できましたので、基金のほうをですね、一旦取り崩しを、また繰戻してですね、ちゅうことで、その他の財源については振興基金になります。その分を落として、また基金のほうに積み立てるという形になります。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第6款・商工費

 商工費、ありませんか。

 (「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第7款・土木費

 土木費、ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第9款・教育費                   松屋議員

2番(松屋治郎) 負担金にですね、小値賀小中学校太陽光発電設備受電用計量器の、この費用ですね、費用が28万8,000円上がってます。

売電額はどれぐらいあるんでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 この小値賀小中学校太陽光発電設備受電用計量器取替工事負担金の分でよろしいでしょうか。

質問の内容としては、その売電額を答えればいいですかね。決算でもありましたとおり、だいたい年間6万から7万の間で推移しております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) 非常に細かいことで申し訳ありませんが、小学校費と中学校費のパソコン購入というのが出ておるんですが、かたや16万5,000円、かたや14万円と、どっちにしろちょっと高いなという感覚なんですが、この金額の違いというのは何かあるんでしょうか。

議長(横山弘藏) 教育次長

教育次長(永田敬三) お答えいたします。

 パソコン代の金額の違いにつきましては、小学校分につきましては大島分校に購入を予定しているものでございまして、持ち運びができるようなノートバソコンということで、形式が、若干中学校の分と違う形式を予定しております。

その関係で、若干小学校のパソコンのほうが金額が高額というようなことになっております。

このパソコンの活用については、コロナの対策をふまえた在宅からの勤務、授業ができるような形のことを考えております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) これから歳入歳出全般についてご質疑願います。

 質疑ありませんか。                   浦議

6番(浦 英明) 12ページのですね、総務費、戸籍住民基本台帳費ですね。

 これに戸籍システム改修、括弧して「国外転出に係るもの」484万というふうに計上されておりますけども、この内容をお尋ねします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 国のほうでですね、マイナンバーカードにつきましては、今、国外へ転出された場合、日本国内に住民票がなくなりまして、マイナンバーカードが使えなくなります。

一方で、国外に出ても、インターネット上でですね、手続きができるようにという国の施策もありまして、これは国外転出すると消えてしまう住民票の代わりに戸籍の附票を利用しまして、マイナンバーカードを使えるようにするということで、戸籍システムの改修を行うものであります。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) これシステムの改修だからそのとおりであろうと思うんですけども、システム改修でなければ、小値賀に該当する者はいるのかというなことを聞きたかったんですけども、そこは聞けないだろうと思うんですけど…。

改めて、予測されるかもわからんちゅうことで改修せねいかんちゅうことなんですよね、システムはですね。お尋ねします。確認の意味で。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 小値賀にも関係はするんですけれども、これは日本国内全般におきまして、国外に滞在する方が増えているということで、これはもう日本全国の自治体におきまして改修を行うということで予定されております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

次に、第2表『地方債補正』についてご質疑願います。

質疑ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず原案に反対者の発言を許します。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に原案に賛成者の発言を許します。

賛成討論ありませんか。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 賛成討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第59号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)を採決します。

この表決は起立によって行います。

議案第59号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり決定することに、賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(横山弘藏) 起立全員です。

したがって、議案第59号、令和2年度小値賀町一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決されました。

 

日程第4、議案第60号、令和2年度小値賀町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第60号、令和2年度小値賀町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、説明いたします。

今回の補正予算は、歳入では、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した世帯への保険税の減免措置による減額、減免による保険税減額相当分の財源手当として、国・県支出金の増額、また、前年度繰越金の増額が主なものでございます。

歳出では、財政調整基金積立金への増額、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯への令和元年度分保険税の還付金の計上が主なものでございます。

予算書1ページ、第1条のとおり、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ726万4,000円を追加し、補正後の予算総額を4億9,248万円とするものでございます。

以上、補正予算の概要を説明いたしましたが、詳細につきましては、担当課長より説明させますので、よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) それでは、事項別明細書7ページ、歳入から説明いたします。

1款1項1目・一般被保険者国民健康保険税は、各節のとおり、1185万3,000円を減額し、補正後の国民健康保険税の額を8,333万1,000円としております。

3款1項1目・災害臨時特例補助金は、先ほどの、一般被保険者国民健康保険税の減額に対する、国の財源手当分 649万5,000円増額、同じく2目・財政調整交付金を22万9,000円増額し、補正後の国庫補助金の額を793万9,000円としております。

4款1項1目・保険給付費等交付金も同じく、一般被保険者国民健康保険税の減額に対する、財源手当分で 433万円を増額し、補正後の県補助金の額を 3億5968万4,000円としております。

7款1項・繰越金を 806万3,000円増額し、補正後の繰越金の額を 806万5,000円としております。

8ページ、歳出では、6款1項1目・財政調整基金積立金を485万5,000円増額し、補正後の基金積立金の額を 486万6,000円としております。

7款1項1目・一般被保険者償還金は、前年度の国庫補助事業の精算に伴う返還金 90万9,000円増額、同じく3目・一般被保険者保険税還付金は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少した世帯への令和元年度分保険税の還付金150万円を増額し、補正後の償還金及び還付加算金の額を 254万円としております。

以上で、説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

第1表『歳入歳出予算補正』について、歳入から順番に款を追ってご質疑願います。

 第1款・国民健康保険税

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第3款・国庫支出金           浦議

6番(浦 英明) 国庫支出金の災害臨時特例補助金につきましては、以前、説明されておった内容はですね、東日本の災害のときですね、これは免除措置であると、しかし小値賀ではないという説明だったんですけども…。

先ほどの説明がよく聞き取れなかったんで、このコロナに対して所得が減った方の手当をするための補助金だということだったんですかね、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 議員おっしゃいますとおり、この3款1項1目・災害臨時特例補助金の中で、このコロナウイルス感染症の影響による減収分の補助金を、この項目で支払うという国の通知に基づき、措置しておるものです。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 次に移ります。

 第4款・県支出金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第7款・繰越金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 歳出に移ります。

 第6款・基金積立金                   浦議

6番(浦 英明) この財政調整基金を、今回485万5,000円積み立てをしまして、残高は8,331万8,000円になろうかと思いますけども、一応確認のため、この残高をお尋ねします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 今、手元に基金の残高表を用意しておりませんので、後ほど答えたいと思います。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 私の方からお答えさせていただきます。

 一応その予算を計上してですね、2年度末の予測として、7,847万2,517円になります。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           浦議

6番(浦 英明) 金額的にちょっと書き留めなかったんで、後でまた聞きたいと思いますけども、この今回積み立てができたというふうな要因って言いますかね、これが何なのかお尋ねをいたします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 直接の要因としましては、前年度繰越金が、今回800万ほど計上しております。これが直接的な要因でございます。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 30年度に、いくらやったかなあ、ここには書いとらんとか。いくらか積み立ててきて、また今回もできたということで、基金が結構増えているわけなんですけども、以前、29年度にですね、税率を変えたときに、5.6%から8.3%に上がったときがあるわけなんですね、このときに私の保険税で見ますと、約10万ほど上がってびっくりしたわけなんですけども…。

こういうふうに基金が積み立てできるっちゅうことは、それでこれを繰り入れて補填できるからいいとは思うんですけども、今後の推移については、連合会のほうといろいろ詰めていかないかんのじゃなかろうかと思うんですけども、今回コロナ関係で減免措置もしておりますし、来年が跳ね上がってくるんじゃなかろうかなという心配しておるわけなんですけども、その予想についてちょっとお尋ねします。

議長(横山弘藏) 住民課長

住民課長(橋本博明) お答えいたします。

 来年度のですね、財政見込みであるとか、そのような内容につきましては、今後ですね、県との会議等がありまして、徐々に判明してくるものと思います。現状では、明確にですね、来年どのようになるという答えをちょっと持ち合わせておる状況ではありません。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 先ほどですね、私のほうから令和2年度末の基金の残高のほうを言わしてもらいましたけども、補正額の数字を足し忘れておりましたので、改めて金額を言わせていただきます。

8,332万7,517円になります。申し訳ございませんでした。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第7款・諸支出金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) これから歳入歳出全般についてご質疑願います。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず原案に反対者の発言を許します。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に原案に賛成者の発言を許します。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 賛成討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第60号、令和2年度小値賀町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって、議案第60号、令和2年度小値賀町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。

 

日程第5、議案第61号、令和2年度小値賀町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)を議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第61号、令和2年度小値賀町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)について、説明いたします。

今回の補正予算は、歳入では、前年度繰越金の額の確定と、それに伴う繰入金の繰り戻し、歳出では、新診療所建設に伴う建築確認申請手数料の追加計上が主なものでございます。

予算書1ページ、第1条のとおり、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ77万3,000円を追加し、補正後の予算総額を、8億9,077万3,000円とするものでございます。

それでは、事項別明細書6ページ、歳入から説明いたします。

4款1項2目・一般会計繰入金を2,249万4,000円減額し、補正後の他会計繰入金の額を、1億5,453万1,000円としております。

5款1項・繰越金を2,326万7,000円増額し、補正後の繰越金の額を、3,326万7,000円としております。

7ページ、歳出では、1款1項1目・一般管理費は、財源組替え。1款3項1目・施設整備費で、新診療所建設に伴う建築確認申請手数料77万3,000円を増額し、補正後の施設整備費の額を、4億6,937万3,000円としております。

以上、補正予算の内容を説明いたしました。

よろしくご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

第1表『歳入歳出予算補正』について、歳入から順番に款を追ってご質疑願います。

 第4款・繰入金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 第5款・繰越金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 歳出に移ります。

 第1款・総務費

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) これから歳入歳出全般についてご質疑願います。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず原案に反対者の発言を許します。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に原案に賛成者の発言を許します。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 賛成討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、議案第61号、令和2年度小値賀町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって、議案第61号、令和2年度小値賀町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決されました。

 

日程第6、議案第62号、小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意についてを議題とします。

本件について提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第62号、小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意について提案理由を説明いたします。

地方税法第423条第1項の規定により、固定資産台帳に登録された価格に関する不服を申し立てられた場合にその内容を審査し、措置を決定するための固定資産評価審査委員会を設置するよう、定められているところでございます。

また、その委員につきましては、同条第3項の規定により、議会の同意を得て市町村長が選任することとなっております。

現在、委員を3人の方にお願いしているところですが、そのうち、福田等氏の任期が9月末日で満了となることから、福田氏に再任いただくことを提案するものでございます。

福田等氏は、皆様もご承知のとおり、本町の元職員でございまして、税務の業務経験があり、固定資産税にも精通しており、本委員の適任者であると思いますので、本定例会議で同意を求めるものでございます。

なお、再任後の任期は、令和2年10月1日から令和5年9月30日までの3年間となります。

よろしくご審議の上、ご同意賜りますよう、よろしくお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。

質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行いたいと思いますが、人事に関する案件でありますので、討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、討論を省略いたします。

これから、議案第62号、小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意についてを採決します。

お諮りします。

小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意については、これに同意することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって、議案第62号、小値賀町固定資産評価審査委員会委員選任の同意についてはこれに同意することに決定しました。

 以上で、本9月会議に附議された案件の審議は全部終了いたしました。

 これにて令和2年小値賀町議会9月会議を終了いたします。

 

― 午前  11 時 30 分  散会 ―

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第1日目)

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第1日目)

 

 

 

1、出 席 議 員      7 名

 

               

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      1 名

 

                1番     近藤隆二郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した者。

 

            な し

 

         

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

           議会事務局書記     森 知佳           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議

令和2年9月10日(木曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 宮﨑良保議員 ・ 黒﨑政美議員 )

 

第 2  発議第2号  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書(案)

 

 

午前10時00 開 議

議長(横山弘藏) ただいまから、令和2年小値賀町議会9月会議を開きます。

これから本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 諸般の報告及び監査委員からの例月現金出納検査結果の報告は、印刷してお手元にお配りしておきましたので、ご了承願います。

 なお、本定例9月会議の会議期間は本日から9月18日までとなっておりますので、皆様には、円滑な議会運営に、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、3番・宮﨑良保議員、4番・黒﨑政美議員を指名します。

 

日程第2、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案を議題とします。

本案について、趣旨説明を求めます。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案について、趣旨説明をいたします。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、甚大な経済的・社会的影響をもたらしており、町民生活への不安が続いている中で、地方税地方交付税等の一般財源の激減が避けがたくなっております。

地方自治体は、福祉・医療、教育・子育て、防災・減災、地方創生、地域経済活性化、雇用対策など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、今後の地方財政は、かつてない厳しい状況になることが予想されます。

よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、

次の事項を確実に実現されるよう、強く要望するものであります。

  1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税地方交付税等の一般財源総額を確保・充実すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。

2、地方交付税については、引き続き財政保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう、総額を確保すること。

3、令和2年度の地方税収が大幅に減少することが予想されることから、万全の減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。

4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性等を厳格に判断すること。

5、特に、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。また、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた特例措置は、本来、国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。

以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。

この意見書が国に届けられますよう、議員各位には、慎重に審議され、全員一致での承認をお願いいたします。

以上で、趣旨説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで趣旨説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。                  松屋議員

2番(松屋治郎) 1番のですね、「地方の安定的な財政運営に必要な地方税地方交付税等の一般財源総額を確保・充実すること。」、これはわかるんですけど、その後のですね、「臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。」、この意味がちょっとわからないんですけど、ご説明願います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 06 分 ―

― 再開  午前  10 時 10 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) ただいまの質問にお答えをいたします。

 現在、コロナウイルス対策で国は大幅に予算を確保しているところですが、雇用対策などの喫緊の財政需要の対応をはじめ、ほんとに、国の財政がひっ迫している状況のなか、臨時財政対策債及びその他の借金といいますか、それをやってるところでございます。これがあまりにも多くなりますと、国の財政そのものに影響がございますので、その臨時財政対策債の範囲を超えない程度に、あるいは、償還の確保策の削減に努め、国の安定した税源に確保するよう、ということであろうと思います。

以上です。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 11 分 ―

― 再開  午前  10 時 15 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 ほかに質疑ありませんか。                 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 5番目の、「特に、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。」とありますけれども、こういう動きがどこまで進んでいるのか、あるのか、この説明をお願いします。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) お答えします。

 小値賀町においては全く関係はないとは思うんですけども、長崎県市町村議会議長会から提案されたこの意見書案の模範例によるところ、この文言が入っているところでございますので、あらかたご了解願いたいと思います。

議長(横山弘藏) 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 当町に関係のないことは、こういう項目は入れないでいいんじゃないかと。だから、当町に関係のあることだけ一生懸命審議すればいいのであって、上からだんだん来て、そのサンプルがきて、そのままやるんだというような考え方はちょっとおかしいんじゃないかと…。

そもそも意見書っちゅうのは、後でいろいろ、なんとか大臣、かんとか大臣ってありますけれども、どういうことかっちゅうと、官報に、北海道から沖縄までの市町村、それで、官報にこういう意見書がありました、それで終わりじゃないんですか…。

もっと実行力のあるようなことをやるべきであって、当町に関係のないことは削除すべきだというふうに私は思います。

 私の考え方がおかしいと思う方もおるかもわかりませんけれども、絶対おかしくはないと。やっぱり、本町、当町っちゅうとかな、関係のあることだけ決めればいいことであって、だからサンプル通りにやるということは非常におかしいと、私は思います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 18 分 ―

― 再開  午前  10 時 25 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) お答えいたします。

この意見書につきましては、長崎県議長会から提案されたものを小値賀町議会運営委員会で検討され、提案するものと決定をしましたので、ここに提案しているところでありますので、ご了解願いたいと思います。

議長(横山弘藏) 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 私はそういうことは聞いてないんですよ。

 「制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。」っちあるので、これが中央政府あたりの話し合いでどこまで進んでいるのかと、どういうことかということを聞いているわけです。それは意見書っちゃ、こうこうこういうふうに出したという意味は十分わかっとっとですよ。

だから、こういうことがなぜ、どうして行われているのか、どこまで進んでいるのかということですよ。見直しを断じて行わないことっち書いてありますんで、見直しの話し合いがどこまで進んでいるのかというようなことを聞いているわけです。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 25 分 ―

― 再開  午前  10 時 52 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) ただいまの黒﨑議員の質問にお答えをします。

 現在、国においてはですね、事業所において令和2年の10月から12月の間において、減少された分について、その見直し、減額をするということが決定をされております。30%から50%の間は2分の1、50%以上は固定資産税がゼロということでありますが、こうなりますと小値賀町の財政については非常にひっ迫する状況になります。

これをさせないための意見書として、これを提案するものでございます。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに質疑ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず本案に反対者の発言を許します。

ありませんか。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に本案に賛成者の発言を許します。           今田議員

7番(今田光弘) この意見書案について、賛成の立場で討論いたします。

新型コロナウイルス感染症に関しては、全国的に収束の目処は見通せないどころか長期化が予想される状況になっており、小値賀町民にとっても普段の生活の中でさまざまな不安が続いています。

このような状況のもと、経済的、社会的影響も大きく、今後、地方税地方交付税が大幅・急激に減少することが予想され、このままでは財政力指数が0.10と全国的にもかなり低いレベルである小値賀町の厳しい財政は、さらにより厳しいものになることは間違いありません。

しかし、小さな町といえども、住民の命と生活を守るために、行政サービスを安定的・継続的に提供していくことは必要不可欠です。また、新型コロナウイルス感染症にかかる継続的な対策も必要で、当然コストもかかります。

国の一般会計補正予算で、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」あるいは「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」は成立しましたが、全国の地方自治体が必要とする財政需要に対応できるような規模ではないようです。長期化が予想される新型コロナウイルス対策には、国のさらなる追加予算措置が必要不可欠です。

さらに、新型コロナウイルス対策の予算措置だけではなく、地方財政全体の財源の確保・充実・強化とともに、国税地方税の体系そのものの整理合理化を図ることも必要だと思います。

令和3年度の、来年度の政府予算と地方財政の検討に当たり、地方の実情を直視した現実的な予算を立てるとともに、地方財政の確立をめざすべく、発議にある5つの事項の確実な実現を内閣総理大臣以下、国会、関係行政庁に強く求めるこの意見書に、いろいろな考え方があるとは思いますが、議員皆さんの同意を得られることを期待して賛成討論を終わります。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論ありませんか。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案は、原案のとおり決定されました。

お諮りします。

ただいま決定されました案件につきましては、会議規則第45条の規定により、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。

異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。

なおこの意見書は、内閣総理大臣財務大臣総務大臣厚生労働大臣経済産業大臣内閣官房長官、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣、衆議院議長参議院議長へそれぞれ送付することにいたします。

以上で、本日の日程は全て終了しました。

なお本定例9月会議は、台風9号、10号の影響を鑑み、9月11日、12日、13日を休会とし、14日より審議を再開いたします。

9月14日は、定刻の午前10時から開議します。

本日はこれにて散会します。

 

― 午前  10 時 57 分  散会 ―

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第5日目)

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第5日目)

 

 

 

1、出 席 議 員      7 名

 

               

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      1 名

 

                1番     近藤隆二郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

         町長     西村久之

副町長     近藤 進          

教育長     吉元勝信

会計管理者     植村敏彦

総務課長     谷元芳久

住民課長     橋本博明

福祉事務所長      前田達也

産業振興課長     中村慶幸

産業振興課理事     松崎久幸

 農業委員会事務局長     北村 仁

建設課長     橋本 満

建設課理事     前田隆利

診療所事務長     牧尾 豊

教育次長     永田敬三 

      

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

           議会事務局書記     森 知佳           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議

令和2年9月14日(月曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 末永一朗議員 ・ 浦 英明議員 )

 

第 2  行政報告

 

第 3  議案第58号 令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定について

 

第 4   報告第6号 令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

 

第 5   報告第7号 小値賀交通株式会社の経営状況の報告に関する件

 

第 6   報告第8号 一般財団法人小値賀町担い手公社の経営状況の報告に関する件

 

 

午前10時00 開 議

議長(横山弘藏) これから本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、5番・末永一朗議員、6番・浦英明議員を指名します。

 

日程第2、行政報告を行います。

 町長より行政報告の申し出がありましたので、町長の発言を許します。

町    長

町長(西村久之) 皆さん、おはようございます。

令和2年小値賀町議会定例9月会議の開会に当たり、当面する諸問題について所信を申し述べますとともに、前定例会の6月以降、本定例会までの町政の重要事項について、ご報告を申し上げたいと存じます。

なお、行政報告の詳細につきましては、お手元に事前にお配りしておりますので、ご覧ください。

まずは、今月の2日と、6日から7日に通過した台風9号と、台風10号についてですが、ともに避難勧告を発令し、台風9号では、40世帯53人の方が避難、台風10号では、特別警報級の台風であるとの報道がなされたこともあり、避難を希望される住民の方が多く、前回9号で被害を受けた住民を含む385世帯653人、人口の約3割が避難をされ、命を守る行動をとっていただきました。

今回、コロナ禍での感染予防対策、ペット同伴の受入れ、介護が必要な方への配慮など、事前受付による避難者の振り分けや、送迎の有無の確認、また、多くの避難者を受け入れるため、同時に5カ所の避難所を開設し、運営することは当町で初めての経験でありましたが、職員が一丸となって対応にあたったところでございます。今回の経験と反省点を整理し、今後の災害時の避難対策に活かしてまいりたいと思っております。

台風被害の主なものとしては、公共施設において、窓ガラスや屋根等の一部破損、島内一円における樹木の倒木、農業用ハウスや牛舎施設の一部破損や倒壊、民家の全半壊と思われるものが2件、一部損壊が数件出ております。また、停電も一部で発生いたしましたが、多くはその日のうちに復旧したことから、住民生活にあまり支障はございませんでした。まだ、すべてを把握できてはおりませんが、幸いに、人的被害だけは出ていないことを報告させていただきます。

さて、国においては、安倍首相の突然の辞意表明により、7年8カ月という長期政権に幕を閉じ、新しい政権がまもなく誕生しようとしておりますが、今後も国においては、コロナ対策をはじめ、落ち込んだ経済の活性化策、地方創生など、必要に応じた政策を的確に講じていただくよう、お願いしてまいりたいと存じます。

 さて、新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束の目途さえ立たず、全国で毎日、新規感染者が報告されており、長崎県においても7月以降200人を超える新規感染者が発生しております。

当町では、防災無線やホームページを活用し、町民をはじめ、来島者の方々へ感染予防対策を呼びかけてまいりました。今年の夏は、町民の皆様が苦渋の決断をしていただき、ご家族、ご親族の帰省を控えたとの多くの言葉をいただきました。1年に1回帰省されている方、ご先祖への供養のために帰省したかった方など、小値賀への帰省を楽しみにされていた方々の気持ちや、小値賀に残り、子や孫の帰省を楽しみにされていた方々の思いを考えたとき、大変心苦しく申し訳なく思っております。高齢化率が高く、感染症に対する医療体制が万全ではない当町においては、「ウイルスを持ち込まない」、「蔓延させない」ことを基本に、町民一丸となって取り組みを行っていただいておりますことに、心より感謝を申し上げます。

 しかしながら、いつどのような形で、感染者が発生するかわかりませんので、県や関係機関と連携して、発生時のシミュレーションを行い、万が一のために備え、万全を期すよう努めてまいりますとともに、必要な情報等については、随時迅速に周知してまいります。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済の低迷は継続していることから、本定例会へ第2弾の活性化対策事業及び感染拡大防止事業として、1億5,100万円を予算計上し、町内の経済活性化と予防対策に引き続き力を入れてまいります。

なお、今後の全国や県内の状況次第では、第3弾の活性化対策事業等も視野に入れて、行政運営に取り組んでまいる所存でございます。

これより各課ごとに報告をいたします。

まず、総務課関係について申し上げます。

新型コロナウィルス感染症対策本部会議は、定期的に開催し、日々変化する状況に応じて予防対策や住民への周知などを適時行ってまいりました。

7月1日から配布を開始いたしました「いまおぢかでつかう券」については、1世帯を残し配布を完了いたしております。

7月8日から9日の2日間、大阪航空局による小値賀空港定期検査が実施され、前回の指摘事項を踏まえ改善に努めた結果、今回は不適切事項なしという報告をいただいております。

7月14日には、永年、選挙管理委員会委員長及び委員として務めていただきました、田中比古右氏が、その功績が認められ藍綬褒章を授与されており、小値賀町で伝達式を行っております。

人口減少の克服と地方創生の具体策を示した「小値賀町まち・ひと・しごと創生総合戦略」については、今年度、第1期の期限を迎えるため、第2期の策定を行うため、第1回策定委員会を開催し、本年度中の計画策定を目指しております。

国土強靭化計画策定につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりアドバイザーの派遣等、当初予定より第1回策定委員会の開催が遅れましたが、年度内策定に向けて作業を進めております。

11月開催予定となっておりました、関東小値賀会については、新型コロナウイルス感染症のため、他の小値賀会と同様、中止となっております。

次に、住民課関係について申し上げます。

 戸籍関係では、7月末現在のマイナンバーカードの交付数は538件、交付率が21.9%となり、県平均の19.5%を超えております。5月末の交付件数445件と比較しますと、2カ月間で93件の増加となっております。これは、長崎県後期高齢者医療広域連合が、新しい保険証を郵送する際にマイナンバーカードの申請を促すチラシを同封したことにより、高齢者の申請・交付が増加したものでございます。しかしながら、本町人口の2割程度の交付にとどまっておりますので、定期的に交付を促すための、広報を行ってまいりたいと考えております。

 保健関係では、新型コロナウイルス感染症対策として、7月29日に、新型コロナウイルス感染症の軽症患者が発生したという想定のもとに、佐世保市消防局小値賀出張所及び上五島保健所、宇久・小値賀漁協に協力をいただき、診療所から新上五島町へ搬送する訓練を行いました。

また、健康管理センターでは、新型コロナウィルス感染症の感染防止の観点から延期しておりました特定健診については、対象を国民健康保険加入者及び社会保険加入家族とし、受診者数の削減を行ったうえで、8月18日から9月9日まで離島開発総合センターで事前採血を実施いたしました。

残る後期高齢者の方につきましては、9月下旬から小値賀診療所で個別に受診していただく、個人健診により実施する予定といたしております。

福祉事務所関係では、ひとり親世帯臨時特別給付金を、8月31日、15世帯の方に支給いたしました。

例年、9月に各地区で開催されております敬老会につきましては、新型コロナウイル感染症対策のため、残念ながら中止となっております。なお、敬老祝い金の支給は、9月18日を予定いたしております。

産業振興課関係について申し上げます。

農林関係では、平成21年10月以来続いてきました宇久小値賀家畜市場での最後の牛市となりました7月5日の結果は、小値賀町の子牛の平均価格が59万円台で、前年度同期に比べ約12万円下がり、平均価格が60万円を下回ったのは、平成26年2月以来となりました。一方、平戸口中央家畜市場統合後初となる、8月21日のセリ市においては、小値賀町の子牛の平均価格は69万円台と、前年同期に比べ約2万円安ではありましたが、7月と比較すると約10万円上がっており、新型コロナウイルス感染症の影響で下がっていた子牛価格が、回復の兆しを見せております。市場全体の平均と比べても、約1万円安という結果で、統合にあたり懸念されていた移動負担の増による影響については、関係者の努力により最小限に抑えられていると思われ、また、小値賀牛の質の高さがうかがえる結果であったと感じております。毎月の牛市となったことで、適正な時期の出荷がしやすくなったことが、良い方向に作用することを期待いたしております。なお、5月から利用が開始された、キャトルセンターからも8頭が上場されており、市場平均並みで取引されおります。

園芸品目については、新型コロナウイルス感染症による価格への影響はさほど見られず、7月から8月にかけて出荷される、主要品目のアスパラガスやゴーヤ、メロンについては、例年並みの販売単価となっております。

水稲については、長雨による日照不足も懸念されましたが、梅雨明け後には台風の接近もなく天候に恵まれ、1回目の検査では全量が1等米となっております。

松くい虫防除事業については、7月18日に、守るべき松林区域と道路脇を中心に追加で地上散布を実施いたしました。8月中旬から徐々に樹幹注入や薬剤散布をしていない箇所から枯れが見え始めており、今後、県と連携しながら道路脇等の危険箇所を中心に伐倒駆除を行ってまいります。

災害関連については、7月6日から7月7日にかけて、200mmを超える雨が降りましたが、昨年のような大きな農地等の災害はありませんでした。

そのほか、県の協力を得て、若手農家向けの経営研修会や、狩猟免許の更新講習会を本町で行っております。

農業委員会では、先の議会で同意をいただきました、14名の農業委員と農業委員会が選任いたしました、農地利用最適格化推進委員4名の構成で、7月20日に新体制がスタートいたしております。

水産関係では、食植生動物の駆除のためのボランティアダイビングを、7月と8月に3回実施し、町内外から延べ22名が参加しております。今年度ダイビングショップが開業されたことにより、観光ダイビング事業のプログラムの一環として、この食害生物の駆除活動を実施しており、参加者にとってもこの活動が地域貢献や環境保全につながっているとの認識が高く、大変有意義な取り組みとなっております。今年中に、さらに2回程度の活動を予定をしており、その効果が期待されております。

今年度の海士が終了し、前期・後期合わせて15日間で延べ118名が操業し、アワビ33.1kg、サザエ2,940kgの水揚げとなっております。昨年と比較しますと、アワビが119.2kgの減、サザエは643kgの減となっており、改善が見られない状況です。餌や棲み処となる海藻の増殖を図るため各関係機関と連携し、対策を進めてまいります。

漁模様につきましては、ブランド魚であるイサキが不漁で、小値賀本所における水揚げが、4月から7月末までで61.2トンで、前年比62%となっております。新型コロナウイルス感染症の影響による魚価安が、多少回復傾向にあるものの、厳しい状況が続いております。

漁協自営定置事業については、課題であった小型定置網の改良が8月までに完了し、今後の水揚げ増につながることを期待いたしております。

商工関係では、6月から手続きを開始した、町内事業者向けの協力金・支援金の給付を64件の事業者に対して行っております。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響は今後も続くものと考えられることから、その影響を引続き把握し支援を検討してまいります。

また、国のコロナ影響対策のひとつである、持続化給付金の申請をサポートするため、会計年度任用職員を雇用し、商工会と連携して支援を行っております。当分の間、引き続き会計年度任用職員を雇用し、国・県及び町の様々な支援策の活用をサポートしてまいります。

観光関係では、7月21日から来島の自粛要請を全面解除したことに伴い、土・日・祝日限定運航の有川・小値賀間の観光周遊ルート、「しま旅商品」「わくわく乗船券」の販売、しまとく通貨の発行等、一時的に実施を見合わせていた事業が、7月から順次再開されております。営業を休止していた、野崎島自然学塾村やビジターセンター、古民家ステイ等の観光関連施設も同様に再開されております。

全国的に緊急事態宣言が解除され、GoToキャンペーンが開始されるなど、人の動きの制限が緩和されたことで、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が、再び拡大しておりますが、町民の安全のため、感染防止対策を徹底しつつ、観光活動の推進につきましては、慎重に対応してまいりたいと考えております。

建設課関係では、定例6月会議以降、各課からの業務依頼を含め、工事5件、業務委託8件、物品購入1件の発注を行っております。主な工事内容としましては、慢性的な教員住宅の不足を解消するための、丘町教員住宅建設工事で、令和3年1月末の完成を目指し、着工いたしております。

また、業務委託につきましては、供用開始後29年を経過し、老朽化が顕著である葬斎場の改修工事の実施設計で、近年の通夜使用の増加や高齢者の方の利用に配慮した改修工事の設計を行っております。

物品購入では、老朽化しているごみ収集車の更新で、令和3年2月末の納入を予定しております。

次に、教育委員会関係について申し上げます。

学校教育関係では、小値賀中学校が8月25日から、小値賀小学校が9月1日から2学期がスタートいたしております。子どもたちの安全面を最優先し、新型コロナウル感染症対策には、十分配慮を行い、学校教育に取り組んでもらうよう指示をいたしております。

6月定例会の行政報告でもお伝えしましたが、ふるさと留学生の第1期生についてですが、7月1日付をもって、契約解除という残念な結果になりました。今回は留学生の体調面の理由ですが、来年度以降の留学生の受入れにつきましては、慎重な審査が必要であると考えており、ふるさと留学協議会で十分な検討をしていただき、改善を図ってまいります。また、ふるさと留学関連として、若者向け短期滞在施設整備事業の、寮の施設整備については、現在、実施設計業務を行っており、今年度中の工事完成に向け、準備を進めてまいります。

 社会教育関連では、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、当初計画しておりました事業が予定どおり実施できず、規模縮小や、やむを得ず中止となる事業が発生いたしております。

 また、秋の恒例の行事でありました、町民体育レクリェーション大会についても、残念ではありますが、中止という決断をいたしております。

 今後については、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、社会教育施設等のガイドラインなどを参考に、事業実施の判断を行ってまいります。

診療所関係では、今般の、新型コロナウイルス感染症への対応については、院内感染を防止する観点から、屋外に発熱外来用の診察室を設けております。また、発熱を有して診療所へ救急搬送される患者の対応のために、病室を区切って診察に当たるなど、感染予防対策を講じながら、診療を行っております。さらに、早急な検査体制を確保するため、近隣の医療機関や保健所と連携するとともに、当診療所でも簡易に行える「抗原検査」を導入し、迅速かつ適切な医療に繋げられるよう体制強化に努めております。

議案関係つきましては、一般会計補正予算のほか議案4件、報告3件をご提案しております。

 慎重にご審議の上、適正なご決定を賜りますようお願いをいたします。

なお、提案の理由につきましては、その都度ご説明いたしますが、詳細については、担当から補足説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。

以上、前定例会以降、本定例会までの町政の重要事項について報告し、行政報告を終わります。

議長(横山弘藏) これで行政報告を終わります。

 

日程第3、議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。         町長

町長(西村久之) 議案第58号、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定について、提案理由を説明いたします。

令和元年度小値賀町一般会計及び小値賀町国民健康保険事業特別会計他7特別会計の歳入歳出決算につきましては、監査委員へ監査をお願いしておりましたが、監査が終了し、8月7日に決算審査意見書をいただきました。

決算の状況といたしましては、全会計が黒字決算となり、安定した財政運営を行うことができましたが、「監査意見書」にもご指摘がありますように、地方自治体の財政状況を表す経常収比率が前年度と比較して、0.8ポイント増加しております。

これは、公債費の元利償還額の増加によるものが主な要因であり、今後も経常経費の削減はもとより、総合計画を基に各種施策に取り組み、自主財源の確保を図りながら、効率的・効果的な行財政運営に努めてまいります。

村田監査委員・浦監査委員さんには、熱心に決算審査を実施していただきましたことに、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。

地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の「決算審査意見書」、並びに担当課作成の「主要施策の成果報告書」を添えまして、議会の認定を求めるものでございます。

よろしくご審議の上、認定下さいますようお願いいたします。

議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

 これから質疑に入りますが、本案については特別委員会を設置して付託する予定でございますので、ご質疑に関しましては総括的なことについて留め置き願いたいと思います。

 令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算について、全会計の歳入歳出全般にわたりご質疑願います。

 ご質疑ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

お諮りします。

本案については、この際、議長及び議会選出監査委員を除く6人の委員で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託し、期間は会議規則第46条第1項の規定により、9月16日までに審査を終わるよう期限を付けることにしたいと思います。

異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、令和元年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定については、議長及び議会選出監査委員を除く6人の委員で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託して、9月16日までに審査を終わるよう期限を付けることに決定しました。

 お諮りします。

 ただいま設置されました決算特別委員会の選任については、委員会条例第7条第2項の規定により、今田光弘議員、末永一朗議員、黒﨑政美議員、宮﨑良保議員、松屋治郎議員、近藤隆二郎議員を指名したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、ただいま指名しました方を決算特別委員会委員に選任することに決定しました。

 決算特別委員会の委員長及び副委員長は、委員会条例第8条第2項の規定により、互選していただきます。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 22 分 ―

― 再開  午前  10 時 22 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 決算特別委員会の委員長及び副委員長が次のとおり決定し、通知を受けましたので報告します。

 委員長に末永一朗議員、副委員長に近藤隆二郎議員、以上のとおりであります。

 

日程第4、報告第6号、令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題とします。

 報告についての説明を求めます。             町長

町長(西村久之) 報告第6号、令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、説明いたします。

地方公共団体の財政の健全化に関する法律」第3条第1項及び同法第22条第1項の規定では、令和元年度の決算について、健全化の判断となる指標として「健全化判断比率」、「資金不足比率」を記載した書類を監査委員の審査に附し、その意見書を附して議会に報告し、公表しなければならないこととなっております。

令和元年度決算に基づく、健全化判断比率及び資金不足比率を算定した結果は、実質赤字比率及び連結実質赤字比率、将来負担比率、並びに資金不足比率については、該当いたしません。

実質公債費比率につきましては、5.7%で、前年度5.0%と比べ0.7%上がっておりますが、これは平成27年度の特別養護老人ホーム増築事業費補助金と、平成28年度の西町教員住宅建設事業及び野崎島神官屋敷修復事業で借入れした、過疎債・辺地債の償還が開始となったことにより、借入金の償還額が増加したことが大きな要因でございます。

なお、今後の財政運営におきましても、監査委員ご指摘のとおり、適切な行財政運営を進め、財政の健全化に努めてまいります。

以上で、説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで報告の説明を終わります。

 ただいまの報告に質疑ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

 以上で、報告第6号、令和元年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを終わります。

 

日程第5、報告第7号、小値賀交通株式会社の経営状況の報告に関する件を議題とします。

 報告についての説明を求めます。             町長

町長(西村久之) 報告第7号、小値賀交通株式会社の経営状況の報告に関する件について説明いたします。

小値賀交通株式会社は、平成4年に第3セクターとして設立され、同年10月1日から廃止代替バス事業者として、当時の西肥バスから事業を引継ぎ、バス運行を開始し、開業から28年となります。

経営状況につきましては、分析書に記載のとおりでございますが、利用客数は、1万4,354人で、前年度より1,424人、9.0%の減少となっておりますが、これは、社会福祉協議会が行っている「公共交通空白地有償運送事業」の利用者が増加したことが要因と思われます。

収入面では、前年度並みとなっておりますが、依然として敬老パスとバス運行補助金が主な収入となっております。

支出では、人件費及び燃料費の増が主なもので、修繕料は、適切な車両管理により、前年度より60.3%減少しておりますが、全体では、3.2%、43万6,067円の支出増となっております。

今後も、収支の大幅な改善は容易ではございませんが、町民や観光客のニーズ等を把握しながら、小値賀交通に関する協議を関係機関と進めながら、路線バスの安全運航と安定的な運営に努めてまいります。

資本金は2,000万円で、そのうち85%の1,700万円を町が出資しており、地方自治法第221条第3項の法人に該当いたしますので、同法第243条の3第2項の規定により、小値賀交通より提出された、令和元年度の事業計画書及び決算報告書を添付して、報告するものでございます。

議長(横山弘藏) これで報告の説明を終わります。

 ただいまの報告に質疑ありませんか。           浦議

6番(浦 英明) 7ページの経費のところなんですけれども、人件費でですね、事務委託料、これが30万と、それから給与、94万5,000円、こういうふうになっておりますけども、以前は「事務委託料」一本でやっておられたんですけど、今回二階建てで、給与と事務委託料というふうに二段階に書かれておりますけども、この内容についてお尋ねをします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えいたします。

 先ほど、町長からの説明でもありましたけども、給与について、事務委託料で半日でですね、事務委託料で行っておりましたけども、事務が膨大にあるということで、途中で一日、もう丸一日雇うという形で、給与として、雇用しております。

で、こういう形で、事務委託料と一般給与という形で、二段階で出ているというような形になっております。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 今、「雇用」という言葉が出ましたんですけども、これは会社でございますんで、これはもちろん町のほうで雇うんじゃないんでしょうけど、雇うとした場合は、雇用保険料とか社会保険料とか、そういったものはどういうふうになるんですか、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 異動した時点でですね、この社会保険料雇用保険料のほうも若干時間帯が、雇用時間等が変わりますので、その分も増えていくような形になります。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 「異動した時点で」という意味は、どういう意味なんですか。

私がよくわからないので、お尋ねをします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 異動というか、実際ですね、以前から、事務委託として雇用された方を、年度途中でですね、事務が多いということで、一日雇用という形でした時点からですね、社会保険料雇用保険料の額も変わってきますね、その時点からということで、保険料等が変わるということです。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 私は、ちょっといまいち頭に入ってこないんですけども、そうしたら雇用保険、あるいは社会保険、こういったものを付けるということになるんですか…。

それが令和2年度になるということなんですか。それ以降であるから、今んとこはわからないということなんですかね、お尋ねします。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 失礼しました。

 この分は一応会社のほうで支払う分なので、小値賀町が出すというものではありませんので、会社のほうでその分、会計のほうで支払っているものということになります。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) そうですね、会社が雇うとなれば、会社の思惑次第でしょうけども、私がちょっと勘違いしていたのはですね、令和2年度から会計年度任用職員というのがありまして、町のほうでこういうふうな雇用体系になっております。それには賞与、並びに、さっき言いました社会保険料とか雇用保険料、こういったものも一応含まれておりますんで、こういったことに制度が変わったんで、こういった会社の方にもそういった説明をされて、そういうふうにしてくださいということで指導されたのかなと、こういうふうに思って聞いたわけなんですけども、どうなんでしょうかね…。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 公務員のほうの会計年度任用職員と、また一般の、会社のほうのですね、給与体制についてはちょっと別物になりますので、指導するというか、できれば町内であればですね、同じようにしてもらったほうがいいとは思うんですが、そこは事業者のほうでですね、判断してもらうべきものだと思いますので、今後こちらのほうと同様なものにしていただきたいということであればですね、その辺、こういった声がありましたということで、お伝えはしたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。          今田議員

7番(今田光弘) 昨年の、この同じ時期の、報告のときにお伺いしたんですが、2ページの一般事業の中の5番、営業外収益ということで、「引き続き運営補助金を受ける。」ということ、これを明確に計画書の中に書かれているんですが、これについて、「おかしくないですか?」と昨年ですね、質問したときに、お答えが、「適切ではない。」と、「指導していきたい。」というお答えがありました。

にもかかわらず、同じように書かれているというのは、どういう理由でしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員おっしゃるとおり、昨年の決算の報告の際にも指摘があっております。

言われたとおり、引き続き運営補助金を受けるという文言が適正ではないと、

指導をしますということでしたんですけども、その時点でですね、この平成元年度事業計画書、毎年度、昨年の5月ぐらいにですね、もう定期総会が終わっておりまして、その時点でもこの事業計画書がですね、この文言でもう記入されておりましたので、今回もちょっと同じような文言になって申し訳ないんですけど、指導はしてるんですけども、こういった文言がそのまま引用されているというのは、もう決まった事項だったものですから、そのままにさせていただいております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) ということは、次回以降は入ってこないようにするということですよね。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 令和2年度の、この事項なんですけど、営業外収益としては、単純に「運営補助金」という文言だけを入れさせていただいておりますので、引き続き、なんか運営補助金を頼っていくような、そういう文言は変更しております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。          今田議員

7番(今田光弘) バスですが、これも昨年の会議のときに質問があったと思うんですが、端的に「1台当たり何人運んでいるか。」ということで、それについては「分析していきたい。」というお答えでした。

 分析はされているのでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 私の手元に、1台当たりというのが、ちょっとまだ数字として上がっておりません。月別に何人と、何台乗せてるというのは出てますけど、ちょっとそこまでの資料を私のほうで用意しておりませんでしたので、後日、こちらのほうから資料のほうを提出させていただきます。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 小値賀ではそういうことはないと思うんですが、都会ではバスは空気を運んでいるというお話をよく聞きます。

で、小値賀もですね、2台目というか、古いほうのバスの更新時期がたぶん近付いていると思います。

そのときにやっぱり1台当たり何人運んでるか、もちろん統計的には今出てるんですが、本当に1台1台の分析、時間とお客様の数の分析をしていって、これから先、ほんとにあの大きさのバスを更新していくのか、その辺の検討はもうしていかなければいけない時期だと思うので、その辺についてはいかがお考えでしょうか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 昨年も今田議員のほうからご質問ありましたように、今後はバスの更新時期に合わせて、もう少しコンパクトなバスのほうにということもありました。

言われたとおり、更新時期とか、先ほど言った1日当たりの人数に合わせたバスの購入、そういうことも考えていかないといけないと思っております。

 また、それだけじゃなくてですね、運行時間の変更であったり、ルートもですね、それと合わせてですね、見直していく方向で検討していきたいと思っております。

議長(横山弘藏) 松屋議員

2番(松屋治郎) この小値賀交通につきましては万年赤字体質ですね、今後ますます高齢化が進んでですね、高齢者はやっぱりバス停まで行ききらん、ほいで、社会福祉協議会の公共交通空白地有償運送事業へと利用者が流れている、このようななかに、小値賀交通とこの社会福祉協議会が行っている公共交通空白地有償運送を統廃合する考えはないか、町長に伺いたいと思います。

議長(横山弘藏) 町長

町長(西村久之) お答えします。

その件につきましてはですね、小値賀交通株式会社と、それから社会福祉協議会の両方とですね、執行部のほうで今協議中でございます。

一番最善の方法で、赤字と言いますか、一般財源が減るような方向で一応考えてまいりたいというふうなことで、今協議中でございます。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 2ページの、特別事業についてお伺いをします。

 ただいま今田議員から車両の更新ということがありましたけれども、この2番目にですね、霊柩車の老朽化いうことで、老朽化に伴う購入を検討するということになっておりますけども、現在どのような検討をしているのか伺います。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) お答えします。

 議員おっしゃるとおり、もう30年近く、購入してですね、老朽化が著しいということで、現在、来年とはまだ言っておりませんけども、状況を、事業者のほうからですね、そういう声をいただいておりますので、本格的に調査してですね、購入のほうを考えていきたいと考えております。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 考えるということですけども、いつを目処にっちゅうことはわかりませんか。

議長(横山弘藏) 総務課長

総務課長(谷元芳久) 一応、次年度以降を目指して、検討してまいりたいと思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

 以上で、報告第7号、小値賀交通株式会社の経営状況の報告に関する件を終わります。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 39 分 ―

― 再開  午後  13 時 30 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 

日程第6、報告第8号、一般財団法人小値賀町担い手公社の経営状況の報告に関する件を議題とします。

 報告についての説明を求めます。             町長

町長(西村久之) 報告第8号、一般財団法人小値賀町担い手公社の経営状況の報告に関する件について説明いたします。

一般財団法人小値賀町担い手公社は、地域の特性と資源を活かした産業の振興を図るため、次世代の担い手の育成及び生産基盤の充実を推進し、産業の総合的な発展に寄与することを目的に、平成13年3月28日に財団法人として設立、法律の改正に伴い、平成25年4月1日をもって一般財団法人に移行し、公益事業と収益事業の2つの事業を行っております。

役員は、評議員5名、理事6名、監事2名で、職員は町からの派遣職員、委託職員、臨時職員を含め27名でございます。

この報告に係る、令和元年度事業計画及び決算の内容につきましては、評議員会、理事会、監事会それぞれの承認を得て、経営状況報告書が提出されています。事業の状況につきましては、分析書に記載しておりますが、税引き後の単年度収支は、約194万円の黒字決算となっております。

公社の資本金は2,500万円で、そのうち80%の2,000万円を町が、残り20%の500万円をながさき西海農業協同組合が出資しており、地方自治法第221条第3項の法人に該当いたしますので、同法第243条の3第2項の規定により、一般財団法人小値賀町担い手公社より提出された、令和元年度の事業計画及び決算に関する書類を添付して、報告するものでございます。

議長(横山弘藏) これで報告の説明を終わります。

 ただいまの報告に質疑ありませんか。         浦議

6番(浦 英明) 21ページですね、財産目録がありますけども、この分でですね、未収金が995万というふうになっております。前年度がですね、3,960万だったので、約3,000万ほど減額というふうになっております。

これは、松の木等のお金が出納閉鎖と言いますかね、それを過ぎてから入ってきたものかどうかわかりませんけども、この内容についてお尋ねをします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 この未収金に関しましては、議員のお見込みのとおりでございまして、町の交付金、それから委託料等が中心となっております。

主なものといたしまして、離島漁業再生支援交付金の漁村支援交付金が200万円ほどございます。それから、町の、公社の活動補助金に対してが約180万、それから、議員からもお話がありました、衛生伐に関しましてが96万ほどございますが、それらが主なものでございます。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) あるところの例を出して悪いんですけども、未収金がありまして、それをもう取り切らなくて、欠損、損失で落としたというふうなことがあったんですけども、これ、今言った内容であれば取りはぐれはないと、こういうことであろうかと思いますけど、確認のためお尋ねします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 議員ご承知のとおり、担い手公社の会計は企業会計でございまして、3月31日をもって即日に閉めが行われますので、町の、先ほど言いました補助金とか交付金とかは、出納整理期間中のうちにですね、実績を見た上で、5月31日までに交付をしておりますので、議員がおっしゃるように、ほぼこの未収金に関しましてですね、個人の未収金というのはありますけど、金額的に少額でございますので、もらい損ねるということは、ほぼないと思っております。

議長(横山弘藏) 浦議

6番(浦 英明) 同じく財産目録のですね、負債のほうで短期借入金がですね、前年度は2,000万円あったわけなんですけども、今回がゼロということでありますんで、この内容についてお尋ねをいたします。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 担い手公社を運営する上で、一時的にキャッシュが不足する事態がございます。そのときに必要に応じて短期借入を行っているわけですけれども、令和元年度におきましては、その必要がなかったというふうに理解をしております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) 昨年のこの報告の際に、担い手公社は、町民からすると、いろいろ何をやっているかわからないので、説明会を2年ぐらい開いてないので、ということを質問しましたら、執行部のほうからは、「多岐にわたる事業を町民に知っていただくことは大事なことで、今後事業説明などは行ってほしい、周知してほしいと考えている。」というふうにお答えをいただきました。

 先ほどの全員協議会の中では、担い手公社は、この当該年度は開いていないし、今後ともするつもりはないと、ただ途中で若干前向きな検討のように変わってはいましたが、もう少し担い手公社自身がですね、ほんとに町民からの理解を得られていないと思われるなかで、もうちょっと企業努力をするように、やっぱり執行部のほうからも話していいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 議員ご指摘のとおり、昨年そういうご質問を受けまして、確か29年の12月、29年度を最後にですね、30年度、元年度と実施をしておりません。その前は2年続けてしていたかと思います。

 先ほど全員協議会のなかで、担い手公社のほうからですね、町の出資団体といえども民間であるというようなお話がありました。確かにそのとおりではあるんですけれども、今後この問題に関しましては、担い手公社ともまたしっかり話をさせていただきたいと思いますけれども、私の思いを申し上げますけれども、先ほどからお話があっていたように、たとえ収益事業であっても、小値賀町の社会ニーズに応えるために、農産加工とか水産加工とか、実施しているという背景もございますんで、そこに公的な支援が入っているというところもあります。

ですから収益事業といえども、町内においては公益的な性質も持っております。そうしたなかで、地域住民の方にですね、そういった活動をしているということを知ってもらうことは大事なことだと思っておりますので、重ねて担い手公社と協議をしてまいりたいと思います。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 担い手公社自身が自分のことの問題っていうことを、しっかり認識してほしいってことが一番で、それに関して言うと、先ほどの全員協議会でもあったんですけど、指導員の不足について、足りないってことで、執行部のほうからは、いろいろ県とかと協議しているという話だったんですが、本来、報告書の表現にあるように、産業振興課と協議してと書いてあるのは、本来、主体となるのは担い手公社だと思うんですよ。

あくまでも町はそれをバックアップする、その辺の認識も、やっぱりちょっと産業振興課がなんか町の代わりに、確かに現実的には町の代わりを担ってる部分もありますが、もう少し担い手公社として主体性を持ってほしいと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 ご質問のことに関しましては、先ほど全員協議会で一番大事なこととしてですね、複数の議員さんからご質問がありましたけれども、先ほど全協において答弁しました、県北振興局にお願いに行った、そこには担い手公社の部長も同席しております。

で、研修生の受入れに対して、地元農家さんだけでは不十分ではないかというご指摘もいただいたところですけど、そこは担い手公社として、地域農業全体の指導員が必要だという認識のもとにですね、指導員を求めようとしておりますので、計画書に関してですね、表現の仕方は適切じゃなかったかと思いますけれども、今、担い手公社の姿勢としてはですね、そういうふうに変わってきているというふうに私は受け止めております。

議長(横山弘藏) 今田議員

7番(今田光弘) 今のお答えですと、これも何年か前の、全員協議会かなんかの場で、先ほどもちょっとお話しましたが、これ以上ハウスを増やそうと思っても、その面積がない、場所がないと、担い手公社のほうに質問したときに、それを探すのは役場の仕事だというふうにお答えになったんですが、やっぱりそれは本来はおかしいと僕は思うんですが、その辺についても、もう担い手公社の認識は変わってきているということでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 担い手公社のほうでですね、研修生の卒業後の農地を確保してきたというのもですね、当時の事務局長のネットワークに追うところが大きかったと思います。

そういったなかで、町としましてもですね、研修生を今、月1回ミーティングでフォローアップの会議をしておりますけど、その中に農業委員会も今年度から入ってもらっております。

ですので、担い手公社としても、卒業生の農地の確保について責任はございますし、町も当然ございます。そういったなかで、先ほど言いましたような形でしていっておりますので、町が、担い手公社が、というよりも、そういったフォローしていく期間の中で一緒に農地の確保を図ってまいりたいと思っております。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。           今田議員

7番(今田光弘) ちょっと違うことを質問します。

6次産業化の支援事業ということで、最後のほうに3つの事業が出ていますが、合わせて600万円ということで、それぞれ最終的には要は売れるものを開発しなければいけないということで、かなりハードルは高いと思うんですが、毎年同じような事業で、ほんとにこういう事業を委託していて、ほんとにまた来年度以降もこのようなものを出し続けるのか、それともどこかで、例えば担い手公社以外でも開発できるところは、もしかしたらあるかもしれないという、その辺についていかがお考えでしょうか。

議長(横山弘藏) 産業振興課長

産業振興課長(中村慶幸) お答えいたします。

 今ご質問のことに関しましては、私もかなり悩んできたところなんですけど、議員がおっしゃるように、このような事業はですね、離島活性化交付金を活用してるんですけども、28年度から30年度に第1期という感じで活用しました。

で、今のこの6次産業化支援事業、町の事業では戦略産品開発事業ということになっておりますけど、これが今年度は2年目に当たります。

そういったなかで今後ですね、6次産業化をどうやって進めていけばいいのかなというふうに考えたときに、担い手公社の、やはりその公益的な機能の強化の部分と結びつける必要があるだろうと、そういったところで、さっきの7月15日の産業建設常任委員会のときも申し上げましたとおり、担い手公社の課題として、収益事業の収支の向上っていう、あらゆる収支改善の努力をしないといけないということと加えまして、地域にやはり必要とされる存在に変わっていく、それが公益的役割の再認識かと思っておりますので、そういったなかで、議員が今おっしゃいましたように、担い手公社以外の多様な機関とですね、連携して、担い手公社が自ら行う、プレイヤー的なところではなくて、生産現場や加工分野、それから販売分野といったところを結びつけるコーディネーター的な存在に変わっていってほしいと思っておりますので、この事業をですね、そういったところに役立ててほしいというふうに私も思っております。

議長(横山弘藏) ほかに質疑ありませんか。         今田議員

7番(今田光弘) すいません、もう一つだけ質問いたします。

 現在、この担い手公社の理事長は副町長ということで、副町長も副町長になった途端、理事長ということでびっくりされたんではないかと思うんですが…。

 実際ですね、ひとり、部長も小値賀から弁当持ちで行ってるという状況、そして実際に小値賀町のほうから入札をかけてるような委託業務もあるはずですけど、それを町が出すのに副町長が理事長というのは、どうもしっくりこない部分を、僕は感じます。

例えばですけど、もう第3セクターではないですから、例えば民間から人を呼ぶ、あるいは、どこかちょっと覚えてませんが、公募して、ちょっと高い給料で要は雇って、いろいろ、なんだろうな、もうちょっと民間企業として、もしかしたらちょっと表現悪いんですけど、生まれ変わることができる可能性もあるんではないかと…。

なんで、このまま副町長が理事長にそのままいるということなのか、それとも、もう少し違う方向も考えているのか、その辺について考えをお伺いします。

議長(横山弘藏) 副町長

副町長(近藤 進) お答えをしたいと思います。

 議員おっしゃるとおり、私も昨年、副町長に就任してすぐ、「あなたが担い手の理事長になります。」ということでお話を受けてやってるわけでございますけども、先ほど来、入札に関わる分とかですね、そういう案件につきましては、できるだけ見ないようにして、札のほうも町長に書いてもらうとか、そういう平等性を保てるようなやり方はやってるんですけども、やはりその辺については、なかなかちょっと、私もやりにくい部分があるのは現実でございます。

で、そのなかでですね、以前は町長が理事長をしていたということで、いつのときか、ちょっと私も覚えてないんですけども、その後、副町長が理事長にというふうに変わっております。

そのいきさつがどうだったのかというのは、私たちも知るところがないもんですから、まず一番に考えられるのが、やはり80%、町が出資しているということで、やはり町からという部分と、これちょっと憶測になるかもしれないんですけど、やはり経費的な問題、やはり人件費的な部分でいくと、そこの部分も減らせると、これ私の憶測の部分ですので、ちょっと違うかもしれませんけど、そういう事情もございますけど、今後担い手公社が変わっていく、私も町の部分を持ちながらやってるわけで、片手間って言ったらおかしいんですけど、なかなか入っていって積極的に見るということがなかなかできない状況でございますので、議員がご指摘のとおりですね、経費的にちょっときつい部分があるかもしれませんけど、ほんとに担い手公社をやりかえ、どうですかね、再生させる上で、もちろんそういう人材がですね、適正な人材があれば、その辺は検討してもいいんじゃないかなあというふうに思っております。

今後のことでございますので、上司ともですね、よく相談させていただいて、今後の方針のなかで検討させていただければと思っておりますので、答弁は、そういうことでご理解いただければというふうに思います。

議長(横山弘藏) ほかにありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

 以上で、報告第8号、一般財団法人小値賀町担い手公社の経営状況の報告に関する件を終わります。

 以上で、本日の日程は全て終了しました。

 本日はこれにて散会します。

 9月18日金曜日は、定刻の午前10時から会議します。

 なお、9月15日と9月16日は、午前9時30分から決算特別委員会となっておりますので、よろしくお願いします。

 

― 午後  1 時 50 分  散会 ―

2019.5.23 令和元年小値賀町議会5月会議

令和元年小値賀町議会5月会議

 

 

 

 

 

 

1、出 席 議 員 8 名

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員 な し

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した

者は、次のとおりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

西

 

管 理

 

福 祉 事 務 所 長          植    村    敏    彦

産 業 振 興 課 理 事         松    尾    幸    治 産 業 振 興 課 長          中    村    慶    幸 農業委員会事務局長          西         浩   康 建   設   課   長          橋    本          満 診 療 所 事 務 長          近    藤          進 教   育   次   長          永    田    敬    三

 

 

 

 

 

 

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

 

 

議 会 事 務 局 長

議 会 事 務 局 書 記

 

 

 

 

 

 

 

 

5、議 事 日 程

 

 

別紙のとおりである。

 

 

 

 

 

議 事 日 程

 

 

 

 

令和元年小値賀町議会5月会議

令和元年5月23日(木曜日) 午前10時00分

 

 

 

 

第 1 会議録署名議員指名( 宮﨑良保議員 ・ 黒﨑政美議員 ) 第 2 所 信 表 明

第 3 議案第 2 6 号 副町長選任の同意について

 

 

 

午前 10 時 00 分

議長(横山弘藏) 皆さん、おはようございます。 ただいまから、令和元年小値賀町議会 5 月会議を開きます。 それでは、本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手元に配布したとお

りであります。

なお、本 5 月会議の会議期間は本日のみとなっておりますので、皆様には円 滑な議会運営によろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

 

日程第 1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第 125 条の規定によって、3 番・宮﨑良

保議員、4 番・黒﨑政美議員を指名します。

 

 

日程第 2、所信表明を行います。 町長より所信表明の申し出がありましたので、町長の発言を許します。 町 長

町長(西村久之) 皆さん、おはようございます。 本日ここに、令和元年小値賀町議会 5 月会議を招集しましたところ、議員の

皆様にはご健勝にてご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

このたびの町長選挙におきまして、多くの町民の皆様の力強いご支援をいた だき、私が今後 4 年間の小値賀町の舵取り役として町政の執行に当たることに なりました。その任に当たりますことは、身に余る光栄でございますとともに、 改めてその責任の重大さをひしひしと感じているところでございます。

首長と議会は地方自治の両輪と言われます。これからは、何といっても小値

賀町内の相互の融和を図り、町民のためを第一に考え、選ばれた首長として、 誠心誠意その職責を全うするよう努力いたしますので、議員各位のご指導とご 鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

さて、私が今後どのような施策を進めていくのかということにつきましては、 まず、保健・医療・福祉を充実させること、次に、農業・漁業・商工業・観光 業等の地場産業を振興させること、次に、住宅や環境問題に対処すること、そ して、子供の教育や子育て支援を充実させることであります。

これらのことにつきましては、日本全国、各市町村で独自の計画書が作成さ れておりますが、小値賀町も例外ではなく、小値賀町総合計画・過疎計画・辺 地計画が策定されております。

総合計画については、10 年後までの計画でございますが、現在、後期の 5 年 間の見直し作業を進めているところでございます。

また、過疎計画・辺地計画につきましては、5 年後までの各種事業の計画を策

 

 

 

定したものでございます。

私は、これらの計画に皆様からのご意見を拝聴し、内容を精査し、優先順位 をつけながら着実に実行してまいります。

このような中、まず、最重要課題であります、不足している診療所医師につ いてでございますが、医療体制が整っていない地域には定住人口の増加は望め ないという観点から、来年の 4 月 1 日には田中医師と常勤医師の 2 名体制で診 療を実施するようにいたしております。また、再来年の田中医師の定年後につ きましては、これまでの最大の功労者であります田中医師の意向を踏まえ、そ れに沿った形で慎重に協議を重ねてまいりたいと考えております。

次に、松くい虫による松枯れ対策でございますが、すでに令和元年度の国庫 補助金、県補助金等の予算措置がなされ、空中散布及び地上散布が実施される

こととなっておりますが、今年度は、空中散布については例年どおりですが、 地上散布については無人ヘリコプターを利用することになっております。また、 できるだけ早い時期に、国・県・研究者などをメンバーにした、総合的な松く い虫対策に関する協議の場を設け、理論的な方向付けを行い、国や県に支援を 要望するよう計画をいたしております。「姫の松原」はもちろんですが、残っ ている他の防風林についても、今年度の実績を踏まえ、次年度以降の対策を早 急に国や県と協議してまいります。

次に、地場産業の振興対策でございますが、農業・水産業においては、園芸 ハウス整備事業、肉用牛産地育成強化対策事業、畜産クラスター牛舎建設事業、 燃油高騰対策事業、流通効率化コスト改善事業、水産経営安定化対策事業を、 商工観光業においては、雇用機会拡充事業補助金五島列島の島々横断交流拡 大・移住プロジェクト事業など、現在予算化されております事業については、 継続して実施してまいりますとともに、関係者のご意見を拝聴しながら行政に 反映させてまいります。

また、担い手公社の運営改革にも着手をしてまいります。 次に、高齢者や子育て世帯に対する福祉施策でございますが、敬老の日関係

補助金及び福祉関係予算、保育料軽減事業・児童公園維持管理事業などのほか に、新たに地域福祉センターの外壁工事及びトイレ等の水回りの改修事業も実 施してまいります。

次に、教育関係でございますが、子供たちは小値賀町の宝であり、日本の宝

です。子供たちの教育なくして小値賀町の発展はございません。そのような観 点から次のような事業を展開してまいります。

子供たちの学校生活での健康管理をする上で重要となります空調設備の整備 を実施するとともに、学校図書システム更新事業・ICT 教育推進事業・こども 園改修事業及び遊具整備事業などの環境づくり事業を実施してまいります。

 

 

 

次に、情報公開でございますが、現在の小値賀町の借金の残高、基金の残高

はもちろん、歳入における地方交付税の動向や地方税の収入見込み、また、歳

出において、人件費・地方債の償還額、投資的経費などの支出見込みなどの財 政状況については、5 年後を基本に 10 年後、20 年後の将来を見据えた財政計画 を作成し、皆様にその都度公開してまいります。

以上のようなことで、今後の小値賀町を支える人材の育成、後継者対策及び 雇用の創出に全力で取り組んでまいります。

現在の財政の基礎を築いたのは、16 年前に就任した、今は亡き、山田町長で ございます。

その時に、自分の身を切って、利率の高い地方債及び地方交付税措置の悪い

地方債などを繰上償還したことなど、思い切った行財政改革をやった結果、現 在の財政状況となっております。

そのことを念頭に、初心を忘れず、私の町政運営の理念であります「町民あ っての小値賀町」「町民が主役の小値賀町」を柱に、安心して暮らせる環境づ

くりと、活力あるまちづくりを目指し、夢のある小値賀町の実現に一生懸命頑 張ってまいる所存でございます。

この度の選挙を通して、町民皆様から寄せられた多くのご支援、ご厚情に対 して心より感謝申し上げますとともに、町民皆様方のご健勝とご多幸を心より ご祈念申し上げ、所信表明といたします。

今後 4 年間、どうぞよろしくお願いいたします。 議長(横山弘藏) これで所信表明を終わります。

 

 

日程第 3、議案第 26 号、副町長選任の同意についてを議題とします。 診療所事務長の退場を求めます。

(診療所事務長 退場)

本件について、提案理由の説明を求めます。 町 長 町長(西村久之) 議案第 26 号、副町長選任の同意について提案理由を申し上 げます。

現在、空席となっております副町長の人事につきましては、4 月 30 日の町長 就任以来、慎重に人選を進めてまいりましたが、このたび、近藤 進氏を選任 いたしたいので、地方自治法第 162 条の規定によりまして議会の同意を求める ものでございます。

皆様もご承知のとおり、近藤  進氏は昭和 40 年 3 月 9 日生まれの 54 歳で、 昭和 60 年 3 月に小値賀町職員として採用されて以来、34 年以上にわたり、現 在の診療所事務長をはじめ、総務課、建設課、水産商工課、教育委員会、住民 課など多くの課に在籍しており行政経験が豊富でございます。行政運営に関し

 

 

 

て優れた人材で、人格は高潔であります。

私は、自信を持って小値賀町副町長として最適任と考えております。 なお、任期は令和元年 6 月 1 日から令和 5 年 5 月 31 日までの 4 年間でござい

ます。

よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願いいたします。 議長(横山弘藏) これで提案理由の説明を終わります。

これから質疑を行います。 質疑はありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり) 議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。 これから討論を行いたいと思いますが、人事に関する案件でありますので、

討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり) 議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって討論を省略いたします。

これから議案第 26 号、副町長選任の同意について採決します。 お諮りします。 副町長選任の同意については、これに同意することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり) 議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって議案第 26 号、副町長選任の同意については、これに同意すること に決定いたしました。

しばらく休憩します。

(診療所事務長 入場)

 

― 休 憩

午 前

10

11 分

― 再 開

午 前

10

11 分

 

 

議長(横山弘藏) 再開します。

以上で、本 5 月会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。 これにて、令和元年小値賀町議会 5 月会議は散会といたします。

 

 

― 午 前 10 時 12 分 散 会 ―