小値賀町議会議事録アーカイブ

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令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第1日目)

令和2年小値賀町議会定例9月会議 (第1日目)

 

 

 

1、出 席 議 員      7 名

 

               

               2番     松屋治郎 

3番     宮﨑良保               

               4番     黒﨑政美

               5番     末永一朗

               6番     浦 英明

               7番     今田光弘

               8番     横山弘藏

 

 

 

 

 

 

 

2、欠 席 議 員      1 名

 

                1番     近藤隆二郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3、地方自治法第121条の規定により、説明のため、この会議に出席した者。

 

            な し

 

         

 

4、本会議の事務局職員は、次のとおりである。

 

 

           議会事務局長     西     浩  康

           議会事務局書記     森 知佳           

 

 

 

 

 5、議 事 日 程

 

   別紙のとおりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議  事  日  程

 

 

令和2年小値賀町議会定例9月会議

令和2年9月10日(木曜日)  午前10時00分  

 

 

第 1  会議録署名議員指名( 宮﨑良保議員 ・ 黒﨑政美議員 )

 

第 2  発議第2号  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書(案)

 

 

午前10時00 開 議

議長(横山弘藏) ただいまから、令和2年小値賀町議会9月会議を開きます。

これから本日の会議を開きます。

 本日の議事日程はお手元に配布したとおりであります。

 諸般の報告及び監査委員からの例月現金出納検査結果の報告は、印刷してお手元にお配りしておきましたので、ご了承願います。

 なお、本定例9月会議の会議期間は本日から9月18日までとなっておりますので、皆様には、円滑な議会運営に、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定によって、3番・宮﨑良保議員、4番・黒﨑政美議員を指名します。

 

日程第2、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案を議題とします。

本案について、趣旨説明を求めます。           宮﨑議員

3番(宮﨑良保) 発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案について、趣旨説明をいたします。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、甚大な経済的・社会的影響をもたらしており、町民生活への不安が続いている中で、地方税地方交付税等の一般財源の激減が避けがたくなっております。

地方自治体は、福祉・医療、教育・子育て、防災・減災、地方創生、地域経済活性化、雇用対策など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、今後の地方財政は、かつてない厳しい状況になることが予想されます。

よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、

次の事項を確実に実現されるよう、強く要望するものであります。

  1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税地方交付税等の一般財源総額を確保・充実すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。

2、地方交付税については、引き続き財政保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう、総額を確保すること。

3、令和2年度の地方税収が大幅に減少することが予想されることから、万全の減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。

4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性等を厳格に判断すること。

5、特に、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。また、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた特例措置は、本来、国庫補助金等により対応すべきものであり、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。

以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。

この意見書が国に届けられますよう、議員各位には、慎重に審議され、全員一致での承認をお願いいたします。

以上で、趣旨説明を終わります。

議長(横山弘藏) これで趣旨説明を終わります。

これから質疑を行います。

 質疑はありませんか。                  松屋議員

2番(松屋治郎) 1番のですね、「地方の安定的な財政運営に必要な地方税地方交付税等の一般財源総額を確保・充実すること。」、これはわかるんですけど、その後のですね、「臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。」、この意味がちょっとわからないんですけど、ご説明願います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 06 分 ―

― 再開  午前  10 時 10 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) ただいまの質問にお答えをいたします。

 現在、コロナウイルス対策で国は大幅に予算を確保しているところですが、雇用対策などの喫緊の財政需要の対応をはじめ、ほんとに、国の財政がひっ迫している状況のなか、臨時財政対策債及びその他の借金といいますか、それをやってるところでございます。これがあまりにも多くなりますと、国の財政そのものに影響がございますので、その臨時財政対策債の範囲を超えない程度に、あるいは、償還の確保策の削減に努め、国の安定した税源に確保するよう、ということであろうと思います。

以上です。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 11 分 ―

― 再開  午前  10 時 15 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。

 ほかに質疑ありませんか。                 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 5番目の、「特に、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。」とありますけれども、こういう動きがどこまで進んでいるのか、あるのか、この説明をお願いします。

議長(横山弘藏) 宮﨑議員

3番(宮﨑良保) お答えします。

 小値賀町においては全く関係はないとは思うんですけども、長崎県市町村議会議長会から提案されたこの意見書案の模範例によるところ、この文言が入っているところでございますので、あらかたご了解願いたいと思います。

議長(横山弘藏) 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 当町に関係のないことは、こういう項目は入れないでいいんじゃないかと。だから、当町に関係のあることだけ一生懸命審議すればいいのであって、上からだんだん来て、そのサンプルがきて、そのままやるんだというような考え方はちょっとおかしいんじゃないかと…。

そもそも意見書っちゅうのは、後でいろいろ、なんとか大臣、かんとか大臣ってありますけれども、どういうことかっちゅうと、官報に、北海道から沖縄までの市町村、それで、官報にこういう意見書がありました、それで終わりじゃないんですか…。

もっと実行力のあるようなことをやるべきであって、当町に関係のないことは削除すべきだというふうに私は思います。

 私の考え方がおかしいと思う方もおるかもわかりませんけれども、絶対おかしくはないと。やっぱり、本町、当町っちゅうとかな、関係のあることだけ決めればいいことであって、だからサンプル通りにやるということは非常におかしいと、私は思います。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 18 分 ―

― 再開  午前  10 時 25 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) お答えいたします。

この意見書につきましては、長崎県議長会から提案されたものを小値賀町議会運営委員会で検討され、提案するものと決定をしましたので、ここに提案しているところでありますので、ご了解願いたいと思います。

議長(横山弘藏) 黒﨑議員

4番(黒﨑政美) 私はそういうことは聞いてないんですよ。

 「制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。」っちあるので、これが中央政府あたりの話し合いでどこまで進んでいるのかと、どういうことかということを聞いているわけです。それは意見書っちゃ、こうこうこういうふうに出したという意味は十分わかっとっとですよ。

だから、こういうことがなぜ、どうして行われているのか、どこまで進んでいるのかということですよ。見直しを断じて行わないことっち書いてありますんで、見直しの話し合いがどこまで進んでいるのかというようなことを聞いているわけです。

議長(横山弘藏) しばらく休憩します。

 

― 休憩  午前  10 時 25 分 ―

― 再開  午前  10 時 52 分 ―

 

議長(横山弘藏) 再開します。               宮﨑議員

3番(宮﨑良保) ただいまの黒﨑議員の質問にお答えをします。

 現在、国においてはですね、事業所において令和2年の10月から12月の間において、減少された分について、その見直し、減額をするということが決定をされております。30%から50%の間は2分の1、50%以上は固定資産税がゼロということでありますが、こうなりますと小値賀町の財政については非常にひっ迫する状況になります。

これをさせないための意見書として、これを提案するものでございます。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに質疑ありませんか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

これから討論を行います。

まず本案に反対者の発言を許します。

ありませんか。

(「反対討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 反対討論なしと認めます。

次に本案に賛成者の発言を許します。           今田議員

7番(今田光弘) この意見書案について、賛成の立場で討論いたします。

新型コロナウイルス感染症に関しては、全国的に収束の目処は見通せないどころか長期化が予想される状況になっており、小値賀町民にとっても普段の生活の中でさまざまな不安が続いています。

このような状況のもと、経済的、社会的影響も大きく、今後、地方税地方交付税が大幅・急激に減少することが予想され、このままでは財政力指数が0.10と全国的にもかなり低いレベルである小値賀町の厳しい財政は、さらにより厳しいものになることは間違いありません。

しかし、小さな町といえども、住民の命と生活を守るために、行政サービスを安定的・継続的に提供していくことは必要不可欠です。また、新型コロナウイルス感染症にかかる継続的な対策も必要で、当然コストもかかります。

国の一般会計補正予算で、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」あるいは「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」は成立しましたが、全国の地方自治体が必要とする財政需要に対応できるような規模ではないようです。長期化が予想される新型コロナウイルス対策には、国のさらなる追加予算措置が必要不可欠です。

さらに、新型コロナウイルス対策の予算措置だけではなく、地方財政全体の財源の確保・充実・強化とともに、国税地方税の体系そのものの整理合理化を図ることも必要だと思います。

令和3年度の、来年度の政府予算と地方財政の検討に当たり、地方の実情を直視した現実的な予算を立てるとともに、地方財政の確立をめざすべく、発議にある5つの事項の確実な実現を内閣総理大臣以下、国会、関係行政庁に強く求めるこの意見書に、いろいろな考え方があるとは思いますが、議員皆さんの同意を得られることを期待して賛成討論を終わります。

以上です。

議長(横山弘藏) ほかに討論ありませんか。

(「賛成討論なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 討論なしと認めます。

これで討論を終わります。

これから、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案を採決します。

お諮りします。

本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

したがって、発議第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書案は、原案のとおり決定されました。

お諮りします。

ただいま決定されました案件につきましては、会議規則第45条の規定により、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。

異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(横山弘藏) 異議なしと認めます。

 したがって、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。

なおこの意見書は、内閣総理大臣財務大臣総務大臣厚生労働大臣経済産業大臣内閣官房長官、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣、衆議院議長参議院議長へそれぞれ送付することにいたします。

以上で、本日の日程は全て終了しました。

なお本定例9月会議は、台風9号、10号の影響を鑑み、9月11日、12日、13日を休会とし、14日より審議を再開いたします。

9月14日は、定刻の午前10時から開議します。

本日はこれにて散会します。

 

― 午前  10 時 57 分  散会 ―