小値賀町議会議事録アーカイブ

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2014.3.7平成26年小値賀町議会予算特別委員会

  • 委員会を開いた年月日及び場所

平成26年3月7日  午前10時00分開会

小値賀町役場 3階第1会議室

 

  • 出席した委員の氏名

                        委員長   末 永 一 朗

                        副委員長   岩 坪 義 光

                        委  員   伊 藤 忠 之

                        委  員   浦   英 明

                        委  員   小 辻 隆治郎

                        委  員   土 川 重 佳

                        委  員   宮 﨑 良 保

                        委  員   松 屋 治 郎

                        委  員   近 藤 育 雄

 

  • 欠席した委員の氏名       な  し

 

  • 出席した委員外議員の氏名

                        議  長   立 石 隆 教

 

5.説明のため出席した者

                  町長    西   浩 三

                  副町長    谷   良 一

                  教育長    浦   幸一郎

                  会計管理者    熊 脇 一 也

                  総務課長    中 川 一 也

                  住民課長    吉 元 勝 信

                  福祉事務所理事    平 湯 貴 浩

                  産業振興課長    西 村 久 之

                  産業振興課理事    尾 﨑 孝 三

                  建設課長    升 水 裕 司

                  教育次長    田 川 幸 信

                  農業委員会事務局長    蛭 子 晴 市

 

6.職務のため出席した者

                  議会事務局長    大 田 一 夫

                  議会事務局書記    岩 坪 百 合

 

7.付託を受けた事件の件名

          議案第32号  平成26年度小値賀町一般会計予算

 

開会時刻10:00                            音声3/7

委員長(末永一朗) 皆さんおはようございます。

ただいまから本日の予算特別委員会を開会する。

昨日に引き続き、一般会計の歳出から質疑を行う。

民生費から款を追ってご質疑願う。

第3款・民生   

44頁から54頁。ただし、49頁から51頁の2項、3目・児童福祉施設費は教育費と合わせて後ほど質疑を行う。                  浦 委員

委員(浦 英明) 1項、1目の15節・工事請負費900万円、福祉センターのエレベーター改修工事が上がっているが、これは18年経過したので今回改修という説明があったようだが、設置した時の費用はどのくらいだったのか。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この分は福祉センター全体の工事費の中に盛り込まれているので、エレベーターに係る分がどれくらいというのは掌握していない。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) それは後でも結構。ではこれの着手する時期と完成の時期、そしてその間に支障はないのか尋ねる。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この分は一応、入札をする予定なので、工期等に関してはまだ詳細は決まっていない。工事中の安全部分だが、福祉センターのエレベーターは使用頻度はそう高くないので、緊急にというような定期点検での指摘はない。しかし18年19年経過して、電子部品の老朽化、ワイヤー交換などが必要という指摘がされているので、今回、2階の介護予防センターで機能訓練事業といったものも行う予定なので、そういったことを考えたとき、やはり安全対策は必要だと思う。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) それも分かるが、例えばエレベーターを使う頻度は少ないと言ったが、そういった人達に支障はないのかということも聞いたのだが。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 工事期間中に支障があるかという質問?人数的にはそう多くないと思うが、工事期間中はそういう事業を少しずらしたり、あるいは職員が階段を使って車椅子を引き上げるなど、万全の体勢を取りたいと考えている。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 浦議員と同じ工事請負費のことだが、先ほど課長が言った電気関係とかワイヤーの取替えとか、もう少し詳しくお願いする。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 基本的には、制御板の中の電子部品が経年劣化している。消耗品なので一番重要だと指摘されている。従って制御板の交換と巻き上げ機のオーバーホール並びにモーターの交換、ワイヤーの交換、開閉の点検修理、そういった全般的な部分を今回するという提案を受けている。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) その下の19節。微々たる金だが、遺族会の追悼式参加旅費補助。これはどこまで参加して、この旅費を出すのか。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この旅費補助は大村までと計画している。実は戦没者慰霊祭のあり方が近年、色々話題になっていて、県のほうでは献花式という方向で、無宗教というような方式に変わっている。そういう部分で町のほうも、今後どのようにやっていくかということを遺族会とも協議している段階。今回、県の式典に遺族会にも参加して頂いて、今後の小値賀の慰霊祭をどういうふうにしたら良いかの検討の参考にさせて頂くため、旅費補助を計上している。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) せれば、遺族会のあり方を勉強するため、今回補助するわけか。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 遺族会のあり方というより、町が行っている戦没者慰霊祭の今後のあり方を検討したいと考えている。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 46頁の障害者福祉費の報償費だが、小値賀町身体障害者福祉協会設立準備と19節・小値賀町身体障害者福祉協会補助金というのが新たに出ている。それの設立趣旨と、何人ぐらいいるのかを伺う。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 身体障害者福祉協会というのは、県下全域各市町で設立されている。本町においても昔こういう組織があったが、中々会長や役員を選出できずに途中で休止という形になっている。昨年に県の身体障害者福祉協会の理事長が来て、長崎県内でそういう組織が出来ていないのは小値賀町だけだということで、パラリンピックなどもあるので、やはり身体障害者の福祉向上のためにもそういう組織を設立して、町としても支援してほしいという要望があった。そういうことで我々としても、身体障害者の色々な意見を聞く場あるいは福祉向上の助言をしていただく組織として、再編成したほうがいいんじゃないかと考えている。こういう組織を設立するために事前に協議してもらう方々の手当と、設立後の協会の運営補助という形で予算計上している。それと身体障害者の手帳交付を受けている方は全部で258名。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) もうひとつ同じこと。25万の補助金になっているが、これはどういう根拠に基づいているのか。それと会長予定者はまだ分からないか。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この25万円の根拠は、基本的には総会を開いてもらうときのお茶代などの予算。それと、こういう協会が設立すると、県の会議などがあることになるので、それらに出席してもらう旅費などを勘案して予算計上している。協会の設立がまだなので、会長や役員はまだ未定。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 同じく障害者福祉施設で。手元に第3期の障害者の計画を持ってきたが、この第3期において平成26年までの大きな改革として、障害者から一般就労への移行支援の強化があると書かれている。またその名称が26年度から障害者福祉計画協議会と変わっている。そこで伺うが、現在福祉施設から一般就労へ変わった目標値が約1名となっているが、その1名は確保できたのか。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 委員が言うように、本町にはそういう障害者施設がない。こういう障害者自立支援のための事業については、殆ど町外の施設の中でやっているのが実情。国のほうでも、障害者を地域の中に戻して一般の方と一緒の環境で仕事や生活をしたり、という方向に進んでいる状況。第3期の計画の中では、本町としても1名の一般就労と目指しているが、なかなか実態としては厳しく、そういう結果はまだ出ていない。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 中々結果として出ないという答弁だが、次は第4次の福祉計画で協議会が今回予算に上がっている。これから協議するのだろうが、第4期においてどのような政策をやっていこうというのが分かっていれば答弁を。まだ計画中であれば結構。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この計画については県のほうから方向性などの説明会があって、それを元に町の実情や障害者を取り巻く環境などを分析しながら計画を立てていくことになるが、まだ国からの具体的な部分も降りてきていないので、4月以降に担当者会議があって、それに基づいて計画を少しずつ検討していくという段階。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 9目の臨時福祉給付金。これについては昨日説明していたが、消費増税にかかる低所得者対策として一人1万円から1万5,000円とあったが、そこの説明を私はちょっと書いていなかったので、もう少し詳細説明を。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 委員が言うように消費税が5%から8%になるので、それによってやはり低所得者などが大きな影響を受けるだろうということで、臨時的な給付金を支給して少しでも緩和を図ろうという目的で、この制度が設けられている。内容は昨日と重複するが、町民税均等割非課税の方々に一人当たり基本的に1万円。それから年金が安い、障害年金といった方には加算として5,000円の支給。これは先ほど均等割非課税と言ったが、そういうのを調査したりデータを集めないといけないので、これにかかるシステム改修費などについても補助対象ということになっているので、これは10分の10の事業となる。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) その説明は分かっている。対象者を言っていたみたいなのでその数について。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 現段階で把握できる最大の数だが、基本を支給するのが1280人、加算分は960人。これは当然、重複する可能性もあるが、この人数を見込んでいる。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 52頁の2目・扶助費。生活保護。去年から比較すると110万ほど上がっているが、これの内容説明を。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 昨年度は、大変申し訳ないが、この内訳を書いていたと思うが、今年はそれが漏れていて、大変失礼した。この生活保護扶助費の中には生活扶助があり、昨年はこれが1,760万だったが、これを1,750万と見込んでいる。それから住宅扶助が昨年が171万、今年度が300万と見込んでいる。教育扶助が12万を今年度は10万。介護扶助90万を100万。医療扶助1,500万は今年も1,500万。生業扶助67万を50万。今年度の予算については、1年間やってみて大体の実績が出ているので、それに基づいて予算計上しているが、住宅扶助、家賃にかかる扶助だが、その分が昨年度より130万程度伸びている状況。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) ちょっと聞き漏れたので。生活扶助が1,750万。これは去年からすれば減っていたのか。住宅のほうは増えているようだ。人数はさほど変わらないのか?その点がよく分からなかった。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 昨年度は県から町に事務が移行されるということで、かなり大雑把な数値で町のほうにデータが下りてきている。というのが、県北、東彼、管内一緒に纏めたデータの中から小値賀の分を抽出して、昨年度はデータを貰っている。そういう中で実際、平成25年度やってみてどれくらいかということで、今年度予算計上しているが、そういう中で生活保護世帯が30世帯45人という状況。今年度住宅扶助が伸びているのは、町営住宅の人などが増えているという実態があるので、この分についての予算が伸びている状況。

 先ほど、エレベーターの設置工事費がどれくらいかという質問に対して、全体の工事費の中に盛り込まれているという答弁をしたが、その設計の中のエレベーター分を見てみると、1,450万という数字らしい。

委員長(末永一朗) 第4款・衛生

53頁から57頁、ただし55頁の1項3目・環境衛生費と57頁から60頁の2項1目・塵芥処理費及び2目・し尿処理費は土木費と合わせて後ほど質疑を行う。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) ないようならしばらく休憩する。          30:00

(住民課退室)

 

― 休憩  午前  10 時 29 分 ―

― 再開  午前  10 時 36 分 ―

(建設課入室)

委員長(末永一朗) 再開する。

第4款・衛生                  小辻委員

委員(小辻隆治郎) 塵芥処理費、最終処分場の報酬が昨年に比べて2倍になっている。これは1人雇うつもりなのか。それから7節・賃金。木材破砕作業賃金、資源物処理賃金。これは臨時的なものかどうか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 1点目の塵芥処理費の報酬の件だが、備考欄に最終処分場管理報酬と書いているが、もうひとつストックヤードの処理、管理報酬ということで付け足してもらえればと思う。ということで最終処分場は今まで通りの1名、ストックヤードのほうに1名専従で貼り付けようと思っている。今まで担い手公社のほうにストックヤードを委託していたが、担い手公社も業務が多忙でペットボトルとか空き缶とかダンボールとかの処理が追っつかないということで、うちで直接嘱託を雇ってやるつもりなので、これは2名分が上がっている。それから木材破砕の作業賃金と資源物処理賃金というのは、臨時的に雇い入れようと思っている。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) わかった。それでは専従ということは、義務的経費みたいな形になる?その木材と資源については臨時的なので義務的経費にはならないということか?それとも定期的に雇うということか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) さっき言ったが、報酬については常時1名嘱託として雇用する。木材破砕と資源物処理賃金は、作業の繁忙期に雇うということで上げているので、人件費には加算してこないと思う。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 59頁の工事請負費の中で、今度新しく産業廃棄物用の道路を建設するわけだが、ちょっとイメージ的に分からないのだが、新設する道路のイメージを教えて欲しい。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 今の頁の備品購入費のところに木材破砕機購入費というのがあるが、今、家屋の解体や道路の清掃や各民家の生垣とかを伐採した木とか、廃材とかが最終処分場にたくさん集まっている。これを小さく切って焼却場で処理をしているが、そういう家屋の廃材等になれば、個人の家を解体するときなんかは小さく切る手間がかかり、請負で出したとしても個人の負担が大きくなる。そういうことで、この木材を何とか有効利用しようと、木材破砕機を購入する。堆肥センターが今、水分調整剤としてオガクズを外から買っているので、そういうのに有効利用したいということで、最終処分場から堆肥センターまでの間を、道路延長としては約52メーター、最終処分場の端っこから一番近いところで山の中に新しい道路を作ろうということで、幅4メーター、舗装なし、砕石舗装だけで作って、西目の最終処分場で一次破砕したオガクズをフレコンバッグに入れてトラックで堆肥センターまで運んで、センターで2次処理をかけてオガクズにする計画。そういう中で処理の効率とかを考えた場合、その間の道路を作ったほうが作業効率もいいし、今回購入する木材破砕機を格納する場所も堆肥センターと考えているので、そういうことを考えると作ったほうが効率化が図れると思い、計画している。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) ということは、最終処分場から堆肥センターまでの畑とか田んぼとかあるところの、一番近いところに新しい道路を作って、できるだけ距離を短くするということ?

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 田んぼとか畑は通らず最短距離で、勾配がそんなにないところを通したとしても52メーターだが、土地としては1名の山林を買収する形になる。後は町有地。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 今イメージという言葉が出たので私も使わせてもらうが、木材破砕機のイメージというのが分からないが、例えば家屋用廃材などは釘とか、ひょっとして鉄製の鎹など含まれると思うが、そういったものも裁断する能力があるのか、この2,200万という備品は。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 木材破砕機は自走式、キャタピラがついた移動が出来るタイプを考えているが、出来るだけ省力化して人間の手がかからないように、今、西目の最終処分場にあるユンボの先に掴むアタッチメントがあるが、それで直接、破砕機の中にどんどん入れられるようなものを考えている。特に家屋の廃材などは釘とかがあると思うが、大きいものはある程度取らないかんが、細かいものは破砕した後に、磁選機といって、磁石で鉄を吸いつけて、それ以外の木材だけを外に分けて出すような形になっている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) その上、58頁、事業費の中の修繕料。これについては主要施策一覧表を見ると、バグフィルター装置のろ過装置の交換とか色々内容を書いているが、聞き慣れない言葉が出ているので内容の説明を。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) まず用語の説明をすると、バグフィルターはダイオキシンの関係で増設されたもので、焼却炉から出てきた灰や煙を小さな膜で一旦ろ過というか、通して、微粒子をそこで止めて外に出さないという装置がある。それと次にダスト搬出装置のスクレーパーというのがあるが、このバグフィルターで濾された微粒子を少し水分を調整しながら外に出して搬出するのだが、その微粒子の灰を運ぶ、チェーンが両脇にある構造でチェーンの中を小さな鉄板で、要するに水車みたいな感じと考えてもらえばいいが、それで灰を送り出すという装置がある。そういう装置が、灰の成分や水分とかサビがひどく出るところで、今までもちょこちょこチェーンが切れたり、途中で巻き込んで動かなくなったりという症状で、かなり補修を続けてきている。とうことで今回、取り替えさせてもらおうと考えている。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 55頁の環境衛生費の海岸漂着物の対策について、これは平成23年度に1回行われているが、その時は確か柳、浜津だったと思うが、今回はどの地区を予定しているのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 歳入の時にも答えたが、この漂着ゴミの範囲は本島内の全地区を考えている。また、今まで離島の自治体の首長や議会からかなり国のほうに漂着ゴミ対策の陳情があって、かなり県でも予算がついているらしいが、その予算をなかなか消化しきれないから、26年度にはひょっとしたら補正を付けるかもしれないということで、この600万以上のもっと多額になるかもしれないが、この先また補正で上げさせていただこうと思っている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 58頁の、さっき聞いた下の12節の役務費。これの通信運搬費88万6,000円上がっているが、昨年度より大幅に上がっているので内容を尋ねる。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) これは今回、パチンコタイガーの改修に関わってくるが、そこをストックヤードとして使わせてもらうということで、他にも管理するが、今回フォークリフトを購入させてもらうのだが、そのフォークリフトで小さなコンテナでどんどん運ぶ予定にしている。そのコンテナを今回、購入しようと考えている。その分、今回コンテナ22機買う予定で、それで約60万程度増えている。あ、今のは訂正。勘違いしていた。これはダンボール等、雑誌類の運搬量ということで出てくる。これが25年度と比べて上がった原因。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 上がったのは結構だが、どういうふうにして上がったのか、その内容を尋ねる。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 今までは上五島の業者が直接トラックで現場まで回収に来ていた。その時は製品代はタダで、輸送費だけうちが負担していたが、今回は直接うちが積み出して、その売れたお金は利益としてうちに入る。そういうことで、25年度とは搬出の方法が、コンテナの搬出に向こうから来たトラックに積み込むという方法から変わった。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 先ほど答弁を訂正した分だが、コンテナを22機と言った。それは備品購入費の中のフォークリフトか何かに一緒に含まれているのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) すいません、何度も訂正するが、58頁の消耗品費57万5,000円というのがあり、この中に積み込みパレット20個の13万円を計上しています。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 55頁、さっきの伊藤議員の質問に関連だが、委託料の海岸漂着物。去年までは業者等がしていた。さっき課長の答弁では小値賀全地区と言ったが、また業者がするのか各地区でやるのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 色んなパターンが出てくると思うが、基本的には請負として各業者に出そうと思っているが、他にも色んな方法が出てくる可能性があるので一概にはいえない。地区に丸ごと投げようというのは考えていない。業者や民間団体など。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 関連して、集まったゴミの処分はどのように?

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 25年度まではプラスチック類やビンなど、種別によって分類をしてフレコンバッグにそれぞれ詰めて島外搬出している。木材破砕機が購入されたことで、ひょっとしたら木材は町内で処理できるかもしれない。

委員長(末永一朗) 宮﨑委員

委員(宮﨑良保) 同じ頁、15節に斎場の外壁補修工事費250万がある。内容の説明を。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 葬斎場に行った時に外観を注意して見てもらえれば、軒先とか軒下のコンクリートが剥離して鉄筋が見えている箇所がかなりある。剥離して水が浸透していけば、ずっと鉄筋を伝わってコンクリートが剥離していく状況になる。今のうちにこれを補修しておけば、ずいぶん長寿命化に繋がるんじゃないかと思う。

委員長(末永一朗) 第7款・土木費    57:52

77頁から79頁。               伊藤委員

委員(伊藤忠之) 79頁の道路新設改良工事だが、大浦中央線工事の内容の説明を。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) この場所は昨年だったか、松瀬さんのところの、火葬場に入るところの改良をしたが、あれから今度は、火葬場の横を通って大浦に行けば二股に分かれているが、全長が182メーターだが、ちょうど火葬場の横が特に舗装状態が悪いと思うが、それは昔のコンクリート舗装の上にアスファルトを載せているので、やはりコンクリートアスファルトとの段差が出来てひびが入り、アスファルトが下がっている状況。かなり交通量も多く、斎場の利用も多いということで、今回の改良は幅を広げるのではなく路盤をコンクリートまで取り除いて、それからCBR試験というのが委託料として出ているが、CBR試験でどれだけの荷重に耐えられるかという路床調査を行って、アスファルト舗装をしようと考えている。そしてまた、一部、側溝が非常に悪くなっているところがあるので、その排水溝も含めて道路の改良をやろうと考えている。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) これは松瀬さんとこの工事をした時に、大型ダンプなどがバラスとか何とかを積載して通るとに、いずれはこうなるだろうと予測はしとったが、これはもうちょっと、さっきのCBRの試験をして絶対凸凹にならんような工事を考えて頂けねば、小値賀町がある限り、あそこは重機や大型ダンプが通るから、しっかりと対応して頂きたいと思う。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 砕石とか砂とかの資材揚場が黒島の橋の向こうの埋立地にあるが、そういう積載車両の大型車が笛吹の街中をできるだけ通らないようにということで、過疎区間農道の大浦の道から火葬場に抜ける道を通って運ぶようにという指導をしているので、大型車が通る道としてちゃんとCBR試験をして、土盤圧を設定して今のような状況にならないように注意したいと思う。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) ついでに今度、観光ではないが、小値賀町の看板を作るので、大型車両に注意とかいう方面の看板も設置したらと思うがどうか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 今年度、各地区や道案内の看板を作っていくと思うが、それも出来るだけ景観に配慮した最小限度の数で作る計画なので、ここは大型車専用で通りますっていうようなものは、なるべく作らないでいこうなかとは思っている。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 78頁の2目1節の報酬だが、これは年々上がってきている。恐らく草刈りだと思うが、年々こういう金額を維持していくのか伺う。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 道路の維持管理で草刈りなどを行っているが、25年度から各所管の公園関係とかを全てうちのほうで管理するように一元化になっているが、25年度から26年度は予算上はあまり変わっていない。ここに報酬で350万程度上がっているが、その下にある賃金で約300、同じ額だけ下がっている。そういうことで、今7名体制でやっているが、賃金から報酬に動いとるだけで、金額的には上がっていない。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) わかった。いずれにしろこの賃金はそのまま毎年推移していくと考えていいか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 以前から、近藤議員の一般質問でも今の7名体制で維持していけるのかという話があったが、25年26年やってみて、何とかやっていけそうではないかと思う。事態が変わってくれば増減あるかもしれないが、今のところ7名体制でやろうと思っている。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 1目・住宅管理費の中の11節・需用費、修繕料310万の説明を。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) この内訳は、旧小浜住宅が建設当初のサッシがそのまま入っている状況で、このサッシの取替えと、中の畳の取替え。小浜住宅というところが、入居者の入れ替わりが中々頻繁にはなくて、1年2年で入居者が入れ替わるんであれば敷金の中で入れ替えていくが、長年住んでいて非常に畳が傷んでいる。その取替え。それと今度は新小浜団地の外壁の塗装。今、クレオソートで塗っているが、色がはがれかけている。防虫も含めて外壁の塗り替えを考えている。これらは主なものだが、そういうことを含めての310万。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 建物の修繕とは時期時期、発生するものだが、修繕に町がお金を出さんといかんちゅうことで、入居者にも入居当時に、やっぱり大切に使うような指導も仰いでほしい。傷んだからすぐ修繕、また予算化するということが毎年ずっと、修繕料でこうして上がってくるわけだから、町にとってはたまらんと私は思う。自分の家やったらきれいに扱うでしょ?そういう気持ちになるような指導とかを今後やって欲しい。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 言うとおりだと思う。私達も時々入居者から補修をしてくださいなどの連絡が入ってお宅にお邪魔するが、やはりきれいに掃除して使っている人もいて、またそうじゃない人もいて、その時には、やはり自分のものと思って掃除とか管理をしてくださいとは必ず言っているが、これからも入居者についてはその折ごとに言っていきたい。

委員長(末永一朗) 第10款・災害復旧費

97頁から98頁                岩坪委員

委員(岩坪義光) 2項の道路橋梁。最近よくテレビなどで、防災で道路、橋の老朽化が言われている。町内も大して橋はないと思うが、小値賀の橋の老朽化の点検などはしているのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 25年度の予算で上がっていたが、道路のトンネル、橋などの点検を25年度に行っている。これから先、自分たちで点検が出来る指針というものを25年度の委託の中で方向性が示されたので、そういう中で点検をしていこうと思っている。

委員長(末永一朗) 第5款・農林水産業費、3項4目・漁港管理費、3項5目・漁港建設費                松屋委員

委員(松屋治郎) 委託料で船瀬海水浴場管理委託料と維持管理費。船瀬海水浴場についてこの2つがあるが、これの利活用方法は、懸案の問題と思うが何かあるのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 船瀬の海水浴場のレストランハウスということで整備しているが、25年度に1名利用したいということで申し出があって検討したが、最終的には断念したということで、今空いているが、できるだけレストランみたいなもので活用したいと思っているので、今後もそういうことで情報を集めたり募集をして活用したい。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 5目・漁港建設費の15節・工事請負費。柳漁港高度利用整備工事は、長さ300m、車止めということだが、場所の設定等を教えて欲しい。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 柳の漁港の車止め設置だが、今、浮き桟橋の岸壁にくっついている浮体式係船岸というのがFRPで作っていると思うが、それを除いたところの岸壁は全てつける予定。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 同じ73頁の漁港関係の工事請負費、15節。ちょっと地元も関係あるのだが、近浦と納島の工事が入っているようだ。近浦の桟橋も日ごろ見て、かなり老朽化していると思っている。全体の工事費が示されているが、近浦、納島、それぞれの金額と、一番問題なのは時期も含めて、分かる範囲で教えて欲しい。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) この機能保全工事の該当箇所は、今言った近浦の桟橋の補修工事と、納島漁港の浮き桟橋の補修工事とそれに関わる実施設計費をここに上げている。それぞれの事業費は、今から入札をする関係上ちょっと言えない。

委員長(末永一朗) 松屋委員

委員(松屋治郎) この前も聞いたことがあるが、観光客もどんどん増えている状況の中に、人が落ちたときの対策、浮き輪とか上がり口を付けるとかは考えないのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 大体殆どの漁港で階段とか、FRPの浮体式係船岸には必ず手すりを付けている。岸壁にどうしても階段が付けられない場所があれば、そういうところを調査してみて、そういう浮環とかを設置することも考えたいと思う。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) これで建設関係の質疑を終わる。 1:20:38

休憩する。

(建設課退室)

 

― 休 憩  午 前  11 時 23 分 ―

― 再 開  午 前  11 時 31 分 ―

(産業振興課入室)

委員長(末永一朗) 再開する。

第5款・農林水産業  建設課関係を除いて質疑する。

61頁から71頁。                土川委員

委員(土川重佳) 1目・農業委員会費の報酬。報酬はいいが、本年度は6月に農業委員会の改選ということで、女性農業委員の話があっているが、どのように進捗しているのか。

委員長(末永一朗) 農業委員会事務局長

農業委員会事務局長(蛭子晴市) 議員もご存知の通り女性農業委員を登用してくださいとのことで県からも要請があっている。7月に改選があるので、女性委員を2名登用できないかということで検討をしている。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 農業の振興のためにも、こうして女性2名の登用ということで、是非やっていただきたいと思っている。

委員長(末永一朗) 宮﨑委員

委員(宮﨑良保) 5目の委託料だが、堆肥製造施設管理委託事業で460万、土地改良施設維持管理施設事業で960万と、1,420万上がっているが、内容の説明を。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) まず堆肥製造施設の委託料についてだが、今、西目に堆肥製造の施設があるが、そこの運営費と人件費の委託料。土地改良施設の委託料は畑総事業が既に竣工しているが、その土地改良施設についての維持管理、人件費を含む経費の計上。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 62頁の農業振興費の中で、報酬として人・農地プラン検討委員会というのがあるが、大体、人のほうは青年就農金とか色々あって、取り組みやすいところから取り組んでいくというような、前の答弁だったが、この農地集積のほうに関しては26年度の大体の予想では集積の可能性はあるのか。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 農地集積については、円滑化団体といって、担い手公社のほうに色々してもらっているが、不在地主等で集積も難しいということもあり、耕作しにくい畑等が残っていて、作ってくれる方がなかなかいないということと、狭地直しも含めて、今後、利用しやすいような農地の形態にして集積を図っていきたいと考えている。今年はまだその見込みははっきりと立っていない。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 同じく62頁のイノシシ捕獲関係について。報奨金としてイノシシ捕獲報償金30万ほど上げている。30頭分だと思うが、25年度の実績、13頭までは聞いているが、その後増えているのかという実績と、この前2月だったか、宇久島で試験があった。それによって免許取得者が増えたと思うが、26年度初めの免許保有者の人数が分かればお願いする。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 免許取得者は40名。25年度の実績は13頭からは増えていない。今年はなるべく多く捕りたいが、増えなければ多く捕れないので、今、実際、専門家に昨日まで来てもらっていて罠もかけてもらっている。話によるとすぐ、今日ぐらいには3~4頭捕れるという話だったが、まだ捕れていないので、一生懸命頑張って現在いるイノシシを捕りたい。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明)63頁、これも19節で宇久小値賀地域鳥獣被害防止対策協議会補助金が1,521万5,000円となっている。これは歳入の時に、15kmのワイヤーメッシュをやるという話をしていたのでここに関連があるのかなと思うが、尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 言うとおり、歳入でワイヤーメッシュ設置の補助金が出ていたが、それ以外に、ワイヤーメッシュで囲んでも道路から入る可能性があるので、道路に門扉を設置するということをこれに加えて、1,521万5,000円計上している。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 明細を教えて欲しい。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 金額で言うが、ワイヤーメッシュ設置の費用が1,336万5,000円。これは概算。門扉の設置が175万円。それと運営費が10万円。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 67頁の13節・委託料。地域林・里山林整備業務委託料が出ているが、内容と委託先と、財源は一般財源なのかどうか、3点伺う。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) これは入札をしてからのことだが、今のところ委託先は担い手公社を考えている。被害木や古損木の処理に100立米、これは森林環境税を使ってやるということ。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 63頁、19節。就農定着促進支援事業補助金3,300万だが、これはハウスの建設だが、建てる場所ば私もずっと見てきて、また本年度も増設をやっている。建てる場所があるところに固まっちょっち、もうひとつ。この前も言ったが、住宅でもそうだが、UIターン者は同じところじゃなくて各地域に作るべきじゃないかと。今度のハウスでも担い手公社の卒業生がやるわけだが、各地域にハウスばやっとる先輩方がいるわけだ。やっぱりヒヨコとヒヨコばっかりじゃいかんと思う。専門家のおる、例えば浜津なら浜津で誰かがおると、そこら辺の近くで卒業生の就農が出来ないかっちゅうことで色々考えてもらって、何故これば言うかというと、やっぱりIターン者を地域に貼り付けていかんば、地域も過疎化して若い担い手がいないということで、何事にも障害が今後出てくると思う。そういうことで、農業委員会のこともあるし、農地の集積もしているし、農業委員会も1ヶ月1回の会議があっている。その時に現場も回っているので、そういうとも加味して、そういうとの建設地はここがいいんじゃないかとか、同じところばかりやるより地域との交流もできるし、こないだもUIターン者の交流会があったと思う。地域に溶け込めばそういう交流会も地域でやるようになっていくと思う。そしてもう1点言えば、ハウスだけでは飯を食っていけない。卒業生には一人150万ぐらいか、5年間入る。そのお金があるからこの5年間はやっていけると思う。それから先がどうなるのか。そしてこれは町の品物でもあるし、5年後に「飯食わえんごとなった」「ちょっとやばかけん」ちゅうてさ。やはり卒業生が安定的に生活できるような取り組みをどう考えているか、ちょっと伺う。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) 担い手公社の理事長も兼ねているので、特に担い手公社がやってるということで、お答えする。

確かに議員が言うように、各地区に作るのも理想だと思う。ただ、土地を借りて作っている関係でこういうことになっていると思う。研修生が今度2名だが、それぞれの地区には入ってもらって行事にも参加してもらっていると聞いている。そういうことで、場所の問題等があって、偶然にかなり近い地域に作ってたのかなと思う。議員の意見もあるのでそこら辺は話をしてみたいと思っているし、言う通り、公団の分の新規就農者に対する応援ちゅうのはかなり難しいものだなと感じている。私のほうでも出来る限り負担を少なくする方法がないかと、議会のほうにもお願いして償還の期限を延ばすとか、そういう努力をしている。町もこのハウスを作ることに関しても出資をしているので、途中で投げ出すことのないように応援をしていきたいと思う。これから後、私達はUターンが一番望ましいという考えを持っているわけだが、なかなかUターン者が帰ってこないので、殆どがIターンに対する応援をしているが、これは産業振興課のほうになるが、Uターン者に対する手当も何らかの方法を考えなければと考えている。貴重な意見なので、理事会等にも諮っていくつもりだ。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 65頁の畜産業の19節・補助金で一番下の優秀産子保留促進事業補助金。これの内容の説明を。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) これについては、全国和牛能力共進会というのがあるが、今度は宮城県である。それに備えて優秀な子牛を残すのに1頭あたり20万円の補助をやるということで、10頭分の200万円を計上している。

委員長(末永一朗) 宮﨑委員

委員(宮﨑良保) 67頁の委託料。保全松林緊急保護整備ということで、衛生伐の作業委託料が775万6,000円ある。昨年からずっとこの衛生伐は伐採していると思うが、まだかなり残っていると思う。今年度の計画の775万6,000円の中で、何ヶ月で面積は何haできるのか、その計画があれば教えてほしい。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) この事業については松喰い虫での被害木ということで、11月から3月までの範囲で、haではなく300立米分ということで県にお願いをしている。これはまだそれ以上に残っている。ほんとは1,000立米残っているのに何故300立米分しか要求しないのかという指摘もあるので、今年度は300立米分だが、次年度以降については精査をして、後500立米残っているという場合は500立米の分を要求したいと考えている。今年度は300立米分。

委員長(末永一朗) 宮﨑委員

委員(宮﨑良保) 300立米というと、全体で見れば余りにも少ないのかなという気はするが、やはり民家の近くにあるやつがものすごく目立つ。その辺から伐採してもらって、森林のほうはそれから県と検討してもらって、早急に全木やってもらわんと、ここ2~3年松毛虫とか松喰い虫で樹体が弱体してる様子はまだ見えないが、いつ発生するか分からない。樹体が弱っちゃうとすぐ松喰い虫のマツノマダラカミキリの発生が懸念されるので、なるべく早く伐採していけるよう、今後検討して欲しいと思う。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) ご意見は承った。以前、松毛虫が異常発生して、その枯れ松の処理もまだ残っている。その分については先ほど地域林・里山林整備事業委託金が、これは森林環境税でやるが、その分も100立米を予定しているが、やりやすいところ、目指すところだが民家の近くから手を付けざるを得ないということで、山の中はなかなか事業がしにくいので、その辺も含めてこれから請け負う業者と話をして、なるべく早く、今年来年中にというのは難しいかもしれないが、実施していきたいと思う。

委員長(末永一朗) 第6款・商工 

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 商工費はないが、水産業費のほうで質疑漏れがあったので、申し訳ないが。水産業費の水産施設等のところに戻っていただければと思うが。

委員長(末永一朗) よろしいか。

(マイクなしの意見)

委員長(末永一朗) では最終の歳入歳出の時に質問お願いしますということで。

商工費、ないようなら質疑を終わる。        産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 昨日、宮﨑議員の質問に、資料がないから答弁できないと失礼な答え方をしたので、きちんとお答えしたい。家畜診療手数料の初診料の分だが、850件分を初診料として予定している。大変失礼した。

委員長(末永一朗) しばらく休憩する。              1:48:16

(産業振興課退室)

― 休 憩  午 前  11 時 56 分 ―

― 再 開  午 後   1 時 30 分 ―

教育委員会・建設課入室)

委員長(末永一朗) 再開します。

 第9款・教育                   近藤委員

委員(近藤育雄) 84頁。小値賀小学校費の中の18節・備品で大島分校。これは予てから地元の方から要望もあってたと思うが、説明書では滑り台、ジャングルジム各1台となっている。大島分校については、今後、児童数が増えるといういい情報があるが、滑り台1台とジャングルジム1台だけで足りるのか。例えば雲梯とか、そういう予定はあるのか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 今回、ジャングルジム、滑り台を計上しているが、その他に低鉄棒、砂場、雲梯、登り棒と現在あるが、近いうちに雲梯は修理が必要かという状況。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 次年度じゃなくても設置する予定があるっちゅうことか。それか交換、修繕?そこら辺を聞きたい。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 他の遊具は新設の予定は今はない。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 95頁の13節の調査関係委託料の内容の説明を。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 整備活用計画の策定に係る補足調査委託料が18万程度。これは集落景観と地質調査を予定している。それと、野崎島の野崎、野首、舟森集落石垣等の現地調査委託料。これは測量業務になる予定。整備活用計画の中で防災計画策定支援業務関係の委託料が135万ほど計画している。それと整備活用計画を25年度に引き続いての26年度分120万を予定している。それと、26年度から世界文化遺産の登録を目指している5市2町、共通して教会守を設置する事業がある。これが月3万円の12ヶ月分36万を予定している。それと、野崎地区の家屋調査3軒分を予定。このうち殆どが補助対象事業となっている。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 94頁、6目の図書館費について2点ほど。まず13節委託料の中の図書館システム機器更新委託料。これは事業別説明書にもあったが、導入後5年経過の図書館システムとパソコンのリプレイスということで額も890万と結構高いが、これは5年間での交換の必要性と、多分保守関係のこともあるだろうが、5年ごとにこういった経費が出てくることか。確認。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 通常大体5年程度が周期だが、今回はパソコンのOSの関係も重なって、ちょうど図書館の更新とパソコン関係のOSの期限切れということで、合わせてリプレイスの予定。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) もう1点。工事請負費の中でふれあいプラザの空調機器設備工事が2,100万か1,950万かあるが、前の幼稚園を保育所に移してから5年ぐらい空き家状態になって、その設備をそのまま運用しとったと思うが、相当ガタがきとったと思う。13台ということは全部交換ということか、確認したい。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 言うとおり、平成3年に小値賀町立幼稚園として建設されたやつを平成17年から図書館へ移行したが、その際に室内機で2箇所、新設した。2箇所が新設なので、室内機が全部で20台あるので、残りの分について今回行うということ。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 先ほどの質問だが、調査委託料の中で一番大きいのは何か。計算してみると小さいのばかりだが。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 先ほどの世界文化遺産の委託料のことだと思うが、一番大きいのは2番目に言った野崎島の野崎、野首、舟森集落石垣等の現地調査委託料800万が一番大きいもの。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 今の件は分かった。次に同じところの15節。旧野首教会避雷設備設置工事のイメージ、ちょっとイメージづいているが、お願いしたい。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 旧野首教会の避雷設備だが、全て銅版を使う予定。例えば、屋根の一番尖った棟というか、そこと教会の十字架の後ろ。それと教会をぐるっと囲むようにして、要するに避雷針として尖ったものは景観上されないので、銅版を張り巡らすというか、そういう格好で、もし雷があれした時には銅版を伝って地面に流すということで、景観に配慮した状況になる予定。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) もう1回聞きたいが、その銅版に避雷を受けてという話だが、雷が落ちた場合は直接銅版に行くんでしょ?そのままパッと散るとか、電気は。その辺が我々素人じゃ分からない。もし景観に配慮するなら別のところに…それも駄目か。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 銅版は巡らした上に地中まで入れるので、そのまま要するに、建物に被害がないように電流を地下に流すということで理解してほしい。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) そうすっと、避雷針は結局、普通なら安いのに銅版のおかげで大分高くなると。1,160万ぐらいになると。普通の避雷針ならいくらぐらいか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 避雷針の場合は想定していなかったので、金額等は分かりかねる。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明)93頁7項5目の工事請負費。尼忠東店も出ている。これは国の補助、県の補助が70%付いていて、それはいいが、それにしてもあまりにも金額が大きいので、この明細に書いてある改修工事、防犯設備、備品、これはテーブルとか椅子とかある。それに設計委託料とか、その他にもあろうと思うので、内容の説明を。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 尼忠東店については貴重な文化財として町が保存するようになっているが、まず項目別に説明すると、大体完成が11月ごろではないかということで、報償費で尼忠東店の管理謝礼月1万の4万円を組んでいる。それと需用費では消耗品、例えば、今想定しているのは座布団であったり湯呑みの食器類であったりのようなもの、それと電気水道、要するに公共料金として16万7,000円ほど。それと施行管理業務を400万。それと防犯設備を着ける予定なので、それの4ヶ月分の賃借料として3万5,000円。工事請負費については5,008万5,000円。備品購入のほうは4人がけのダイニングテーブルとか、付属する椅子、電話機等を予定している。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 私が言ったのは聞いたのかな。改修工事でいくらかかるのか、防犯設備でいくらかかるのか、備品のテーブルとか椅子でいくらかかるのか、設計委託料でいくらかかるのか、その他もあると思うので、この5,008万5,000円の明細を教えてほしいと尋ねているが。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) これは2つあるが、片方の一番下の防犯設備。これは考えなくてもいいくらいの金額だ。そういうことでご理解いただけるか。後残りは工事費ということで。はっきり言えば5,000万が工事請負費です。それでお分かり頂けるか。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 工事請負費の明細がそれなのかなと、私は別々に言って金額を聞こうかなと思っていたが、この一覧表で。それとはまた違うということなので、分かった。それでこれは、当初の計画では、ここにお年寄りが来てゆっくり話をしてもらえるというのが一番良いんではなかろうかと。その前に景観を壊さないためにも、家屋を壊さないためにもいいと。何て言うか、ガタガタになってから景観に影響を及ぼすから、これは文化財として取り上げて、取り壊すよりも活用していこうかというのが最初の取っ掛かりやったと思う。それ以上にこの金額が、私はこんな金額になるとは思わなかったから、例えば屋根替えをするとか家の壁をちょこっとするとかいうふうに思ったもんだから、極端に言えばここも古民家風にして貸すというのがメインになってくるのかなと思っているが、その点について尋ねる。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 設計のほうの立場から回答させてもらう。文化的景観の家屋の保全・修復というのは、やはりこの文化的景観ということで、人が活用しながら保全していくというのがメインにある。そういうことで、建物の改修としては昔あった形、ずっと改良されて今の形になっているが、どういう形であったのかを調査をする。例えば1階から2階には吹き抜けがあって、運ばれてきた商品を2階の倉庫に上げるための滑車とかがあって、など、今はもうその形がないが、それを復元したりなどを行っていくし、例えば今の1階の土間部分を一部、20畳ぐらいだが、10cmぐらい板張りのフロアにして、そこに高齢者や旅行客が立ち寄って座ってゆっくりできるようなスペースも設けている。改修の内容としては、今浦 委員が言ったように屋根替えと、周りの窓とか、今1階部分のシャッターになっているのを取り外して木製建具に取り替えたりとか、壁板は全部やりかえるとか、そういうことでこの金額になっている。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 教育委員会としては尼忠東店の利活用について、まず世界文化遺産また重要文化的景観の発信拠点、それと特に笛吹地区にセンター以外の集会所がないので、裏側の畳敷きのスペースが集会の場。それと表側には先ほど言ったテーブル等を用意して、高齢者が憩える場、また浜津、斑方面から買い物に来てバスの待合時間の場、それと集会かれこれの場といったところで考えている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 冒頭から言ってるとおり、ちょっと大きい金額になったのでびっくりしている。さっき升水課長が言ったように屋根替えと窓、1階シャッターを板張りか何かにやり換える。これは前言ってたから大体分かっている。私は何百万かぐらいで終わるかと思ったので、こんなにかかるかなとびっくりしている。私は素人だから建物がどのくらいかかるちゅうのは分からないが、また確認の意味で聞くが、ここを古民家風にして貸すということは計画していないのか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 先ほど言ったが、笛吹地区の集会所も畳の部屋があるので、そこで対応するようになっている。施設の管理については地元地区である新町地区の方々が自分たちの地区の貴重なものだからと手を挙げてくれたので、新町地区が管理することになっている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 憩いの場のことは前も聞いて知っているが、さっき言ったように、ここに来て泊まるという考えはないのか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) ない。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) これは国宝重要文化財ということなので、ここを改造とかする場合に地元の大工とかいった人達が入って仕事をするということは出来るのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 当然、今まで古民家についても地元の業者が入って、ずいぶん経験しているので、なるべく多くというわけではないが、よその業者も含めた上で地元業者にも入ってもらって、どこが取るか分からないが入札にかけたいと思っている。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 尼忠東店関係でもうちょっと尋ねる。先ほど4ヶ月分の管理謝礼とか見てると言ったが、あそこらへんにトイレや休憩場所がないことから、町民も待っている施設のひとつだと思う。4ヶ月というと逆算すれば今年の12月ぐらいから供用開始を予定しているのか。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 工期の話なので建設課から答える。

今、管理費として4か月分の4万円、報償費で組んでいるが、これはあくまでも一番早いパターンで用心のために組んでいると思う。供用開始がいつになるかは私もはっきり分からないが、修復が、この壁を取り外してみて中がどうなっているか、ということで設計が変わってくる可能性もある、屋根裏を開けてみたら、今板壁があるが、ちょっとおかしいとか、そういう予定変更要因が沢山出てくる可能性もある。それと、路地の狭いところで屋根替えしたり壁板を張ったりという工事をすることになる。そういうことで、工期がいつになるというのははっきり言えないが、できるだけ来年の3月までには完成させたいと思っているが、今のように10月完成、11月完成などと明言はできない。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 97頁の学校給食費だが、この工事請負費1億7,000万。我々が説明を受けた中からすれば大分上がっているが、内容の説明を。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 設計のほうに入るので建設課から。

面積や外観などの規模は、当初の概算で知らせていたのとあまり変わらない。だが何点か変更せんばいかんところが出てきた。今の給食棟を学校校舎にぴたっとくっつける予定で、当初考えていたが、校舎の基礎部分がかなり地中で張り出していて、今回建てる建物にも基礎を入れ込まにゃいかんが、その基礎の取り合いで、どうしてもくっつけることが出来なくなり、校舎から約3mぐらい離している。そこを渡り廊下でつなぐようにしているが、そこら辺の変更があった。それと空調設備を当初見込んでいなかったが、給食室の各部屋を25度以下に保たんばいかんということがあり、そのためにはどうしても空調を入れないといけないという話になり、空調設備分が多くなっている。それと、厨房機器のちょっとした変更がある。そういうことで事業費が膨らんだということ。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 今の話の中で、基礎工事が今の校舎と張り合うので離したと。それは最初から分かっていたことでしょ?それと空調関係も入れていなかったというが、この中には空調、ボイラーも含むとなっている。我々に示された予算の中では。だからそういう答弁はちょっとおかしいんじゃないか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 以前の基本構想の中に、確かに空調、ボイラー等含むとある。それは火気を使う調理室を考えていたわけだが、学校給食衛生管理基準の中に、先ほど建設課長が答弁したように、湿度%、室温25度以下に保つことが望ましいという努力義務になっている。県のほうに確認したところ、ノロウィルスかれこれで、努力義務が近年中には設置義務になるということで、従来考えていた台数よりもかなり多くなっている関係で金額も多くなっている。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 色々言うたっちゃ一緒だが、やっぱりこういう食べ物施設ちゅうとは食中毒や何やも考えて作るもの。だからそれを頭に入れてなかったとか何とかいうのは、私から言わせればこじつけだと思う。大体、厨房備品の中に空調があるちゅうことは、そこも考えて予算化してるもんと私たちは思っていたわけだ。それを今、そういうことを考えていなかったという。計画するときはそういうとこも最初から考えとかねばならんとやないか。やっぱり、子どもが食中毒にならんようにっていうのは当たり前のことで、それを入れて計画せんば、後からそういうふうに「あれが入ってなかった、これが入ってなかった」ちゅうとは、ちょっとおかしいと私は思う。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 先ほど、空調が入っていなかったということで、私が失言してしまって申し訳なかった。ただ、この基礎とか、詳細な設計に入らなければ分からないところも多々ある。概算の事業の中でぴったしいくように予算を上げてくるというのは不可能。やはり当初は概算で出しているのであって、それを中々当初から全て網羅してやるのが当然だと言うが、詳細な設計に入らないと難しいところも出てくるので、それは少しご勘弁願えればと思う。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 私のほうからも説明する。設計業者のほうから最初の図面というか給食室内の調理器具等の配置図及び仕様書等が提示され、私も含めて調理に関しては素人なので、本町に縁のある栄養教諭の先生の配慮もあり、県北地区の栄養教諭の研修会の際に、その配置図面と仕様書を持ち込んでいただき、20数名の栄養教諭の方から39項目に渡る意見等を貰った。例えば、町長の施政方針でもあったように安心・安全な給食を提供するための、例えばある器具の場所の位置の変更であったり人の動線であったり、そのようなことも考慮して、建設課とも業者とも何度となく協議して、今回このような金額になっている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 今の質問に関連して。先ほどノロウィルスという言葉が出てきたので。皆さんも新聞等でご存知と思うが、浜松や広島あたりで集団のノロウィルスが起きたと。これは給食・弁当によるものだということだが、こういったことを鑑みて、どう考えているか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 教育委員会としては、あってはならないことだと思っている。今回の設計についても、充分その辺には配慮してもらったつもりだ。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 酷なことを言うが、配慮してやるとのことだが、配慮しても足りない、あるいはどうしても手から抜け落ちるというか、上手の手から漏れるという感があって、中々こういったことはクリアできないと専門家も言っている。長崎県のほうも危機感を抱いているとの見解を示していた。もうひとつ、これも今年になってから新聞に出ていたが、諫早の小中学校の給食で11月から12月20日の約1ヶ月ちょっとで、異物混入が20件あったということだ。だから今言ったように、いくら頑張ってもできないところがある。だから生徒に対して配慮しても賄いきれないところがあると私は思っている。それで、小値賀は今まで自前の弁当を持ってきてやってきたので、やめてはどうか。

委員長(末永一朗) 教育長

教育長(浦幸一郎) 給食の実施については、既に議会で設計委託料の決議をいただいている。それに従って設計のほうも順調に進めてきたわけだが、今、浦議員が言ったように色んなリスクがある。最近でもアレルギー問題やノロウィルスによる食中毒の問題、テレビを見るたびに身が引き締まる思いでいる。ノロウィルスの食中毒に関しては、県・国のほうからも色んな予防対策や注意等の通知が来ているが、確かに防ぎきれない面も多々あると思うが、後はもう万全を期して奉仕するしかないと思っている。特にノロウィルスによる食中毒については、不顕性感染者といって、かかっているがまだ症状として現れていないという場合もある。だからそういう場合には、加熱せずに食べる食品については直接触れないようにする。あるいは充分な加工をしたけども更に感染の恐れがある場合には、加熱工程以後の食品に触れる工程でしっかりと再点検を行って、適切な衛生管理に努めていくというようなことで、しっかり予防していかなければいけないと思っている。給食を止めるということについては考えていない。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 私はやめてほしいと思うが。話は変わるが、教育長にこの前質問したときに、アレルギーに関しては皆さんの意見を集約していると。そしてアレルギー性を持った人は今いないと言ったが、今一度質問する。間違いはないか。

委員長(末永一朗) 教育長

教育長(浦幸一郎) アレルギーについても大変心配になってきたので、再度調査をした。27年度から実施する予定なので、幼稚園から中1まで、240何名かだったと思うが、そのうちアレルギーを持っている子どもが3名ほどいた。一人はエビ、カニ甲殻類によるアレルギーの子ども。それからもう一人は山芋によるアレルギー。もう一人は生卵。給食に生卵が出るということはないので、実質アレルギーを持っている子どもは今のところ2名と把握している。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) それはどのようにして調べたのか。例えばアンケートあるいは聞き取り調査、あるいは学校に呼んで調べたとか。

委員長(末永一朗) 教育長

教育長(浦幸一郎) アンケートによって。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 詳しくお答えする。

1月8日、3学期の始業式の日に、幼稚園・保育所の3歳児から中学1年生まで総勢146名全員について調査した。9設問あり、アレルギーを持っているかいないかが最初で、持っていなければそこで終わり。持っていると答えた保護者が、今教育長が答弁したように3名だった。そのうち1名は生卵で、加熱した卵についてはアレルギーはない。残りの2名については、一人は小学3年生の女子生徒で山芋が発生源。この子については症状的には体の発疹、それと過去に1~2度呼吸困難があったと聞いている。小学生5年生については先ほど行ったエビ、カニ。小学校3年生については今現在も薬を服用していると。小5男子については薬等は一切服用していないということで、一番最後の設問で、アレルギーのある子どもに対しての質問だが、学校給食でアレルギー源を材料とした給食がある場合にはどうするかというと、山芋アレルギーの子の保護者は代替食を希望、小5男子は除去食を希望している。教育委員会としては、現時点ではそこまで調査をしている。なお、給食が始まる前には医師のちゃんとした証明の調査も学校教育で義務付けられているので、実施前にはそのような対応をとる予定でいる。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 今言われたとおりにするのが当たり前だと思う。12月に私が教育長に質問したときは、アレルギーの生徒はありませんということだったので、今日それを確約してもらいたいと思って質問したが、その時には誤った答弁をしておったということか。

委員長(末永一朗) 教育長

教育長(浦幸一郎) 私はアレルギーはないという答弁をした覚えはない。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 私もこの工事請負費については理解したいので質問する。資料を持ってきたが、当初、平成23年8月にPTAとかそういった関係者に対して行った説明資料の中に、建設費とか備品代とか、これが私が持ってる直近の資料だと思うが、施設だけで8,000万。備品で3,000万の合計1億1,000万。これが今、町民が理解している建設費の額だと私は思うが、これから言うと建設費だけで1億7,000万となれば、この資料の2倍ぐらいになってるということになる。建設課長が言った、現校舎とくっつけたら壁1枚儲かるわけだがそれが不可能、3m離さないといけないという工事が増えた分だけで、これだけの額が積みあがってくるのかと疑問だ。町民の方が、昨日NHKテレビで何回も放送されていた。1億7,000万ということを頭から聞いてるので、「え?1億ちょっとじゃなかったの」という声も聞こえてきている。ここら辺の説明を私も理解しておかないと、今後ちょっと困ったことになるんで、きっちり。岩坪議員が先ほど言ったのもこのことだと思うが、この乖離の大きさについてもう少し詳しく説明してほしい。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 誠に申し訳ないが、当初の1億1,000万、事業費は給食施設の分が8,000万、備品が3,000万という話だったと思うが、ほんとに申し訳ないが、できるだけの資料を集めて概算を出すのだが、その時に8億9億の校舎と一緒に建てるっていう場合は経費がうんと下がってくる。別に離して単体で1億何千万という話をしたら、例えば諸経費が少し上がってくるっていう現象も出てくる。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 私のほうからもちょっとお答えする。

近藤議員が言ったことに対して、保護者等また議員さん方においても、給食の基本構想を配った中に試算表を乗せてたと思うが、施設の建設費は1億で記載していたはず。厨房に関する付帯設備が3,000万。両方合わせて1億3,000万で公表をしていると思う。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) すいません、これしか見ていなかったので。

付帯設備の3,000万は変わらないのか。そうすると合わせたら2億ということか、全体で。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信)付帯施設についても多少、3,000万から少し上乗せがある。要因は、先ほど県北地区の栄養教諭の研修会の際に資料を持ち込んで聞いた意見の中にあったのだが、当初、生ゴミ、残飯については堆肥型で対処しようという構想だったが、衛生面、人的動力また肥料の使用頻度等を考えて、消滅型に変更している。それと、これは離島地区の栄養士の先生の意見で、特に離島においては停電時の食材の保存のために、通常の施設の1.5倍の冷蔵庫がいるんではないかと。それと停電時になると自家発電気もいるのでは、という話で、充分庁舎内でも話をして、確かに子どもの安全・安心な給食を提供するという大前提に立てば必要だろうということで、その分も今回、加えている。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 先ほど空調設備が経費としては大きいということだったが、設備としてはどのくらいの規模なのか伺う。そしてまた、どのような方式でやるのか。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 空調設備については、配膳室、牛乳室を除く全ての区画に設置をする予定でおり、現時点で室内機で11機を予定している。室外機については塩害防止のために重耐塩型の室外機を設置する予定。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 私がこの前、9月の定例会において設計に賛成をしたのは、ひとつは町の振興、即ち商店街、地元から地産地消の形で9割がたを地元から取るという主張をした。本議会において町長が、9割がたは地元から取りますという発言を、議事録にも載ってると思うが、その辺については?確認だが。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 9月の定例会では小辻議員から、せめて8割9割は地元から、商店街のことを考えて取ってほしいということで、それに対して町長が回答したかと記憶している。私の試算では、現在も補食給食として牛乳を毎日やっているが、当時の算出で牛乳が1個40円98銭だった。それが今度から45円になるということで、その牛乳代を除けば大体1日の給食に係る部分の8割、1割5分がその牛乳代になる予定で、残り8割5分が他の食品類ということになる。だから、地元にある品物については地元から取るということは町長が約束していることだから、給食が始まる前に充分、業者とも協議を重ねて、そのように対応していこうと考えている。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 何か少し微妙に変化しよるような感じだが…。私は、設計に賛成したのは、9割がたは取るというような約束をしたから、設計にはオッケーですと言った。ところが今の言い方やったら、完成した後にも「ああ、その予定でしたね」と知らん顔されるような、そういう意向も少し含まれとる気がする。地産地消という形で、小値賀は魚が獲れるから、魚をどう加工するか町長に伺う。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) 地産地消というのは当然のことで、できるだけやろうと考えている。具体的にどう答えたかは議事録を調べてもらえれば分かることなので、改めて言わない。それと今の漁協の問題は、この前から生ものは殆ど使えないだろうという話だったので、そのためにも加工する業者を地元で育成したいということで、今準備をしているので、これでまた余計地産地消が進むかなと思っている。後1年あるので、その間に加工の業者の育成も図っていきたいという考えでいる。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 私としてはそれでは納得できない。計画を出してもらい、果たしてそれが計画通りいくのかどうか、もう1回商店街とか漁協以外かどっか知らないが、加工場の問題をどう解決するのか、その資料がない限り、少し賛成し難いという気持ちがある。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) ご意見は承る。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) はっきり言って騙されたという気持ちにならないように、早めに計画を出して、それからもう一度議会に提出してもらえればと考えている。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) 既に提案しているので、あとは議会で適正な決定をいただければと思うので、あえて意見は言わない。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 持ち込んだ過去の資料にちょっと私もこだわるが、これによると、過疎債で受けてるので、合計1億1,000万の時の試算であろうが、交付税算入分がかなり長く返ってくるので、町の実質負担額が合計1,890万ということだが、今回の備品を含めた建設費を合わせた上で、町の一時的な負担額がどのくらいになるのかを判断材料にしたいと思うが、出すことは可能か。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) 違う資料で質問されているようだが、これを見ていただければ…施行主要事業一覧があって、財源内訳はここに書いているはず。2頁目の28番。ここに1億7,380万の内訳として、上がないんで見にくいと思うが、国庫支出金が4,900万、隣の空欄が県支出金、これがゼロ。その次が地方債ということで、1億370万。だから残りの一般財源としては2,103万2,000円というのが内訳。議員が持っている資料とは若干変わっているということで、変わってるんじゃなくて恐らく前の資料かなと思う。ここに教育委員会からの資料があるが、1億3,900万という総需要費の想定額で説明してると聞いている。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 確認のために聞く。先ほどアレルギーの人が2名3名いると教育長から言われたが、どこかの町村ではアレルギーの人は弁当を持ってきているところもあるようだが、もしアレルギーの人が弁当でもいいと言えばいいのか。それとも一般の人でも弁当を持ってきたいという人は弁当でもいいのか。完全に給食なのか。

委員長(末永一朗) 教育長

教育長(浦幸一郎) 学校として給食と決まれば、一応、原則として全員給食となる。ただ、アレルギーを持っている子については代替食にするか除去食にするか、あるいは親の希望でぜひとも弁当にしたいということなら、それは仕方ないと思っている。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 93頁、5目の文化財保護調査費。13節・委託料。町内重要遺跡等草払業務委託料66万が上がっているが、この場所と委託先を。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) 県指定の文化財3箇所、町指定の文化財7箇所。詳しく言うと、阿弥陀寺万日堂県指定文化財、神ノ崎遺跡県指定文化財、旧小田家庭園、鯨供養碑、膳所城跡、経崎山中世古碑群、薩摩堂中世古碑群、水の下古墳、神方古墳、シャラジ中世墳墓群、以上10箇所を年4回草払清掃を担い手公社に委託予定。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 分かった。場所はまた後で詳しく調べようと思うが、年4回の担い手公社への委託ということだが、もうずっとこの委員会をやっていて、委託先はいつも担い手公社、ほんとに手が回るのかなと。昨日出た破砕機か、ああいうともまたせんばいかんとでしょ?もう委託先っち言えば担い手で、それで本当に業務っちゅうとが滞りなく行くのかということをお聞きする。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) また理事長しているので答えるが、一番の基本は人がようけおれば、うまく人を回せば早く済むということもある。例えばこれを小分けして二人とかに頼んだ場合と担い手公社に頼んだ場合とでは、当然スピード感が違うだろうし、それと粗雑にならないのかなと、人件費として。そういうことも考えて、町からの委託が増えた分は当然、担い手公社のほうの人件費が増えてる、人を雇うような形になっている。また逆に手に負えない部分については、先ほど土木費でもあったが、ここでは出来ないということは手放すなどそこら辺の調整は担い手公社で出来ると考えている。出来ないことは断るようにと、担い手公社の理事会ではそういうことにしているので、半官みたいなとこであるから、民間にという意見もあるが、先ほど言ったように効率化とか無駄なことにならないという面では、担い手公社が出来れば公社のほうがいいんじゃないかということで、こういう予算の計上になっている。

委員長(末永一朗) 第3款・民生

2項、3目・児童福祉費について。               近藤委員

委員(近藤育雄) 51頁、児童福祉施設費の中の備品購入費、18番。90万といえば少し高めの備品だと思うが、参考までに中身を教えてほしい。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) まず掃除機が1台。これは現存分が平成5年3月購入で、修理が不能ということで、今回買い替えを予定している。それと哺乳瓶の保管庫。これは今まで煮沸消毒をして専用の保管器に直していたが、指導監査の際にちゃんとした哺乳瓶保管庫、殺菌等付きのやつに交換してくださいという指導があっているので買う。それと、マーチングキーボードも1台購入。これは平成3年に購入してる分が使用不能。一番大きいのが業務用冷蔵庫。これが平成3年4月19日購入で、もう23年ほど経ってる状況。これが氷が中々出来ない、室内温度が下がるのに時間がかかるということで業者に見てもらったところ、もう20年前の部品はないということで、ましてや給食を出す施設では検食と言って、15日間は出した給食を保管する義務がある。要するに食中毒なんかの関係で。そういったこともあり、予定では69万円ほどで高額だが購入やむなしということで、今回計上している。

委員長(末永一朗) 松屋委員

委員(松屋治郎) 11節の需用費。この賄材料費が去年よりも68万ぐらい増えている。内容の説明を。

委員長(末永一朗) 教育次長

教育次長(田川幸信) これは子どもの数に比例してくるが、昨年度平成25年度当初は幼稚園・保育所42名だった。今回はもう申し込み締め切っとるわけだが、49名ということになっている。当初を比較すると84万の差だが、平成24年度も25年度もそうだが、平成25年度については12月の3号補正で100万円、給食賄材料費として追加補正をしているので、25年度の現予算額は490万になっている。今回当初予算は480万を計上している。

委員長(末永一朗) 昨日の答弁漏れを答弁してもらう。 総務課長

総務課長(中川一也) 昨日質疑があって議論があり、回答を保留していた小値賀会の旅費補助について回答する。前回、小値賀会会長の各小値賀会の出席のための旅費を応援したいということで予算化したときには、議会の修正動議となったが、今回は前回とは違う考えで、古いもので30年を超える各小値賀会の活動について、設立当時のメンバーが高齢化していく中で、将来に向けて若手会員の獲得等の課題が各小値賀会で出ている。小値賀の人口が減少する中でこの出郷者の会は心強い応援隊だと認識しており、この活性化について、どうすれば会員獲得が出来るか、魅力的な小値賀会活動が出来るか、実際に各小値賀会がどういった活動をしているのか、そういったものを一度、担当課としては整理したいと考えている。そのために26年度に限って、まず事務局長なり幹事なりと担当者が一同に会して会合を持ちたいと考えている。その結果を踏まえて意見をまとめ、それから先の施策を組み立てるわけだが、次年度以降は例年通り担当者が町長随行で行くので、その都度各小値賀会の会員とそこら辺の意見も重ねて聞きながら、施策の実施結果等の検証をしていきながら、確実に小値賀会を発展させていくというふうにしたいと思っている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 確認のために質問するが、26年度限りで絶対これは継続してやっていかないという確認をいただきたい。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 今言ったように、今年1年それをやってみると考えている。そういうことで、間違いなく小値賀会の活動の活性化について検証するための特別の予算と考えている。26年度のみ。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 基本的にこれは小値賀町民に対する予算以外に、島外者に対する予算を含んでいる。どっかでけじめをつけんばいかんという考えがあれば、その辺が峻別しどころかなと考える。そういう意味では、大変お世話になっとる小値賀会だが、ここは涙を飲んでそういうふうに考えたいと思う。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 先ほどの課長の答弁だが、確約いただいたと私は思っているが、その言葉の端々に「みる」というふうな言葉があったので、これはいかがなもんかなと思って心配しているが、議長も質疑をと言っているが、再度同じことを質問したいと思う。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 今年度限りということでご理解いただきたい。ただ私が思うには、過去において小値賀でふるさと議会とかを催したかと思う。そういったものについて今後またやっていく必要が出てくるかどうか。そういったことも今後あるのかなと思っている。その時には当然、担当ではないわけだが、そのことについてはまた違う時点での話なのかと。

委員長(末永一朗) 今年度は今年度でけじめを付けて、また今度の時には話し合いでっていう意味でしょ?

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 今は26年度に限ってそういうことをやってみたいと考えている。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 各小値賀会を良くしていこうちゅうとはよく分かる。そこで何故大阪かっちゅうとが私はよく分からん。大阪の60周年か何かがあるために寄せよるような感じがするもんけん、そういうことがあっとなら小値賀でもいいじゃないか。何故大阪か。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 昨日も言ったが、私としては昨日の意見を聞いて小値賀のほうがいいかと思ったが、予算を要求する時においては小値賀会の30周年というのが頭にあったもんだから、そういった小値賀会の記念すべきときに少し集まるのはどうかなと、ただ単純に思った。もしどうしてもそれにこだわるっていうことであれば、小値賀で開催するのでも構わないと思う。

委員長(末永一朗) 町  長

町長(西 浩三) いろいろな意見が出ているが、一応これは平成26年度の予算なので、来年のことを約束するのはどうかと思うので、ここら辺で議論は打ち切ってもらって、あとは議会のほうがやるかやらんかは決めればいいわけだから、そういうことでやっていただければと思う。よろしくお願いする。

委員長(末永一朗) しばらく休憩する。               3:14:16

― 休 憩  午 後  2 時 54 分 ―

― 再 開  午 後  3 時 00 分 ―

(全課入室)

委員長(末永一朗) 再開する。

ただ今までの一般会計予算歳入歳出全般について、質疑願う。 浦 委員

委員(浦 英明) 水産業関係で、先ほど聞き漏らしたことが2つ3つ4つあるので。まず68頁、2目・水産業振興費、11節・需用費。消耗品費が102万6,000円出ているので、この消耗品の内訳を。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 全部の内訳が要るか。アマモシートが68万。その後は余計ない、その他はその他。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 実はそのアマモシートを聞きたかった。消耗品費で上げたがいいのか、科目を変えたがいいのか分からないが、以前アワビの仕入れの時に消耗品費で、ひとつは仕入れ分と書いていたので、これもアマモセット品とか書いて頂ければ質問しなくても良かったが。ところでこのアマモは24年度については少ししか生えなかったと。25年度は現在やっていてなかなか好調だということであるが、現在どのようになっているか尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 言うとおり、24年度は芳しい結果は得られなかったが、25年度については、もともと24年度の種が悪かったんじゃないかと思うが、25年度は想像以上に繁茂しているという状況。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 総合計画の中でも出ていたが、毎年、一応、計画していくんだということで、これを少しずつ増やしていく計画はないのか。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) そのように考えている。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 69頁、19節の旅費補助のところに12万円とある。これは25年度当初で24万上がっていたが、これは積み上げていけば分かると思うが、今度5号補正なんかもあるし、そこらあたりで削減しているので少なくなっているから12万というふうに落ちたのではと思うが、これは私の考えなのでそれを尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 25年度についてはボランティアダイバーの分を旅費補助で、今回は1回分だが前回は2回分組んでいて、その半分ということ。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) この時期が、例えばガンガゼ駆除を海士が終わった後にするということで、アマモとは兼用できないのでこういうことは言えないかと思うが、アマモを植えるのに大変苦労していると思う、潜って植えるのだから。そういう大変な苦労をかけているので、出来たら時期を違えてでもこの人たちにお願いできないかなと思ったが、まあ時期が違うから出来ないのかと思っているが、そのことについて再度尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) ボランティアダイバーについては、時期的に夏場以前で、アマモシートは冬場なので、なかなか難しいのではと思う。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) これは答弁しなくてもいいが、冬でもウェットスーツを着て潜れるので、時期的にも対応していただきたいと私は思うが、それはそれでいい。70頁、一番上の21世紀の漁業担い手確保推進事業、それから漁業用燃油高騰対策事業、それから離島効率化コスト改善事業。21世紀の漁業担い手については算出の基礎というか、それは問わないが、離島流通コスト削減、それから燃油高騰、こういったのはどういうふうにして算出したのか、その内容を尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 21世紀の漁業担い手確保推進事業費補助金については2名分。これが何故前年度より増えているかというと、担い手の研修生については一人当たり、農業のほうと単価を合わせているので、昨年1ヶ月10万円だったのを12万5,000円と1年間に5万円、二人分で310万。その分が60万増えている。漁業用燃油高騰対策補助金については例年通り80円を超えた分について、以前同様の計算をして補助をするということ。それから離島流通効率化コスト完全事業補助金については、国庫補助金も活性化交付金もつくので、6分の5を補助するということで算定している。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 確認のためもう1度尋ねるが、21世紀の漁業担い手確保推進事業については農業の分を合わせるので、12万5,000円と聞こえたのが125万かなと思ったが、それをひとつと、それから流通コスト改善事業については、例えば漁協の販売手数料が24年度は4,274万3,000円。これに販売手数料5%をかければ2,100万ぐらいになるのかな、といったとこ辺りから算出してるのかなと思ったもんだから尋ねている。そこ辺りをもう一度尋ねる。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) その12万5,000円というのは1ヶ月分で、それに12ヶ月かけて、1年間に5万円それ以外に支給するので、それを足すと一人当たり155万になるので、それの2人分ということ。流通コストについては、事業費を一応2,700万と予定していて、それの6分の5だ。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 漁業用燃油コストの分については、全部で大体何リッター、この前尋ねたときには10万?102キロとか何とか言ったが、それの資料などはないか。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) A重油については10万リットル。軽油は1,000リットルで計算している。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 56頁、衛生費で4目の健康増進費、13節の委託料。これが昨年度より倍近く上がっているので、内容の説明を。

委員長(末永一朗) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この健康診査事業については、12月に総合保健医療推進協議会というところで今後の方針を検討してもらった。そういう中で、今後は予防あるいは早期発見、早期治療といったものを小値賀町は推進すべきだという答申に基づいて、受診率を向上させるということでその対策のための費用増額である。例えば、腹部エコーをする場合、国保以外の人が3,500円負担だったが、それじゃなくて一律500円の負担で受けてもらおうということで、180人分増額すると54万円増額となる。それから、各種がん検診についても受診率がやや小値賀町は低いので、もう少し上げるために色々努力していこうということで、これについても受診者を多く見積もって委託料に計上しているので、昨年度と比べると190万円ほど上がっている状況。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 74頁の商工費の中の商工業振興費の負担金補助金、19節。商工会館空調設備設置工事補助金45万と出ている。議会としてもその補助金とか補助率とかいうのは、検証しなくちゃいけないなというスタンスに今立っているが、この文言通りで言ったら新しく設置するようだが、これは違って公開だろうが、補助率について伺う。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 補助率は40%。

委員長(末永一朗) 産業振興課長に私のほうから一つ質問。黒島の造船所の船台の12換えるちゅうことに出てるが、何か計算の合わんごたったと思う、12で間違いないか。船台は3つかしかなかけんが、台車ば換えるとでしょ?鉄のほうば。枕木ば乗せとる下の台ば換ゆっとですか。台車が12、間違いないか。

産業振興課長(西村久之) 間違いない。   

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) この頁には書いてないと思うが、藻場再生関係について尋ねたい。県のモデル地区に指定されてますよね。25年度から3年間。26年度はちょうど中間年になるが、多分予算が2,800万だったか、3年間で。分かれば、25年度にいくら使ったのか、26年度にいくら…昨日の答弁では26年度はまだないとかいう話がちょっと聞こえたかと思うが、そういった2,800万の進捗状況あたりが分かれば教えてほしい。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) この事業はうちの予算は全然とっておらず、県と漁協との契約のもとにやっている事業であり、正確な金額はちょっと手元にない。これはまだ続いている。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) わかった。地区としては、県のモデル地区だと思うが、小値賀町だけか。地区が分かるか。どの地区とどの地区か。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 小値賀地区をモデルとしているので、小値賀の全地区。

委員長(末永一朗) 浦 委員

委員(浦 英明) 総務のほうで尋ねる。ここには載ってないが、補正予算1号だったかで、小値賀版のザッパ船というのか、ザッパ船アドベンチャーとして30万ほど上がっておったと思うが、今回はここには計上されていないが、実際のところそれはどういった内容でどういうふうに行われているのか尋ねる。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 新しい観光のスタイルということで、今度の佐世保との観光圏でも、クルーズとかそういった海を利用した観光というのがひとつの小値賀町の売りかなと思っている。その中でザッパ船については、25年度に補正予算で離島活性化交付金が新たに新規の補助メニューとして出来たもんだから、それをうまく活用してやったらどうかということでやった。内容は以前説明したかと思うが、遠浅の海を活用して、小さな船外機等で海岸からできるだけ陸地に近づいて小値賀の美しい景色を堪能してもらうような観光を研究したいということで、そういったことに対して必要な諸手続き、法手続きとか考えられる課題、保険の問題とか、そういったものを検証するために25年度に限って試験的にやっている。26年度については、またIT協会等が実施に向けて続けて検証していくような格好にしている。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) これは防災関係になると思うが、予算書には載っていない。

今、各所に海抜表示をしている。随所というよりも点在だろうが。この事業は私は九電がやってると思っていたが、壁面にも貼られてるようだが、この25年度はそういったことをやっている。でも全箇所、必要なところ、高いところには貼っていないような気がするが、この事業はどこがやっているのか。26年度にどう繋がっていくのかっていうのを教えてほしい。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 私も電柱に貼ってあるのを見て、どこが貼ったんだろうと思いながらまだ確認はしていない。ただ、先ほど26年度予算でも言ったが、ハザードマップも今後利用していくという中にあっては、海抜等のラインを入れながら、もう少し町として主体的に、そういう防災の標識等も含めて検討していきたい。どこがしたのかは分からない。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 国道沿いには九電が貼ったちゅうのは、以前ニュースで流された。でも壁面っていうのは町の施設だ。そこに、あれは縦30横40ある。非常に目立つし、夜光塗料も塗っている。これを町側がどこも知らないちゅうふうにはならんでしょう。

委員長(末永一朗) 建設課長

建設課長(升水裕司) 申し訳ないが、私も詳しく分からないが、恐らく船瀬の県道沿い、県道の道路管理者ということで、ひょっとしたら県が作ってるんじゃないかと思う。これはちょっと確かめてみるが、恐らく県道沿いだけに建ってるんじゃないかと思う。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) 総務課長に、これで最後で終わるが、小値賀会の旅費、小値賀会を今後いかに活性化していくかということに対して、是非、私とすれば地元でやっていただきたいと思う。その方面の答弁をもう1回。はっきりした答弁で。

委員長(末永一朗) 総務課長

総務課長(中川一也) 26年度については、今の予算の範囲で、先ほども言ったが、大阪の記念する大会を盛り上げたいということでやらせて欲しい。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) これは予算書に載っているが、イノシシ対策のワイヤーメッシュ。もうほぼ25年度の計画は終わったと思う。26年度も15キロということで、作業には殆どの農家地区の方が従事しているが、その作業の中で「これはやっぱりいいもんだな」と、まあ強度には問題あるかもしれないが、自分の畑にしたいという人もいる。多分26年度はそういった個人の、自分のところは自分でやりたいという人に対する材料の提供であるとか、有料になるとか、そういった考えは26年度はないか。欲しいという声はある。

委員長(末永一朗) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾崎孝三) ワイヤーメッシュについては、今、地区の協力をもらって山林と海岸線の農地に入るところを巻いていると。そして各集落内で被害が出るということだったら、各集落の中で、個人の畑を巻くんじゃなくて、団地化して巻いてもらうというふうな方針でいる。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 66頁5目・農地費の中で19節・負担金。県営小値賀地区担い手育成畑地帯総合整備事業借入金元利償還金が2,653万9,000円ある。これは毎年償還しているが、後何年ほどあるのか。

委員長(末永一朗) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 県営畑総事業の債務負担については、平成30年度で終了予定。残が5,626万。

委員長(末永一朗) ほかに。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) 第2表、債務負担行

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) 第3表、地方

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) 質疑なしと認める。

これで議案第32号、平成26年小値賀町一般会計予算の質疑を終わる。

しばらく休憩する。                        3:43:30

(執行部退室)

― 休 憩  午 後  3 時 26 分 ―

― 再 開  午 後  3 時 31 分 ―

委員長(末永一朗) 再開する。

これまでの一般会計予算の質疑を通しての皆さんの意見を伺い、特別委員会としての整理をしたい。順番に意見をお願いする。           浦 委員

委員(浦 英明) 副議長が最初に言いよったように、小辻委員も言ったかな、一般財源を1億ぐらいに押さえるというような話をしていたが、私は繰入金の振興基金の充当先を出せと言ったのは、そういったところも見てみようかというところでみたのだが、あれだけでも約2億ぐらいあった。他のも見れば、極端に言えば3億近くぐらい出てくるのかと。まだ計算しとらんけど、そがんふうに思った。それからすると、やっぱり一般財源を押さえるというのは、ちょっと呑気に考えとるのかなと。特別会計についてはまた後で審議をするが、これも一応、5億に押さえるということであったが、3億やったかな、それをチェックしたら、少しオーバーしているが大体そのくらいで来ている。そして建設事業も少しはやらなくちゃいけないから、これも3億ぐらいでするということで前言っていたので、それについてはそれで構わないとは思う。やっぱり一般財源をそれほど沢山出すと、まあ積立金が結構あるから出すんだという考え方を簡単に言ってもらったら困るなと。少し危機感が足らないんじゃないかなと。それから誰かが言っていたが、そういったところに多く充当していけば、経常収支比率が70%まで来たのに、これがまた80%以上、将来には90%になるんではなかろうかというところを危惧している。それと地方交付税についても言ったが、国の方針ひとつで、うち辺りは風邪を引くんじゃなくて病になって倒れるような感じになってくる。三位一体改革でもそうであったように。だからそういったところをもう少し危機感を持ってやっていただきたいと。全協で私も議長から言われて、財政状況については好転したというふうに言ってますけどということで、それはまあ、したんではあるけども、経常収支比率がひとつは問題だなと。それと、今言った、前から自分たちが考えておった、要するに県に対しては、実質収支比率じゃなくて、度忘れしたが、その比率がちょっと高くて、申請してもなかなかそれが認められんで、山田前町長がこぼしていたことがある。「県にいくら出しても認められんで困ってる」と。そこら辺りが現在良くなって、これは県のほうに申請しても通っているところがあるが、そういった経験を我々もしてきてるから、これがまた前に戻るというふうな感じがするなと、少し私も警戒して注視していかないかんなと思っているわけだが、各事業についてはよく精査していないので、これだけ簡単に申し述べる。

委員長(末永一朗) 小辻委員

委員(小辻隆治郎) 経常収支比率についてはこの前、85.3か4と総務課長の説明があったので、浦議員の意見のごとく、ひょっとしたら90までパッといくかもしれんという恐れもある。今日も質問したが、義務的経費がどのくらい増えれば90になるのかっていう、まあ歳入歳出で問えば良かったが。ただ、今回の施行主要事業一覧を見ると、大体補修、修繕、修理のほうが主になってくる。そういう意味では、まあインフラ整備は大事だと思う。しかし本来の漁業、農業、商工業、各産業の後継者対策というのはあんまり見られない。漁業に至っては流通コストの補助ぐらいで、漁業者本人、例えば2人担い手を作りますよというような補助金はやるんだけど、中々これも根本的に育ってないというようなところもある。商工業も商店街を見ればご存知のように、少しシャッターも目立ってきたかなと思う。それに対する行政の対応というのが、もう少し腰を入れてやらんば、というところが見えないというのが、この施行主要事業一覧を見ての感想。観光についても、一応、野崎に関連しては多少は。世界遺産を想定しての話かというところもあるが。交流人口の増加についても、もう少し本気になった政策を採っていかんば、首長あたりが踏み込みが足りない、そういう政策を出してないというところもあるのではないかと思う。農業者はわずかに光がある。それは何かというとハウス事業。ハウス事業は、昨日も町長が答えていたが、Uターン者が本来は欲しいが、ハウス事業はIターンが主流だと。そういう意味で、Iターンでも今のところはいいのかなということで、ハウス事業については少しは後継者を生むということかと思う。そういう意味で、ともかくインフラ整備等の補修は大事だが、一方で交流人口の増加とか、今議会でも問題になっている藻場に対してももっと積極的な予算を付けるとかいうことが、今後というか来年度でも補正でどんどん出していくという姿勢を持つべきかなという感想。

委員長(末永一朗) 岩坪委員

委員(岩坪義光) 今度の予算を見れば、小辻議員が言うようにハード面が結構多い。ばって、金額は結構大きなものがある。我々議員もちょっと注視していかねば、まあ今時期は色々やれるかも分からないが、先を見越した取り組みをしていかないと、先細りになったときがちょっと困るなというところもあるので、やらねばならない事業はやっていかねばならない。そばって新規事業の、例えば今度の世界遺産の尼忠東店だって、浦議員のように私もびっくりした。あれが5,000万。給食のことを聞いたときでも感じたつは、何かこう、行き当たりばったりというか、専門家じゃけん、ある程度分かると思うとけど。建設課長も何か言いよったけど、工事ばしよれば、今度は屋根裏が開けてみてから分かったとか、ああいう言い方はない。大体、工事をする前に何もかんも下調べするはずですけん、何かやっぱりそういうとこは我々も注視しないといかん。下手すれば工事費がどんどん上がっていく。私の感じたところはそこだ。

委員長(末永一朗) 伊藤委員

委員(伊藤忠之) これはあくまでも当初予算だが、今回は25年度と比べて自主財源が0.7%上がって、依存財源が同じく0.7%下がっている。自主財源上がったが、これは一応、財政が豊かになったのかなという変な考えを持たないようにお願いしたいと思う。それよりも歳入で、町税が減額になって滞納額が増えてる。やはりこれから滞納に関しては、町長が今度、不納欠損額を恐らく提示すると思うので、その点も我々議員も一生懸命になって資料を集めて勉強して…その前に我々特別委員会が一生懸命やらんといかんが。歳出は、色々大型事業、地方債を見れば分かるとおり、昨年は中学校の遠征費がないんじゃないかと言ったら、地方債の枠が一杯で乗せられず補助金で出してるということで、地方債も1年間のあれを目一杯使ってるわけで、それだけ投資的経費が、各事業が大幅に増額になっている。この点も今後注意して、補正とかが上がってくると思うが、気をつけて見ていかなければならないと思う。

担い手公社については補助金は前年度と変わらないが、26年度はどのような方向性になっていくのかということも注目していきたい。

委員長(末永一朗) 宮﨑委員

委員(宮﨑良保) これといって意見ということは、今回はない。確かに工事等が増えているが、今しないと将来的にもっと大きな金がかかるんじゃなかろうかという工事が結構あるので、それを勘案するとちょっとお金がかかるけど今やったほうがいいとは思っている。ただ皆が言う通り、尼忠東店補修活用について5,400万はやはり、やりすぎかなという気がする。小値賀小中学校の給食調理場についても1億7,300万と、1億3,900万から若干と言わず結構上がったようだが、当初の過疎債から辺地債に変わったということで、手出し部分については800万ぐらいしか変わっちょらんとかな、ということだ。ただ、皆が言う通り、今後、食中毒とかアレルギーとかの対応については私達もこれからも注視していかなければならないと思っている。ただ、議会としての立場とするならば、やはり経済を活性化する活用策が私たちに任されている。強いて言えば福沢諭吉先生の言った通り、経世済民、世を纏めて民を救済するという意味があるので、そういった関係で予算をするならば、意外と順当な予算なのかなと思う。

委員長(末永一朗) 土川委員

委員(土川重佳) 今回の小値賀町一般会計について、4億の増だが、身の丈に合うた町政ばせにゃいかんとばってん、皆承知の通り工事費が過分に上がっている。今の小値賀の人口でできるのかなと、結構な1年間の計画だが、そういうところをちょっと危惧している。建設に関しては皆の言う通りと思う。それと、近年は補助金補助金でやっているが、群馬県に行った時もそうだったが、補助金なんかは頼りにせんとっち考え方に戻して、自分たちで出来る町っていうとは何かっていう。今後、そういう方向に仕向けていかんばかなと。自分たちは自分たちでやっていくという。ハウス建設についても、同じとこばっか建ててどうするかと、それで本当にあの子らが5年後に就農金がなくなった場合に、米も作らんじハウスだけで家族を養って住んでいけるのかなと。そしてもう6年7年目には「ああもうつまらんけん帰るよ」と逃げとばされるようじゃ、いかんと思う。やはり柳なら柳のハウスのプロがおるし、そういう人達と農業委員会を通じて接点を結んで、次の建設地はここだと。分からんときは、早う言えばチングになったりして、そして今後田畑の荒野ももっと出てくる。そういう時にその人たちにここの田んぼで何か作れよと。自分たちが混ぜちやるけん、ちゃんと植えちやるけん、と。やっぱりそういう取り組みに今後は力を注いで、皆が安心して暮らせる町ちゅうとがほんとかなと。で、税金を今言うごつ、ふるさと納税も一緒だが、財源の確保をまずせんばかなと。私は以上だが、まあ西町長も3年目でこうしてやったのかなと。まあ良かたい、男意気たい。そういう感じで、私は今回の一般会計の審議に入ったわけだ。

委員長(末永一朗) 近藤委員

委員(近藤育雄) 当初予算額28億7,000万を最初見た時、私もすぐ前年度と比べる性格なので、4億増えたな、中身的にすごい事業があるのかなと思って予算書をずっと見よったが中々まとまらずに、後日一覧表が出てきた。早く貰えば良かったが。先ほどから皆が言うように、建設関係、ハード事業の、それも老朽化によるメンテナンスが今回はすごく多いなと。給食等もあるが、ハード的な建設は給食で終わりなのかなという気はする。しかし、住宅不足、教員住宅も不足というのは目に見えている話だし、今、空き家バンクの構想もあるだろうが、住宅建設辺りがひょっとして出て来やせんかと。人口が減るというスタンスに立てば足るかもしれない。今のハウスをシェアすればいいから。しかし我々が増やすと言っている以上は足らないというスタンスに立って動かないといけないかなと思う。それと先ほど言っていた経常収支比率85%を超えたっちゅうことは、小値賀の場合はレッドラインだ。当初予算ベースではあるが、何とかこれを下げる努力、努力で下げられるか分からないが、そういう意識を常に持ってなきゃいけないかなと思う。後は、予算編成が11月ごろからかけて12月ごろにピーク、仕上げたのが最近だろうが、間に合うような提言なんかも必要かなと。それが9月なのかギリギリ12月なのか、そういった町民の声を、前向きで大胆なあれを持っていくのは、早めに行政側に伝えていかないといけないという気がした。

委員長(末永一朗) 松屋委員

委員(松屋治郎) 特に離島の人口減少に歯止めをかける施策のもとに、観光産業、定住促進、農漁業の振興策をするということで今年度の予算を組んでいる。本町にとっても観光産業、農水産業の振興策、流通コストの改善、燃油の補助、町の活性化、子育て支援等が盛り込まれた予算であるということで、人口減少に歯止めをかける施策が盛り込まれた予算だと思う。

委員長(末永一朗) 全般的に切り詰めた行政運営というのが、皆の一致した気持ちだと思う。これをやっぱり執行部が肝に銘じてやってもらいたいと思う。

以上で皆の意見を貰ったので、これで。

ほかに全般的に何かあるか。               伊藤委員

委員(伊藤忠之) 私の意見のところで自主財源が増えたと言ったが、これはあくまでも基金繰入金なので貯金を取り崩してこっちのほうにまわしたということで、別にほんとの自主財源ではないので。やっぱり繰入金を多く使ったというのが、これからいろいろ問題が出てくるかと思う。

(マイクなしの会話)

委員長(末永一朗) 分かっている。メリハリをつけた行政運営をということだろう。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(末永一朗) ないようなら、これで終わる。

採決は3月10日の特別会計の質疑及び意見を聞いた後で、付託された案件全てについて行いたい。3月10日は午前10時から開議。7つの特別会計予算。

 本日はこれにて散会する。

 

 

 

― 午 後  3 時 56 分  散 会 ―