小値賀町議会議事録アーカイブ

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2012.9.14平成24年小値賀町議会決算特別委員会

  • 委員会を開いた年月日及び場所

平成24年9月14日  午前9時30分開会

小値賀町役場 3階第1会議室

 

  • 出席した委員の氏名

                        委員長   小 辻 隆治郎

                        副委員長   末 永 一 朗

                        委  員   伊 藤 忠 之

                        委  員   浦   英 明

                        委  員   土 川 重 佳

                        委  員   宮 﨑 良 保

                        委  員   松 屋 治 郎

                        委  員   近 藤 育 雄

 

  • 欠席した委員の氏名       な  し

 

  • 出席した委員外議員の氏名

                        議  長   立 石 隆 教

                      議選監査委員   岩 坪 義 光

 

5.説明のため出席した者

                  町長    西   浩 三

                  副町長    谷   良 一

                  教育長    筒 井 英 敏

                  会計管理者    熊 脇 一 也

                  総務課長    中 川 一 也

                  住民課長    吉 元 勝 信

                  住民課理事    平 湯 貴 浩

                  産業振興課長    西 村 久 之

                  産業振興課理事    尾 﨑 孝 三

                  建設課長    升 水 裕 司

                  教育次長    田 川 幸 信

                  農業委員会事務局長    蛭 子 晴 市

担い手公社事務局長    松 本 充 司

                  診療所事務長    尾 野 英 昭

 

6.職務のため出席した者

                  議会事務局長    大 田 一 夫

                  議会事務局書記    岩 坪 百 合

 

7.付託を受けた事件の件名

          議案第48号  平成23年度小値賀町各会計歳入歳出決算認定について

 

                  平成23年度小値賀町一般会計歳入歳出決算

 

委員長(小辻隆治郎) おはようございます。

 ただいまから決算特別委員会を開会する。

 本委員会に付託された案件は、『平成23年小値賀町各会計歳入歳出決算認定について』である。

 本委員会の、審査日数は、本日と18日の2日間である。

 審査の順序としまして、本日は一般会計、18日は特別会計を予定している。

 審議に入る前に、皆さん方に2、3、ご協力をお願いしたいことがある。

発言については、手を挙げて、委員長の指名の後、起立して行なっていただきたい。

 質疑に対して説明していただくため出席している説明員は、原則、町長以下、各課長職までである。それ以外の者の説明を要する場合は、説明員が説明させる者の氏名及び必要な理由を述べた上で、委員長の許可を得て発言させるようにしていただきたい。

また、その折の説明させる者の服装には十分注意されるよう、ご配慮をお願いする。

 

それでは、審議に入ります前に、議員選出の岩坪義光監査委員に議員としての立場から、23年度の決算について、報告をしていただく。

議選監査委員(岩坪義光) 皆さん、おはようございます。

平成23年度決算審査に当たりまして、議選監査委員として、決算審査に臨むに当たり、審査と意見を述べさせていただく。

 まず、予算が的確に執行されているか。予算に定められた目的に従って、事務・事業が町民生活の実状に最も効果的・経済的に、しかも合法的に執行されているかどうかについて監査を行い、決算に表示された金額に誤りはないか。計算が正しく行なわれているかどうか。関係帳簿及び証拠書類等で十分に落ち度無く審査を行なった。

 議員として、予算を議決し、執行した結果、どれだけの行政上、経済上の効果が町民の福祉サービスなどに向上したのか。また、補助金の適正化、財政事情、基金等も併せて審査をした。

 意見につきましては、平成23年度の歳入歳出決算審査意見書、並びに財政健全化に関する法律に基づく審査結果報告に記載しておりますので、よろしくお願いする。

 しかし、いずれにしましても町の税収が少ない中で、厳しい財政状況の中、職員の努力で徴収がなされて効果が上がっているものの、収入未済額が増加して多額で、今後ともなお一層の対策が求められる。今後は、地方交付税の減額も予測され、人口減少、高齢化等による福祉費の増大、経済悪化による収入減少によって厳しい状況が考えられ、持続可能な財政運営に努めていただきたいと思っている。

 以上で、簡単ではありますが、議選監査委員の意見として終わらせていただく。

委員長(小辻隆治郎) ありがとうございました。

 それでは、これから質疑を行う。

 一般会計歳入歳出決算について、歳入から順番に、事項別明細書13頁から186頁まで款を追ってご質疑をお願いする。

 第1款・                      宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 町民税、町税については、皆さんにご協力を賜り大幅に増えていると感じているが、固定資産税と町たばこ税については、税率改正で増えたと思うが軽自動車税も若干増えている。これは軽自動車が増えたと認識してよいか。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 軽自動車税については、平成22年度が2,091台、平成23年度が2,073台ということで台数的には若干減っている状況。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) ということは、税率が上がったということか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 軽四輪の方が増えたというような状況。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) たばこ税については、税率が上がったために税収が増えている訳ですが、本数についてはどのくらいになるか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 平成22年度が414万本、平成23年度は393万1,000本で2.1%減っているが、平成22年の10月から引上げになっている分が大きく影響しているものと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 本数は下がっているということは、たばこを吸う人が減ったんではなかろうかと考えた訳だが、先のことは分からないだろうが、厚労大臣がもう一度たばこを引き上げるというふうな話をしていたが、たばこ組合とか自民党とか、そういった働きによって、これを上げるということは今のところ無くなっているが、うやむやしているようだが、24年、25年度について、どういった動きがあるのか、分かる範囲内で教えて欲しい。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) こちらの方にはそういう情報が正式には流れて来ていないので、今の状況ではまだ分からない。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 先程、誰かが言っていたが、たばこを吸う人が押しやられて中々たばこを吸えなくなっているような現状。それに対して、また値上げをいうような考えをしており、一般民から言われている。弱いところから何故とるのか、とりやすいところから何故とるのかと。先程、課長が答弁したように政府の見解であるから、分からないと思うのでこの件については止める。

それで、これは毎年言っていることだが、収入未済額が増えている。23年度の場合は、22年度比に対しまして、約倍近く増えている。これについて中身を尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 町民税の個人は収入未済額は8人の32万2,758円、滞納繰越分が16人で47万5,796円、固定資産については27人で122万2,540円、滞納繰越分は16人分、353万2,450円、軽自動車税は、現年度分が12件の3万800円、滞納繰越分が2件で7,000円。こういう未納額が増えたという1つの要因は、平成23年度の所得が全体で4,244万程、減少をしている。この要因としては、主に漁業不振、そういったものだと思っている。色々分析を加えてみると、滞納者の固定化、例えば平成22年度払わなかった人は平成23年度も未納というような方々が居るので、今後、対策・対応を十分検討していかなければいけないと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 去年の決算の折に答弁していた内容を読んでみる。「町税で収入未済額の大きい固定資産税の中に大口2件で160万円程ある。未納者に対しては、督促の通知をして分納の相談をしている。」というような答弁がある。しかしながら、減るのではなく、固定資産税の方は倍増している。そこ辺りがどういう対策をしているのか、改めて尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 固定資産については大口の滞納者の方が2名居り、この方達にも未納の通知を各期ごとに送付しているが、中々返事が無いという状況で過年度分についても中々収納が難しい。現年度分についても課税をしても納付に結び付くということが無いので、担当としても今後連絡を密にして、出来るだけ納付してもらうように徹底を図りたいと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 2人と言いますけども、私は分からないんで、名前は結構ですが何歳ぐらいの方か分かればお願いする。それというのも、1度、私が議員になりましてから不納欠損処理をしたことがある。不納欠損というのは極端に言えば、亡くなったりとか行方不明になって、どうしても督促状も出すことが出来なくなったと、そういった場合に不納欠損が出てくると思う。今から歳を取ってくれば、私達もそうだが、私が滞納した場合、70、80になって納めきれないと、極端に言うたら亡くなってしまう、そういうふうになった場合には不納欠損となると思うが、そこについて尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 固定資産税の滞納が大きい分に関しては、個人ではなくて、法人でありまして、その方達だけで300万以上というような状況。当然、不納欠損については、町としても検討しなければいけないと思っておるし、そういう部分で大変申し訳ないが、まだ勉強不足なところもあるので、十分担当とも検討し上司とも協議しながら対策を図っていきたいと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 固定資産のことで違う方面から質問する。現在、農業委員会で遊休農地を森林の方に地目変更をしているようなので、来年以降この固定資産の私有地分が減るんじゃないかと思うが、大体どのくらい減るか分からないか伺う。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 住民課の方では実際にそれが、地目変更等の通知があってからしか処理が出来ないので、どういうふうな状況で動いているというような把握が出来ていない。今の状況では分からない。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 農業委員会に尋ねるが、今年度どのくらいの面積が地目変更するか、大体分からないか?

委員長(小辻隆治郎) 農業委員会局長

農業委員会局長(蛭子晴市) おっしゃるとおり農業委員会の方で荒れた農地の地目変更の見直しを行なっている。今のところ、約30ヘクタール程度の荒れた農地がもう農地ではないのではないかと判断している。その所有者に対して「あなたの農地は荒れておりますので、今後は農業委員会の方では農地としては取り扱いません。」というふうな通知を出している。その中に、「今、対象農地の課税が、農地での課税をされている場合は、この通知を持っていけば、山林原野等の評価での課税になります。」ということを伝えている。ですので、その通知を税務の方に持って行けば、税務の方で処理している訳ですが、皆が皆、持って行っている様子はないので、その場合にはそのままの課税になるかと思う。ただし、農業委員会の方である程度、全地域を回って、それがある程度数字が出た場合には、改めて課税の見直しをお願いしたいと思っている。額のことですが、申し訳ないが農地の評価額が場所によっても違うし、山林原野の評価額も場所によって違いまして、額に対しては今のところ把握していない。

委員長(小辻隆治郎) 第2款・地方譲与             宮﨑委員     21:22

委 員(宮﨑良保) 地方揮発油譲与税について伺う。平成22年度から地方道路譲与税が地方揮発油譲与税に組み込まれたということで、21年度から大幅にアップしているが、昨年が770万7,000円のところ、本年度が708万5,000円と70万程度減っている。ガソリン等、揮発油等の使用料が減ったということか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 地方譲与税は、県に入ったものを市町村に分配するという格好になっているので、国全体の流れの中で揮発油の動き、消費の動向によって変わる関係だと思う。

委員長(小辻隆治郎) 第3款・利子割交付金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第4款・配当割交付金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第5款・株式等譲渡所得割交付金

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第6款・地方消費税交付金          

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第7款・自動車取得税交付金          伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 前年度、平成22年度決算の説明の折にエコカー減税による減額になったということだが、本年も平成22年度に比べて約65万9,000円程、減額になっている内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) これも自動車の売れ行きと今言った減税の関係と両方の要因が考えられるので、台数の問題なのか、それとも税の問題なのか、そこははっきりしないが、減額になった分については、地方特例交付金の方で補填されるというふうになっているので、若干、地方特例交付金がその関係か、若干増えているというような状況。

委員長(小辻隆治郎) 第8款・地方特例交付金            伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 前年度よりも200万増額になっている。その中で、減税補てん分と 児童手当分の

昨年との違いは?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 手元に資料が無いので少しお待ち願いたい。

委員長(小辻隆治郎) 第9款・地方交付             浦 委員

委 員(浦 英明) 22年度に比較して4,489万2,000円の減で、これは22年度の国勢調査による人口の影響によるものが大だが、今後の見通しが分かれば。特別交付税は県の裁量によって違ってくるので、中々こういった難しいとは思うが分かる範囲内で。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 普通交付税については、議員もおっしゃったように人口というものが大きな要因になる。22年国調の人口が平成23年から5年間、その数字で行くということになる。ただ、単位費用、補正係数、そういったものは毎年色々と変わっており、包括的な経費とか雇用対策とかそういったものが普通交付税に織り込まれることがあるので、必ずしも算式どおり、去年の算式がそのまま通用するとはなっていないので、正確な数字を見込むのは難しい。ある程度、起債の償還額というのは交付税に織り込まれることがあるので、そういったものは、きちんと計算できるというふうな計算方法になる。参考までに普通交付税について言うと、平成30年に14億1,600万程度見込んでいる。大体、今の財政計画上は約1億ぐらい減らした格好にしている。

委長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 補正予算の折、一遍質問したことがあるが、国勢調査によって大体どれくらい下がりますかというたら、5,000万、7,000万、1億、そういったアバウトな答弁をしてくれるのかと思ったら、4,500万程減ると、500万という数字を言われて、それが大体当たっておった。そういったところで感心しまして、中々算定の基準がうまくいっているのかと感心した次第である。

委員長(小辻隆治郎) 財政課長

財政課長(中川一也) 先程、保留していた伊藤議員の質問に対して答弁する。児童手当分が205万程、増えている。減収分は22年度と変わっていないが、23年度は児童手当分が増えているということ。

委員長(小辻隆治郎) 第10款・交通安全対策特別交付金     

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第11款・分担金及び負担金 

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第12款・使用料及び手数料          伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 木管理使用料のことで伺う。2年に1回の決算で出てくるが、平成21年度よりも4万2,000円程下がっている。その中で、道路使用料もマイナスになっているが要因の説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 道路使用料というのが、九州電力、NTTの電柱の数とか道路埋設分で使用料を請求するが、この電柱の数の減少ということで減額になっている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 収入未済額が5,000円あるが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 請求をする際に、電柱の数、4、500本とかあるが、管路も何千メーターとかあるが、その中で請求ミスがあり、純粋な未済額ではない。

委員長(小辻隆治郎) 第13款・国庫支出            伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 民生費の負担金の中で7節・子ども手当国庫負担金ですが、これが昨年度よりも増額になっている。これは県の負担金も同じく増額になっているので併せて聞くが、この増額になった分が3歳以上から小学校終了前の負担金がそれぞれ被用者、それと非被用者の分が増額になっている。出来れば、子どもの人数というか、生徒の数をお願いする。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 子ども手当については、途中で制度が変わったりというようなことがあり、2月から9月までについてはつなぎ法案ということで対応し、10月から3月分については、特別措置法、そういったもので対応しているために金額が途中で変動している。そのために、国の負担金、県の負担金も増えている状況。内容としては、延べ人数でしか分からないが、被用者の0歳から3歳未満が110人、非被用者の0歳から3歳未満が167人、3歳以上小学校前552人、非被用者3歳以上小学校終了前が630人、小学校終了後中学校終了前が473人。支払期ごとに人数を割り出して、それを集計するものですから実際の人数が何人という確定はできないのでご容赦を。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 1節の社会福祉負担金の中で、障害者自立支援給付費、これが昨年度よりも600万程減額になっている。これも同じく県負担金も減額になっているが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 障害者自立支援に係る給付費、そのものが全体的に下がっているので、国が2分の1、県が4分の1というルールに基づいての負担があるので、その分が支出に合わせて減った。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 24頁の国庫補助金の中で住宅費補助金、昨年度よりも168万程、減額になった内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 新小浜住宅の集会場建設で国庫補助が22年度はあったので、その分が減額。

委員長(小辻隆治郎) 第14款・県支出            宮﨑委員     43:13

委 員(宮﨑良保) 27頁の民生費県補助金について伺う。当初予算が670万7,000円で、80万5,000円補正をして751万2,000円となっている。しかし、調定額が678万7,322円と、当初予算額と変わらない状況だが、この内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 補正予算で福祉医療等々が伸びるんじゃないかということで補正をさせてもらったが、最終的にはこういったものがあまり伸びずに、最終的には当初予算とほぼ同額というような状況。

委員長(小辻隆治郎) 第15款・財産収            近藤委員

委 員(近藤育雄) 34頁、土地建物貸付収入の収入未済額、22年度は零だったと思うが、36,000円程、発生している中身を教えて欲しい。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 月極駐車場の駐車料金で、総務課管轄で1名滞納。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 時々発生するのか?回収可能か?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 回収可能。

委員長(小辻隆治郎) 第16款・寄附            宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 寄附金の推移について伺う。当初の予算が9,000円ということで決算が189万ということで結構大きくなっているが、昨年から比べると昨年が194万2,000円、今年が189万円と大幅に10万ぐらい減っている。これはふるさと納税か何か関係で減ったのか、内容を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) ふるさと納税は若干増えている。寄附金は、主に香典返しが1番大きな要因を占めるので、その辺の動きの方が大きい。

委員長(小辻隆治郎) 第17款・繰入           

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第18款・繰越

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第19款・諸収            伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 42頁の看護師の奨学金の返還金400万の内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 看護師奨学金補助金を借りていた方で診療所に勤務されていた2名の方が、5年間という期間の途中で退職されたので、その分の残りの期間について算定して返還をしていただいた。この分については、2名分。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 40頁の雑入の方で、金額は少ないが3,000円という未済額が出ているが、内容の説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 町営住宅の駐車場代で1名分の3ヶ月、3,000円の未納が発生している。

委員長(小辻隆治郎) 第20款・            伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 44頁、2節の水産業債、この中で漁港事業、これが当初予算と補正を合わせた額で1億2,900万程上がっているが、決算書490万、残りの差額の確認とそれから消防債、これの防火水槽の分で、これも予算では2,900万程上がっていたが、今回50万程しかないが、差額の内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) この分は、大島漁港の機能保全工事の分で繰越を行なっておりますので、23年度支出分と24年度の繰越分とに分かれる。その金額だが、全体の事業費としては3,600万4,500円が事業費、その内23年度支出分が1,383万9,000円。その内の財源内訳は、県の補助金が830万3,000円、地方債が先程の490万、一般財源が77万8,000円ということで、23年度支出分としては1,383万9,000円となる。残りの分が24年度に繰越している。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 消防債の件ですが、同様に繰越事業の関係で23年度小型消防ポンプ付積載車3台と防火水槽3箇所の修理を計画。その内、23年度に執行したのが防火水槽の設計委託に係る分、その分だけ起債を借り入れている。

委員長(小辻隆治郎) これから歳入全般について、ご質疑願う。   伊藤委員     55:50

委 員(伊藤忠之) 22頁、歴史民俗資料館、色んな行事があったんでしょうが、3万9,000円程増額になった説明を。

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) 歴史民俗資料館の使用料については、13万6,300円収入済で上がっているが、22年度の収入は9万6,900円。入館者数については、増加をしている。企画展等の分とIT関係の民泊の分の入館者が増えている。前年度比で96名の増。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 前頁の学校開放使用料、これも33,000円程上がっているが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) 保健体育使用料の中に学校開放使用料というのがあるが、小値賀小学校の体育館と小値賀中学校の体育館の使用料。3万3,660円の増。これは平成22年度、23年度で取組んできた総合型スポーツクラブの養成、育成事業で、既存のクラブから2つのグループが増になっている。2団体の使用料の増。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 18頁、交通安全対策特別交付金、0円で上がってますが、22年度61万円程上がって10年ぶりに入って来たということで、実は23年度も期待していたが無かったということだが、今後の見通しは?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) この交付金は、交通事故の件数や交通違反の件数が大きく関与するので、公布されるのことはあまり好ましいことではないと考える。おそらく特に大きなことが無ければ、0円で推移するのではないか。過去殆ど0円で来ており、たまたま去年が金が入ったという状況。見込みとしては0円と考えたい。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) この決算認定については私も議員になって9年目でこうしてずっとやっているが、自主財源に乏しい小値賀町だが、こうした小値賀町の税収に未済額が発生するということが、どこに原因があるのか、職種的にはどうなっているのかと各課あると私は思っている。住宅使用料もあったが払う人は一生懸命汗水垂らして払っている。住む所から、何故未済額が発生するのか。どういうところに原因があるのか、まずそういうところを捜査研究して各課、執行部一同。そして小値賀の現状は、産業がどのような展開になっているのか。この決算で未済額等、発生して毎年上がっている。私もずっと何年もやってきているが、大概にしてくれんかという気持ちで見ている。何かの原因を早急に何かの攻略法というか、審議して原因究明というか、どういう仕事をしたら、そこに皆従事して、雇用の創出も言っているが、そういうところも…。この決算認定が終わったら、25年度の当初予算に入るが、そういうところに少し何かの知恵を出し合ってやっていかねば、毎年こういうことをしていても一つも町の発展、定住人口、色々言っているが、私は対策を早急に講じるべきだと思うが、その点を町長にお願いする。

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 確かに土川委員のおっしゃるとおりだと思う。この要因としては、担当の方からも説明があったが、数年時に亘る滞納がずっと繰り越しているという状況が見られると思う。新たに発生する分については、この不況で出て来ているものと思われるので、中々徴収が難しいという状況。おっしゃるように税の公平性を保っていくことは一番大事なことなので、これから特に新規の場合、方法が無いか検討していきたい。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) このことは昨年のこの場で、固定化した分については処分した方がいいという話があったが、その辺の検討はしているかどうか。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 昨年の担当としては、確かに不納欠損処理というのをどこで適用するかということはずっとあるが、顔が見える状況の中で下手に不納欠損処理をすると、払わなければそのまま放っておけばいいというふうに、逆になるので中々難しいという状況がある。例えば相手の人が亡くなったりとか、災害で家財を全部失ったとか、そういう皆が納得する状況じゃないと中々不納欠損処理が出来づらいということで、歴代ずっと滞納を引きずってきている。強制的にあらゆる家財を没収して換金する、オークションにかけるとか、そういった方法もあるが、若しくは県の徴収機構とかそういったものに委託するとか、強制的な方法もあるが、実効性よりもむしろ町内の色んな人間関係とか住みづらさとか、そういったものが出て来ることの方が大きくて中々思い切った対策を取れないという状況。それと、増えていくのが、完全に払う状況に無いような先程言った法人とかが毎年課税は掛かっていく訳で、そういったことで増えているということもある。これについては、住民課長が答えたように町内全体で検討していく課題であろうと思っている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) そういう様々な理由はあろうかと思うが、いつまでたっても出来ないという状況があれば、これはしょうがないんじゃないかと思う。町民皆が納得するような立場の人であれば、段々と処分、整理していった方がいいと思うが、その辺の調査を今後お願いしたいが?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 確かに委員さんがおっしゃるような状況だと認識している。我々もそういう状況を十分に分析して、そしたら今後こういう状況をどういうふうに対処したらよいかというような資料づくりを進めながら、執行部の方の方針をまとめ、そして議会とも色々調整しながら対応するというような時期にきていると考えている。従いまして、早急にそういうことが可能かどうかは今のところ不明だが、出来るだけそういうようなことをしていって、積極的な不納欠損処理、そういったものも今後検討していきたいと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) さっき中川課長が言っていたのは確か長崎地方税回収機構というふうな所じゃないかと思う。これについて質問したが、この負担金等が掛かって回収費用よりもこちらの方の負担金が多くなる可能性があるので無理じゃないかというような答弁があったように思う。それはそれで、私はさっきも言ったように、土川委員も言っていたが、税の公平さから言うと、これを不納欠損すべきではないというふうに私は思っている。あくまでも最後まで誠意をもって滞納者に対してはそういうふうな態度で臨んでいただきたいと思うが、答弁を。

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 出来るだけ、そういうふうにしたいと私は先程申し上げた。これから十分検討させていただきたい。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 『成果報告書』の中に書いていたが、「昨年度、73.4%だった経常収支比率は、歳入で普通交付税臨時財政対策債が減額となったこと、歳出で公債費と人件費及び下水道への繰出金が増額となった影響により81.3%まで上昇した。」と書かれているが、この経常収支比率が90%を超えて或いは100%近くになった場合、こういったのに対して県の方から指摘というか、そういったペナルティのようなものはないのか、尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 特段、ペナルティはないが、当然この経常収支比率が大きくなると人間でいうと動脈硬化ということになるので、色々な指導等は色んな財政のヒアリングの時にそういうことはある。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員

委 員(末永一朗) 42頁のあわび館の運営についてだが、経費が1,270万掛かって収入が680万ぐらいで去年も誰かが質問したと思うが、事業内容をちょっと変えてみようかという話もあったと思うが何か施策は考えているのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) そのことにつきましては昨年度も質問があって、当時の熊脇課長が答えたと思うが、23年度の途中から24年度にかけて新たに取組んでいるのが、鮮魚を関西方面に出しているというふうなことで今、取組んでいる途中である。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 監査委員の意見書の29頁、地方債。現在、地方債を借りる場合は率は4%以内という制度で前回、地方債を借りているが、(3)地方債利率の地方債別で利率が6%以下、これが財政融資資金というのが6,800万程ある。これについて、6%以下なので、これを何とか早めに償還できないのかなと思うが、この6%以下の6,800万の中の、例えば事業、どの事業を行なって、その当時の利率が幾らだったのか、分かっておれば説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 6.0%以下6,822万4,000円ですが、これは平成元年の庁舎建設の時の一般単独事業債。借入利率は、2つあって、4.85%と5.4%とどちらも一般単独事業の庁舎分。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 財政融資資金というのは、繰り上げ償還は可能か?可能じゃないのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 政府資金を償還するという繰り上げ償還については非常に厳しい条件がある。5%を超えた部分については、財政健全化計画という大きな色々な計画書を作り上げれば、繰り上げ償還が出来る。それが実質公債費比率が高い団体というふうになっているが、そうやって幾つかの条件をクリアすれば一部は可能だが、通常は政府資金は予定どおり返還するという格好になる。

委員長(小辻隆治郎) 繰り上げ償還できないということか?      総務課長

総務課長(中川一也) それと、この2つの償還も次年度までとなっている。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり) 1:18:05

委員長(小辻隆治郎) 次に、『財産に関する調書』について、ご質疑願う。 

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 質疑なしと認める。

 しばらく休憩する。

― 休 憩   午 前 10 時 47 分 ―

― 再 開   午 前 10 時 59 分 ―

委員長(小辻隆治郎) 再開する。

 歳出に移りますが、総務課、住民課、建設課、教育委員会関係を、款を追ってご質疑願います。

 第1款・議会

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第2款・総務             近藤委員

委 員(近藤育雄) 52頁、13節の委託料の中の公平事務委託料1万1,000円、毎年上がっているが、小値賀町の公平委員会に対する支出だと思うが、公平委員会という委員会が存在しているのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 小値賀町には存在していないので、公平事務委託料を、まとめて県の関係機関の方でやっているところがあるので、そこに委託をしている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 62頁の空港利用促進補助金(チャーター補助金)71万5,000円計上されている

が昨年が14万2,500円ということで極端に減っている。やっとこの100万円予算計上したのが、実を

結んできたかなと感じているが、何回飛んで何人利用したのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) お盆の時期と暮れと2シーズン、23年度は飛んでいる。ただ天候不良でお盆の8月14日は動いていない。8月12、13、16に飛行機が飛んでいる。夏場のお盆の時期が14名、冬は12月30日と1月3日が5名の19名がこの補助金を利用している。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 54頁、18節の備品購入費、予算書に無かったので聞くが、公的個人認証機器55万6,000円上がっているが、どんな機器でどこに設置されてあるのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 公的個人認証の機器だが、設置場所は住民課の外のカウンターの上にあって、主にイータックス等も含めた電子申告、そういったものを住基カードを認証まで手続をすることで利用できるようになる、そういうシステムだが、実際の町内の利用者はまだそう多くない。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 同じ頁、19節の負担金、長崎新幹線整備が決まった。これの負担金が20,000円、23年度だから計上されたと思うが、今後どうなるのか?負担金というのがずっと発生し続けるのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 建設期間中も毎年予算を要求したり、そういった政治活動というのは続くかと思うので、同額の負担金は今しばらくは続くと思う。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 58頁の企画費、7節・賃金、これはおそらく緊急雇用の事業と思うが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) おっしゃるとおり、緊急雇用対策の臨時雇いの賃金。内容的には空き家調査事業、広報取材の強化事業、財産台帳等の台帳整理の臨時雇い上げの3つの事業をするために臨時雇いをしている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 賃金の中の不用額の内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 臨時雇いは日当で雇うもので、大体予定して予算を組むが、実際に当然休みの日もあったり、そういったことで予算額の執行残がそれだけ出ている。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 同じ頁、積立金の中の老人福祉施設建設基金積立金、23年度、32万程積み立てているが、22年度が46万、24年度が1万ぐらい上がっている。それと、その下の医療施設建設基金積立金、これも3,600万程上がっています。23年度は8,000万だったが、積立金のこの2科目について、積立金総額、23年度末で幾らになっているか。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 老人福祉施設建設基金の23年度末が522万5,060円、医療施設建設基金は1億5,369万4,541円。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 58頁の9節の旅費、21年度が29万、22年度が33万7,000円だったものが、倍に増えているが、内容を尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 企画費の旅費だが、色々なPR活動、それから田舎暮らし関係のプロモーション事業とかに使われているが、1番大きいものはアイランダーの参加旅費で、22年度までは役場の職員研修旅行を利用して行なっていたものを、23年度についてはこの予算の中で行った。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 今、田舎暮らしとか言ったが、ついでに60頁、13節・委託料でしま暮らし体験ツアーの委託料が上がっているが、この分は1号補正で46万4,000円、4号で2万3,000円減額して44万1,000円となっている。不用額が25万4,000円出ておるので、これは4号で2万3,000円減額した時にこれ減額できなかったのか?内容を尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 体験ツアーへの参加者が少なかったことによる減額。補正で落とすタイミングがどうだったのか、私も定かではないので事前に分かるようなことであれば今後はこのようなことが無いようにしたい。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) それについては分かったが、前年度にもまちづくり推進委託料というのが100万計上されていて、ずっと前から何年も継続して行なっているようだが、23年度に全然上がっていないがどこか移行して上がってくるのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 22年度までは諫早長崎ウエスレヤン大学とそういった委託契約を結んで、小値賀町をフィールドとした色々な活動をしていたが、23年度はその事業をやっていないということ。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) その理由について尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 確か数年間続けていたと思うが、そういった中で事業の見直し、発展性とかそういったことも勘案したところで、23年度には取り組まなかったものと思う。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 答弁の内容がよく分からないので、もう1度、私が違った意味で質問する。

 我々が今、人口3,500人を目標にして交流人口を増やすとか、或いは定住人口に結び付けるとか、そういうふうなことでやっており、今は第1次産業の農業、漁業、こういったところを魅力あるところから作っていってそういったのを増やそうというような、まちづくり関係に対してのそういうふうな内容で今から審議をするところだが、こういったまちづくりを今からやろうというところに、そういった予算が計上されていないということ自体が、私は今の答弁では分かりづらかったので、もう1度答弁を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 私も過去の経緯をよく覚えていないが、前の決算の段階でこの事業に100万円の価値があるのかと議員の皆様からのご指摘もあり、それで見直したという経緯がある。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 我々議員からそういったことを言われたというのは今聞いたが、私は記憶になかったがどういった理由でそういうことを言われたか、分かれば答弁を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) こういったソフト事業については、非常に各個人の感覚というか、意見も違いまして、議員の皆様もそれぞれ違った考え方を持たれているのかもしれないが、ずっと100万円定額で事業をやってきた中で、最初のうちは割と活動も目に付いていたが、長年やっているとただ単に委託料を払っているだけで向こうの熱意も感じられなくなったり、結果が中々思わしく出てこないということもあるので、数年間続けて、どっかで見直しは必要だろうと、そうしないとまた新しい事業が出来ないということになるので、そういった中で見直しをかけたということ。

委員長(小辻隆治郎) 私の方からも伺う。

『成果報告書』の13頁、先程、宮﨑委員が空港の利用についてお聞きしたが、4行目「満席になるようであれば臨時的な運航も考慮して空港利活用を図ってまいりたいと思います。」ということだが、例えば博多から10人ぐらい来るというた時にも、小値賀在住の者でなくても利用できるのか?

総務課長

総務課長(中川一也) その件については、予算の都合もあるが上司と相談して、空港の利活用に繋がって且つ小値賀町の振興に繋がるようなものであれば、前向きに取り組みたい。

委員長(小辻隆治郎) もう1件。減債基金が大幅に積み上げられているが、何か基準があって積み上げているのか?                           総務課長

総務課長(中川一也) 基金の積み立てだが、減債基金というのは小値賀町の起債残高を考えると、特に今回の学校建設、今後また診療所の建設、そういったものが逐次更新する時期が来る。それと、過疎債ソフト事業で、一般財源で本来やっていたものを過疎債を借り入れている。今後この傾向がまたずっと増えていくと、一時的には現金が余るような格好になるが、片一方で借金が増えているという状況もあるので、そういったものについては、減債基金に積んでいれば将来安心という感じである。目的基金に積み増すと、それがもし余れば、ずっと取り崩すのが基金条例の見直しとかそういったものまで影響するので、そういった面では減債基金というのが非常に使い手がある。小値賀町の財政の中では公債費の金額というのは毎年相当な金額なので充当しやすいということもあるので減債基金をある程度確保したいと考えている。

委員長(小辻隆治郎) ということは、今度の学校建設とか将来の診療所とか、そういう過疎債が段々増えて来るということで減債基金に積み上げたと、しかもその減債基金が流用しやすいという理由、分かった。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第2款・民生             宮﨑委員   1:41:13

委 員(宮﨑良保) 老人福祉費の独居老人ベル設置協力者謝礼、去年が15万2,000円だったのが、本年12万4,500円と減額になっている。小値賀町の現況を見ると段々独り暮らしの方が多くなってきている中で、反対に独居ベルの方が増えて来るのかと思ったが、反対に減っている。この理由は?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 昨年度が協力者謝礼として29名の方に支払っているが、今年度は25名となっている。このシステムについては、各地区の民生委員さん達とか、会長さん達、当然家族からの要望、そういったものも合わせて申請があったら対応となっているが、近年はそういう申請があまり多くないという状況。減少の理由としては、施設に入ったりとか亡くなられたりとか、というような状況で近年少しずつ減少しているという状況。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 理由は分かったが、相対的に考えるとまだまだ独り暮らしの方が多くなっている現状がある。民生委員達とも協力をしあって、そういう独り暮らしの現況を把握しながら、こっちからでも「どうですか?」というような要望をしたらどうかと思うがどうか。せっかくこれがあって、私もしているが、かなり安心しているのでもっともっと広めて欲しいと思うがその辺を伺う。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 委員さんがおっしゃるとおりと私も考えている。実は私の所もそういうベルを隣の方の分を設置している。数年前に何回かベルが鳴って対応したという経験があるが、近年はそういうことがあまり無いような状況だが、そういうふうにどっかに緊急の時に対応してくれる所があるというのは独居老人或いは高齢者の世帯、そういったところについては安心感がだいぶ違うだろうなと考える。民生委員さん達の定例会等もありますので、今日の部分については、そちらの方にも投げ掛けて今後そういうような希望者が居れば町としても対応していきたいと考える。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 20節・扶助費の不用額が64万3,470円発生している。内容は?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 扶助費については、福祉医療費ということで計上。昨年度と比べて障害者医療分が昨年度が606万6,000円ぐらいで、今年度が553万5,000円で、こちらの予想に反して少なくなったという状況で不用額が発生した。この福祉医療費については、各月でまとめて支払っており3月分は4月に申請があってという、そういう手順で行い、ぎりぎりまで落とせない状況になるので、こういう不用額が発生した。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 不用額については分かった。それでこの金額が支出済699万円になっているが、『成果報告書』を見ると、710万3,000円というふうになっており、計算では合わないみたいだが?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 大変申し訳ない。『成果報告書』の分が間違っている。扶助費の支出済額699万1,000円というのが本当の数字。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 28節の繰出金の不用額について尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 特別会計の繰出金については、国とか県の補助金を合わせて特別会計の方に繰出すようになっている。途中で中間実績とかそういったものを挟んで数値が変わるので、最終的な実績に合わせて繰出しをするというようなことになるので、そういう中で若干の不用額というものが生じてくる。今回はそういうようなことで、89万9,000円程、不用額が発生した。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 不用額については、20年度が24万1,000円、21年度が61万、22年度が87万7,000円と出ており、4号補正で減額していたので、その時、減額すべきではなかったのかなと思うが、さっき言われたように3月末が4月に申請とか、そういった関係でなるのか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信 基本的には2月、3月そういった時に最終的な国、県からの決定があったりとかするので、最終補正で間に合わないこともあるので、こういうふうな不用額が発生するという状況になる。

委員長(小辻隆治郎) 福祉医療は昨年度と比べて件数、金額とも大きな伸びになっているというのは?『成果報告書』に書いているが。                   住民課長

住民課長(吉元勝信 福祉医療費の中で乳幼児・母子医療分というのがあるが、乳幼児分については窓口で800円とか限度が1,600円だが、そこまでお支払いただくと、あとはその月は何回かかろうが、負担金が要らないというシステムに平成23年度から移行された。それによって、例えば、10円と20円そういった人達の福祉医療費もひろうようなことになっているので、その分で昨年度、乳幼児・母子の分が98万301円だったのが、145万4,716円という状況で、この分がかなり大きく伸びている。

それから、『成果報告書』の中の福祉医療費で浦委員さんからご指摘のあった710万3,000円の金額の相違があるとのことだが、私の答弁が一部間違っており、福祉医療費に係る一般的な事務費についても、この中に入れているので、扶助費プラスそういった経費、事務費的なものを入れると710万3,000円ということになり、『成果報告書』記載のとおり。

委員長(小辻隆治郎) 患者にとっては助かるのか?          住民課長

住民課長(吉元勝信 基本的には、福祉医療というのは今までが償還払いということで、一旦立替えをして後で戻ってくるという、そういう制度だったので、例えば実際に支払う日にちが遅れるとか或いはその煩雑さがあるというようなことで、色々不評なところがあります。障がい者医療についても、そういう現物給付というか、一旦立替えないで負担金だけ払えばというようなことも障がい者のそういう組織から要望があっている状況なので、そういうようなことを考えると、現物給付になると本人さん達は大変利用しやすいと判断している。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 76頁の買物配達システム、これについては『成果報告書』には、住民生活に光をそそぐ交付金ということで買物弱者のサポート事業が行なわれている。買物サポート事業では、60万程の金額が付いているが、決算書の買物配達システム調査事業委託料は40万との差は何か?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 大変申し訳ない。『成果報告書』の60万円というのが間違いで、調査委託については40万円を平成23年度に利用して、平成24年度に60万を委託料で支出する予定。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 買物配達システム事業を調査をやっているが、調査結果はまとまったのか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この事業については、平成23年度に商工会の方に委託して、70歳以上の方、350人を対象に自宅を訪問して、買物に困っていないか、そういったものの調査をした。報告書は出来ており、それを分析すると約20%の家庭が買物に困るという状況。特に笛吹を除く在地区の方が8地区の内、4地区ということで半分ぐらいが困っている状況。特に前方地区、離島地区が困っているという実態がある。これについては、平成24年度でモニター的にどういうふうな対応をしていけばよいかということを既に検討しており、そういう中で1番困っている前方地区の買物弱者の対応というの今後、産業振興課、商工会、住民課で連携しながら対応していきたい。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 続いて、老人福祉の繰越明許費になるが、7節・賃金の高齢者のための巡回教室事業臨時雇賃金の不用額が極端に多いですが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 平成22年度の繰越事業としてさせてもらった。この事業の中で、高齢者のための巡回教室等々ということで予算を組んでいたが、中々各地区を巡回しながら介護予防の普及或いは運動、そういったものを図ろうということで予定していたが、各地区との老人クラブとの調整が、中々取りづらくて開催回数も予定よりも少なくなったということと、旧図書館を改修した介護予防センターで、色んなサークル活動とか介護予防のための指導事業を行おうと計画していたが、中々整備工事に半年間くらいの期間を要し、実際の活動に移るのが難しかったことで、せっかく臨時雇の賃金を組んでいたが、かなり余ってしまったという状況。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) その頁の15節・工事請負費、これを54万8,000円流用しているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 当初、我々が考えていたのは、ただ改修すればいいということで必要な部分だけ手を加えるという状況だったが、最終的に設計をする段階で消防法とか色んな部分で最初の計画よりも整備しなければいけないところが出て来て、その分が不足になり流用した。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 法的な手続きが要るため、そういったのに費用が増したということで、当初の予算よりも54万8,000円流用したことは分かった。

 18節の備品購入費について、26万3,000円と不用額が出ている。5万8,000円流用したにも関わらず、こういった不用額が出ているのはどうかなと思うが?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) この事業については、住民生活に光をそそぐ交付金事業で10分の10、100%の事業。出来るだけ有効に使わせてもらおうと考える中で、備品については先に買った分、或いは最後に買った分、そういった物があり、過不足が生じるということを予想し流用したりした経緯もあるが、最終的には流用して更には不用額が出てしまったことに関しては私の管理不行き届きだと考えている。こういうことが生じないように今後しっかりしていきたい。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員

委 員(末永一朗) 先程の宮﨑委員の関連質問だが、74頁の独居老人は今、何軒ぐらいあるのか?

それと、ベルを付けていない独り暮らしの人からよく相談されるが、病気の時に誰に言っていいか分からないので、病気の時に何かスイッチを押せば誰かが分かるような印はできないものかと話があるが何か策は考えていないか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 独居老人数については、資料を持っていないので、後で答弁する。

 それから、玄関口にベル設置そういったものをとのご意見だが、基本的にはこちらの方も先程も申したように民生委員さん達にお願いしながら、必要な所については、独居老人ベルを取り付け、そういったものの話を今後させていただきたい。独居老人ベル設置と玄関口にそういうベル設置というようなことであるが、今の状況では独居老人の方、全員にベルを設置するというのは中々難しい。いづれにしても、近年増えつつある独居老人とか高齢者世帯、そういった方々が安心して暮らせるような、そういった対策を住民課としても検討していく必要があると思うし、各地区においても各地区の会長さん、或いは周りの方々が色んな形でそういう方をサポートしていることは承知しているので、そういう部分で地区民生委員、或いは親戚の方、近所の方々と連携をしながら高齢者サポートに努めていきたいと考えている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 80頁の11節・需用費、5万2,000円と予備費から8万8,000円充用しているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) この流用に関しては、4号補正で賄材料費、つまり保育所の給食材料費として補正したが、その際、過少見積りで不足したため、やむを得ず流用可能であった同目の12節から、それでも足りずに予備費から流用している。その主な原因としては、平成22年度においては年間通所児が19名、中途入所児が22名、これを述べ月数に直すと323月であったところが、平成23年度において年間通所児が30名、中途入所児が14名、述べ月数に直すと466月。22年度と23年度の差が143月あり、見積もりの際に過少になった。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 先程、答弁漏れがあった。独居老人数については、256人。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第4款・衛生             伊藤委員   2:09:28

委 員(伊藤忠之) 『成果報告書』の30頁、環境関係で漂着ごみが全額国庫補助金が無くなったということで、今後は融資のボランティア団体によって行いたいということだが、この海岸漂着ごみに関して、若干、各地区によってはごみの撤去作業を行なっているが、漁業再生交付金の中に入れるということはできないが、それに関連してもうちょっと規模を大きくしてもらったらどうか?大きくなった分は全額ではないが町が単独で補助金を出すということで、そういう考えはないか?中々ボランティアで集めるということは大変だと思うが、そこら辺はどうか?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 漂着ごみについては、片付けても片付けても次から次に流れて来て、延々と続くだが、全額補助の国庫補助金があった時には各業者さんにお願いして片付けをしていただいたが、ここにも書いているが、今後その補助金等が無ければ、私達としては住民の環境に対する意識をなるべく持ってもらって、徐々にではあるが「りっぱカンパニー」とか若者のグループ辺りも出来ているので、そこに例えば県の方で愛護団体ということで登録すれば、手袋とか飲み物とか刈払機の刃の取り替え費用とか、傷害保険も県の方が掛けてもらうようなシステムになっているので、今、徐々にですが、この「りっぱカンパニー」の方も登録の申請をしているので、そういうふうにして民間の方で少しずつ広げていきたいなというふうな考えでいる。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 86頁の19節の負担金、補助のところで、生ごみ処理機設置事業補助金、これは当初予算からして3分の1もいっていない。おぢか新聞等でPR、啓蒙したりしているが、何かまだ他に良い方法がないのか?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 生ごみ処理機の補助についての台数は少しずつ減少している。1つの大きな原因としては、ダンボーコンポストの推進を強力に行なっている。その影響でこの分が少しずつ減ってきている状況。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 『成果報告書』の31頁、清掃関係で、これは確認のためだが、ビン、缶の収集委託料、これは去年も指摘したと思うが、「1~2回/月」と書いているが、「週」の間違いではないかと思うが?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 『成果報告書』どおり、ビン、缶については月1回から2回収集を行なっている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 私は週1回から2回と先程申したが、月1回ということであれば、この委託料が年間240万、金額の見直しが必要ではないかと思うが?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 240万が本当に高いのか安いのかという判断がつきづらいが、長年この委託料で委託を続けて来ており、その中で目に見えて、ビン、缶の量が減ったということとか、そういう原因によって委託料の見直しということが出てくればやりやすいが、そういうことが今のところ、かなり減量したということが見受けられませんので、今後、ごみ収集に関しては全体的な見直しをしなければいけないと考えているが、その中で考えていきたいと思っている。

委員長(小辻隆治郎) しばらく休憩する。

― 休 憩   午 前 11 時 57 分 ―

― 再 開   午 後  1 時 29 分 ―

委員長(小辻隆治郎) 再開する。                         2:19:07

 第4款・衛生                       宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 90頁の委託料、廃プラスチック運搬処理委託料が35万7,137円と出ているが、前年度は46万3,050円で10万弱減っている理由は?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 廃プラスチック、廃タイヤ、乾電池、ビンというふうに、これを福岡の方に再資源化ということで送っているが、この量が昨年に比べれば少なかったということで金額が下がっている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 廃プラスチックとか乾電池とかはストックヤードの方とは関係ないのか?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) このごみは最終処分場の方に持ち込まれた分で、分別して再資源として出す。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) もう1問、ダイオキシン測定等業務委託料が前年度よりもかなり多額になっている。検査要領が違ったのかどうか、伺う。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 結果として、ダイオキシンの測定を2回行なっている。本来は1回でいいが2回行なっている。というのは、1回目の時に、落雷で中の電子機器辺りが壊れていたのを気付かずにダイオキシン測定を取った結果、ちょっと数値が悪くなっていて、それでもう1回調査した結果、落雷によって中の操作機器が故障していたということで、2回目を取ってクリアをしている。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第8款・消防             伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 県の補助金の方から消防団確保対策推進事業というのが63万9,000円、県から補助金が来ている。これが歳出でどのように使われたのか。この推進事業の内容を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 23年度の消防団員確保対策推進事業については、保育所・幼稚園児がパレードを行いますが、その子ども用のまとい、それから消防団に入るような推進をするチラシ作成、そういったものになっている。節では、18節の備品購入費54万6,000円上がっているが、それが子ども用まといである。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 消防団の定数のことで伺うが、現在、団員が少ない地区もあるので、現在の条例では定数が156名となっており、あくまでも離島を省く。本土だけの団員の確保は何名ぐらいか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 委員おっしゃるように定数は156名だが、現在149名。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 124頁、18節の備品購入で、小型ポンプ自動車の分が繰越しになった理由は?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) この件については辺地債だが、それの要望が当初にできなくて補正予算で対応している。そういうことで繰越事業となっている。それと、消防ポンプ自動車が東日本大震災の関係上、納期の問題も少し影響したと思う。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 122頁の補助金、負担金で、広域消防事務委託金が前年度より576万8,000円程、減額になっているが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) これは佐世保市に支払う負担金で、広域消防に加入している西海市他、東彼3町、佐々、小値賀が負担する訳だが、佐世保市の消防署の予算に応じて各自治体の普通交付税に算入される広域消防の経費部分を按分して支払うようになっており、年度間でその負担額が変わる。交付税に算入される額も変わるし、また佐世保市の予算自体も変わるので、毎年そういった中で精算されて最終的に決定するものですから、22年度より23年度の方がその額が小さくなったということ。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) それで、佐世保市の広域、東彼3町と佐々、小値賀、その中での、結局、地方交付税の中で按分するということだが、ということは人口とか何かが大きく影響するのかと思うが、そこら辺を詳しく説明を。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 必要経費は佐世保市の方がはじく訳だが、その場合に佐世保市本体で掛かる部分と例えば緊急の119番の電話を取る部分とか、それから各支所に配置されている人間の人件費とか、それぞれ広域消防として掛かる経費というものがある。佐世保市の消防署の経費の中に。その経費を全体を受益を受ける関係市町で支払うということになるが、その場合に基本的には交付税の場合は人口で加算されるので、その各自治体に国が計算する金額というのは、自治体の大きさで大きく変わっている。小値賀町辺りは、多分全体の5%か6%か、その広域の中ではそれぐらいの人口ですし、実際に支払う負担金も関係の広域市町の全体の6%か、正確な数字は今手元に無いが、そういった割合になる。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第11款・公債            

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第13款・予備

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) ただ今までの歳出全般について、ご質疑願う。  土川委員   2:33:04

委 員(土川重佳) 『成果報告書』の16頁、「保健予防関係では、新型インフルエンザが季節型に統合されて国の補助がなくなりましたが、一方で子宮頸がんワクチン等の新しい予防接種事業が本格的に開始されました。」とあるが、今まではインフルエンザ予防接種もしていたが、国の補助がなくなった場合どのようになるのか、文言の説明を。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 平成22年度までは新型インフルエンザということで補助金があったが、実際流行した時に感染力が強いものの重症になる確率、重症度が割かし軽めだったというか、そういうようなことで一般の季節型のインフルエンザと同じような取扱いをしていいんじゃないかということで、平成23年度からは、この補助金がなくなっている。今後、インフルエンザの対策としては、季節型と同様の取扱いをするので、10月頃に予約を受け付けて11月頃に接種をする。その時に、年齢に応じて、一部負担金をいただきながらという形で、従来の形で町としてはインフルエンザ対策を進めていきたい。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) インフルエンザ対策は今後も続行するということであるが、この補助金がなくなったという関連から、今までの負担金はどういうふうに考えているのか?一般財源なのか、どっか持ってくるのか。

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 国の補助金がなくなった部分については、一般財源で対応する。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 一般財源を使った場合に、今までの見込みで大体幾らぐらいになるのか?

委員長(小辻隆治郎) 住民課長

住民課長(吉元勝信) 正確な数字としては手元に無いが、インフルエンザ関係については約300万程度の町の持ち出しがあっているので、そういう形に今後なると考える。

委員長(小辻隆治郎) 私から1つ質問を。『成果報告書』の11頁、この前、町長が防災の問題で国土交通省九州整備局と佐々町との災害に対する防災計画の見直しということで協定調印をしているが、「次年度その作業に入ります。」というのがあるが、どこまで進んでいるのか?   総務課長

総務課長(中川一也) 県の方の防災計画の見直しが、津波地震等も含めて6月末に出ている。町の方も早急にそういったことで作業に入ろうというふうに総務課の方も考えているところだが、実際に中々手が付かなくて遅れている状況。今後、早急にその対応を取ろうと考えている。ついこの間のテレビや新聞報道でもあったが、南海トラフ地震の話もこの頃報道されたばかりで、非常に大多数の人が亡くなるような想定がされているので、それも含めたところでもう一度、取組んでいかなければいけないと思っている。

委員長(小辻隆治郎) 関連して質問するが、今度また大型台風が近づいて来ている。先日、台風15号が近づいて来た進路の方向に小値賀町も含まれていたが、こういう時に町長が不在の時には、どういう体制を取っているのか、伺う。                  総務課長

総務課長(中川一也) 台風が近づく若しくは大雨、そういった警報が出た場合は総務課の職員が基本的に警戒本部ということで、3名程役場に詰めるようにしている。台風の進路とか大きさとか、その状況に応じて、かなり深刻な場合は、もう少し大きい本部を立ち上げて、町長を中心に警戒本部で第一次配備とか、第二次配備とか、その予期される災害の起こりそうな、そういう懸念に応じて対応することになっている。23年度、24年度については、20年度も今までですが、とりあえず警戒本部で一応対応が終わっている状況。町長がいない場合でも役場の職員の方で対応することになっており、メールと電話、携帯電話等で町長と連絡を取るような格好にしている。

委員長(小辻隆治郎) 町長に伺うが、この前の台風15号の時には進路状況として小値賀の沖を通るということだったが、中々不在のようでのっぴきならない事情があったのかなと思うがどうか? 町長

町 長(西 浩三) その都度、用務がありまして出ていた訳だが、佐世保まで帰っていたが意外と早くから船が止まったということがあったのが15号の時だと思う。それで次の予定が入っており、小値賀からも副町長が代わって行くようになっていたが、佐世保で足止めをくらったということで私が出た。それからまた出張から帰ってきたら、今度は14号でしたか、あれでまた止まったということで、14号の方はそんなに心配はしていなかったが、15号の時は大変だなということで早めに帰る算段をしたが、意外と早く船が止まったという状況。先程、課長も言ったが、重要な判断については、その都度連絡を取れるように、今は昔と違って携帯電話もあるし、iPadアイパッド)も持っているので支障はないと思っている。

委員長(小辻隆治郎) この質問は、町民の何人かに「何で進路が分かっているのに出張があるのか?」という意見があったので、一応町長の耳に入れておく。

ほかに質疑はないか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 歳出全般について、質疑なしと認める。

 しばらく休憩する。                              

(所管課、入替)

― 休 憩   午 後  1 時 54 分 ―

― 再 開   午 後  2 時 01 分 ―

委員長(小辻隆治郎) 再開する。                         2:46:00

次に、産業振興課、農業委員会、建設課、教育委員会関係の歳出について、款を追ってご質疑願う。

 第5款・農林水産業費                      浦 委員

委 員(浦 英明) 92頁、7節の賃金122万2,000円計上、これは前、説明があった時には、農家台帳システムに伴い情報の入力をさせることで計上されているが、22年度比70万5,000円の増となっているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 農業委員会局長

農業委員会局長(蛭子晴市) 浦委員が言われたとおり農家台帳の整備、それと地図情報システムの整備を行なっている。23年度は臨時職員1人の12ヶ月分を利用している。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 1年分ということは、22年度は大体その半分だから半年分ということになるのか?

委員長(小辻隆治郎) 農業委員会局長

農業委員会局長(蛭子晴市) そのとおりで、24年度もその整備に臨時職員を1人雇っている状況で、未だに整備をしている途中。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 24年度も継続してやっているということだが、いつまで続くのか?

委員長(小辻隆治郎) 農業委員会局長

農業委員会局長(蛭子晴市) この臨時職員の雇用は紐付きで補助を得て全金額賄っている。予定だが、25年度ぐらいまで掛かるのではないかと思っている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 畜産業費について伺う。本年度、県外産導入事業補助金が昨年が9万と今年が11万3,000円で導入頭数が6頭、長崎県家畜導入事業が昨年が27万6,000円が82万8,000円の9頭、優良牛保留奨励事業が18万が30万となって保留牛が15頭ということで、かなり大幅になっている。このことは有効にこういった事業を使って頭数を確保しているかなという気はするが、この事業において現在何頭、小値賀町において増えたのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 先程の事業で何頭増えたかということは把握していない。ただ、全体で前年度比5頭の減で、604頭。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 昨年から比べて5頭の減で604頭ということだが、県外導入資金とか家畜導入資金は規模拡大等による資金とは違うのか?優良保留牛は良い牛を残そうということでしているのだろうが、こういった事業を使って増えなかったというのは、どういう理由か?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 年間の飼養頭数と飼養戸数ということで調査をしているが、4月1日現在で戸数が57戸で3戸減。飼育農家が減ったということと、規模拡大事業の純増等でこういうふうな補助をしているが、今回は14頭しか増頭対象者が居なかったということで規模拡大事業の方が執行残が多額に出ている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 要するに3戸の減少でこうなったと理解しておく。この中で、去年までかあちゃん牛というのがありました。家庭で契約して、かあちゃんかあちゃんの牛ということでやっていたが、今年は1頭も無かったということで認識していいのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 委員のおっしゃるとおり、かあちゃん牛の利用が無く零で計上されていない。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員

委 員(末永一朗) 96頁の農地費の農協女性部活動補助金となっているが、活動内容は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 農協女性部の活動については、町の事業について、かあちゃんの会が産業まつりとか色んな活動に協力していただいている。それと農協の下部組織であるので、農協の活動に関しても事業を展開している。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 19節の負担金、補助及び交付金で、畑地帯総合整備事業で4,577万9,960円出ており、昨年は確か5,000万ちょっとだと思うが、だいぶ償還がこの事業も始まって10年経過をしてだいぶ減ったと思うが、残りどのくらい償還額があるのか?

 次に大島の方も大島緊急畑地帯総合整備事業借入金元利償還補助が284万6,887円となっており、去年からすると約半減しているので、その残った金額が分かれば伺う。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 畑地帯総合の償還金だが、今現在で24年度で計上しており、そしてまた25、26、27、28、29、30、31と償還がある。総額は1億2,942万3,000円になっている。大島については、24年度計上で償還は終了。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 100頁、13節・委託料、保全松林整備作業委託料(町単)とあるが、『成果報告書』では23頁、重要松林の下刈となっているが、どこをどのような形でやっているのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 主なものは、松くい虫、松毛虫による枯損木の伐倒駆除で、町内一円を対象に伐倒を行なっている事業。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 『成果報告書』には「下刈」と書いているが、これは「伐倒」か?重要松林の草の生えた所を草刈しているのかと認識したので、書き方が…。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 委員のおっしゃるとおり、下刈も兼ねて作業を行なっている。

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 幸いに受託したところの担当が居りますので、受けた方から答えさせていただきたいがよろしいか?

委員長(小辻隆治郎) 担い手公社事務局長

担い手公社事務局長(松本充司) 担い手公社がこの事業について受託しているので、答える。先程、尾﨑理事が申したとおり、主にご存じのように松毛虫の被害木がかなり枯れているのがあるので、それの伐倒、焼却をした。その中には伐採をする中で、当然下草も刈らねばならないし、枯れた木にツタ類が生えている場合もあるし、健全な木にもツタが生えている場合もある。そういったのも合わせて処理しているけども、主に毛虫の発生が酷い柳の五両、長崎鼻、浜津の馬渡、立毛、毛虫の発生の酷い所、それから斑島の広瀬の見える所、その辺が特に多く、毛虫の発生は町一円ですので、駆除の委託の中で、どの地区を何本、何立米切ったという野帳があるので、場所については今地図にはおとしてないが、調べればどの地区を何本、何立米切ったというのは分かるようになっている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 農業振興費の補助金で伺う。『成果報告書』の22頁、野菜半自動移植機があり、説明の中で「移植機2台の導入費の一部を助成した」と書かれているので、これは多分、担い手公社と共同で購入したのかなと思うが、総額いくらになっているか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 担い手公社は関係なく、園芸部会の野菜班という形での導入で大島と地元に1台ずつ買っている。合計で116万7,000円の3分の1の補助をしている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) そうすると、園芸部会が移植機の管理をしている訳か?それと、例えば、ここにも書いているようにブロッコリーの生産者が23戸、作付面積が929アールとあるが、勿論、使用料とか何か取る訳だが、この上がった利益は園芸部会の方に入るのか?確認のため、伺う。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 利用料については園芸部会で管理している。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 23年度の利用状況で、どのくらいの方が利用したのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 手元に資料が無いので後程答える。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 宇久・小値賀鳥獣被害防止対策協議会補助に10万円ということで、運営費一部補助をしている。昨日、私も一般質問の中で、このことを若干触れたが、佐世保市宇久町と共同での運営であると思うが、宇久町も10万円か?それと、メンバーとどういった協議を行なったか、概略伺う。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 宇久・小値賀鳥獣被害防止対策ということで町が10万出している。宇久から同等に出ているのかという質問だが、過去3年間は補助金が出ておったが、今は体で参加するということで、合同駆除とかそういう中での負担をいただいている。宇久の猟友会の会員の皆さん、上五島警察の有川と宇久と小値賀の駐在所署長、宇久・小値賀共済組合、小値賀の猟友会、JAの宇久と小値賀の支店長、役員、監事、理事、行政センター、産業振興課というような構成で推進協議会をしている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) メンバーを見ますと、宇久・小値賀の猟友会、警察の宇久・小値賀の派出所、共済組合とJA、行政センターということで、この中で今は宇久島は旧宇久町で10万円の補助はしていないと、体でしているということで、協議の内容については小値賀が主体となると思うが、宇久と小値賀と共同でやった時に宇久と小値賀で共同する有害鳥獣というとカラスとイノシシ。小値賀には独自にヤギと野崎のシカが居る。そういった関係で、私は小値賀独自の運営協議会が必要だと思うが、その辺の解釈は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 野崎のシカと藪路木のヤギについては、有害鳥獣という認識は持っていない。野崎のシカについては保護獣であり、その中で適切に管理するべきで、藪路木については、過去誰かが放して増えたということで、ただ農作物とか、そういうふうな被害を与えるような懸念は農業者はしていないので、そういうふうなところで有害鳥獣というのには該当しないが適正に管理する必要があるかと思う。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 気持ちは十分に分かるが、いくら保護のシカとはいえ、個人が出したヤギとはいえ、食害とかで国土を荒廃しているのは目に見えている。どうにか処分、整理をして元通りの自然環境を作るといういのが求められている。そういった関係で私は有害鳥獣だと思うが、その辺のことを若干勘案しながら対策もして欲しいと思うが?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) シカについては自然保護の観点から適正に保護されるべきであって、ヤギについては本来なら全て捕獲して駆除した方が藪路木島の保全には繋がると思う。そのために、一応、県の事業であるヤギを使ったイノシシ対策という事業があって、その中で約100頭前後を捕獲しようと計画されている。この事業が続くことで、ヤギの適正な管理運営というか、捕獲ができるのかなと、ただ、ヤギは増えます。増えるのを止める方法というこれといった対策はないので、雄雌を容赦なく捕獲して全部を抹殺というか駆除というようなことが必要になってくるかと思う。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 先程、保留していた件に答える。移植機の件だが、23戸の移植面積が8町6反、860アール。先程、私がヤギは有害鳥獣ではないと答弁したが、担い手公社の松本局長から有害鳥獣だという指摘を受けたので、ヤギは有害鳥獣として駆除しているということで訂正願う。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 『成果報告書』の21頁、5行目だが、「畜産においては、宮崎県で発生した口蹄疫の影響が心配されましたが、価格への影響はあまりなく、生産者の努力等により高値で取引されました。しかし、購買者からは一市に出荷する頭数が300頭を割る市もあり、入場頭数の増加を望む声が強く、今後も増頭に向けた対策に取り組みます。」と書かれているが、私も近年、宇久島と合併して六市と二市増えた訳だが、その度に300頭を割っている。商品が無いと、仕入れる人も「自分には当たらんやろうな。」という感じで商人も足を遠ざかる傾向にあろうかと思っている。この問題は、高齢者等もあるし、中々増頭に向けた取り組みというのは大変だと私も思っているが、しかし、ここら辺でどうにかしないと、あと10年もすれば小値賀の畜産は今度は平戸に行かんばやろうねと考えている。そうすると、尚更、飼養戸数も57軒と言ってたが、おそらく半分にもなって若い衆が何人かしか残らないようになる。そういうことを考えた場合、今こうしてイノシシ対策でもすっぽんぽんにしないとイノシシの棲みかになるということで、是非とも、今小値賀町も放牧を利用したりして、景観をよくして、そういうことも一つのイノシシ対策に繋がっていると思う。増頭に取組むのに小値賀町も色々さっき宮﨑委員が言って補助金等々の利活用を一生懸命しているが、まだそれでは追いつかない。よく考えてしていかないと。今の時期で、特に農道は草だらけで稲が刈った後は車も通らない。そういう状況を打開するために、昔は結構、1戸に1頭ずつ牛を飼っていて、道の草をちょっと刈って帰って、こういう問題は無かったが、畜産業を小値賀町に対する収入のウエイトを占めているので、ここは真剣に。『成果報告書』を見れば、「対策に取り組みます。」としか書いてませんけど、真剣に今後小値賀町で和牛をやっている若い衆が「どげんせれば増えるとか?」検討会等も和牛部会とか、「どこがネックでこれ以上増えないのか?」とかの研究会とか、今後含めて、来年度の予算等もあるし、どこでこういう橋が架からんとかなと、もう1本。そういうことを真剣に考えていかないと、何もかも無くなって、交流人口とか色々言うが、この根っこの小値賀町の景観を綺麗にしようとか畜産業を大事にして、イノシシ等々の対策もあるが、みんな含んで一遍にやらないといけないと思うが、執行部の見解は?

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 確かに土川委員の言うとおり。そういうことで、実は今日、牛の塔共進会もあった。若い人達と飲む機会もあり、色々伺っているが、現状の対策では中々増頭に結び付かないという意見も伺い、具体的に何があるかという話をしているので、是非、新年度予算には反映をさせていきたいと考えている。先程、牛市の話があったが、実際に購買者の方からもそういう話が出ており、私も承知している。まず何をさておいても、交通の便をよくして、出来るだけ購買者を余計に来ていただくことが高値に繋がるということが目に見えているので、そこら辺は農協とも話をして、もう少し購買者対策を強めることができないのか、そういう話もしたいと、かように考えている。確かに小値賀の基幹産業で、今までの制度で目的を果たしているのか、改めて検討したい。

委員長(小辻隆治郎) 何か、宇久島もどんどん後継者が居なくなったという話を聞いている。だから、将来的には減らそうかという極端な話も出て来ているが、現実味を帯びてきている。行政としては、基幹産業である牛の取り組みを何とか打開して欲しいと思う。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 104頁、漁業用燃油高騰対策事業費補助、この分の使用したリッター数は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) リッターで合計の955,346.2リットル。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 離島漁業再生支援交付金、これは毎年言っているが、水産の振興にはここだけしかないので、大きな金額が。事業費を教えてくれろと言うとおぢか新聞に出ているので、それを見て下さいということで、それについても尋ねる。おぢか新聞には、種苗放流、トラフグ・イサキこういったのを放流したと、それから藻場の管理をしたと、それにはガンガゼ駆除をしたと、数量とか人数は書いているが金額が書いてないので尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) その内訳として、集落協定管理体制における担当者の報酬は43万円、事務費が240万、漁場の生産力の向上に用いる経費でカサゴ、トラフグ、イサキ、オコゼ、ヒラメ、クエ等の放流に951万1,250円、藻場とか干潟の管理改善にガンガゼ駆除等あるが303万9,778円、イカの産卵場と育成場の設置が167万2,463円、海岸清掃30万9,000円、漁場の監視が67万円、漁場調査が318万円、禁漁区の設置として殿崎の所にあるがこれが5万8,588円。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) おぢか新聞の写真を見ましたら、水産加工施設の店舗視察に女性が行って6名ぐらい写っていたが、何人で行ったのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 5名の方が佐世保市の『おぢか屋』とか『小田水産』『だんだん』という所があるが、そういう所に視察に行っている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 11節の需用費で65万の不用額が出ているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) これは種苗センターとあわび館の分で、普通の消耗品で16万8,701円、仕入れの分が27万8,607円、燃料費が3万9,046円、光熱水費が30万8,497円、修繕費がちょっとオーバーして14万4,273円、合計の65万578円。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) これは4号の補正で220万程減額している。それでこれだけ不用額が残ったというのもどうだったのかなと思ったんで聞いたが、あわびの仕入れが当初予算で697万8,000円で、4号で150万減額して547万8,000円となるが、この収支を計算して私が分からなかったので、『成果報告書』にあるあわび館運営事業1,274万5,000円、これの内訳を尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 需用費、仕入れも含みますが、793万4,829円、役務費、電話とか送料も含みますが15万2,933円、委託料、賃金等451万5,903円、テレビの受信料等で1万4,910円、備品購入費でパソコン12万6,000円を購入しており、合計の1,274万4,575円。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 大変細かい説明だが、私が知りたいのは、あわびの仕入れが1つ。それを差し引き、尚且つ人件費等について大体どのくらいぐらいの赤字が出るのか、そこを知りたいので尋ねる。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) あわびの販売額は『成果報告書』にあるが689万4,266円、仕入れが481万7,796円ですので、207万6,470円の差額が出ている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 106頁の4目の漁港管理費、需用費で不用額が出ている。予備費から86万3,000円を充用して、尚且つ19万3,000円の不用額が出ているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 予備費から流用の86万3,000円については、23年の6月末だったと思うが、台風によって前方湾の唐見崎側にある簡易灯台、安全灯だが、それが倒壊して、これは不測の事態だったが早急に元に戻す必要があったので予備費から流用した。それと需用費の不用額の19万3,000円ですが、水銀灯の電気料で予定よりも少なめだった。

委員長(小辻隆治郎) はやてに燃料費補助をしているが理由は?    産業振興課長

産業振興課長(西村久之) はやてが密漁防止ということで監視しているが、それに充てる費用で100万円やっている。

委員長(小辻隆治郎) 密漁防止だけか?最近は密漁防止の監視には行っているのか?実績はあがっているのか?                             産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 行っているように伺っている。

委員長(小辻隆治郎) あと急患が云々かんぬんという話があったが?  産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 急患もはやてを利用している。

委員長(小辻隆治郎) しかし、殆ど実績が無いという話を聞いたが?  産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 急患については2件、避難救助が2件、4件は実績があがっている。

委員長(小辻隆治郎) 前はあわびの密漁監視だったが、あわびのいない現在、今何の監視をしているのか?                               町  長

町 長(西 浩三) この前ちょっとお伺いしたばかりですから私から答えるが、最近、外国船が西沖に来ているということで、「かなりはやてに要請があるが、今の船では沖まで行くにはよっぽど良い天気じゃないと。」というふうに聞いている。漁師の皆さんからは行ってくれという要請はかなりある様子。ただ、はやてについても経年化をしているので、どうするかということを漁協の方でも「出来れば、辞めたい。」というのが漁協の意向。そこら辺はもう少し皆さんの話を聞きながら、うちの方もこれからずっと助成をしていくのか、そこら辺も検討する。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 今の町長の答弁に関連して質問する。はやての監視は以前、県の方からも補助をいただいてやっておったが、現在もやっているのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 現在は県からの補助はいただいていない。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 今の件については、それでいいが、県の方がそういうふうにやっているのに自分達で辞めるのは如何なものかと思ったもんで、県から言われているんだったら構わない。それで、『成果報告書』に24頁だが、「今後は、販売できるサイズのアワビの生産を考える必要がある。」と書いているが、具体的にはどういうふうに考えているのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) この度、新しい離島振興法が出来て、その振興計画にもあげているが、食べられるサイズのエゾアワビ、そういうものを販売できるようにしていきたいという考え。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) エゾアワビというのは、今初めて聞いたが、まずそれについて尋ねるが、エゾアワビは販売するだけであって、放流はしないのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 放流することは無い。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 町長に尋ねるが、このアワビ種苗センターを造った時、一緒に仕事をした折に、このアワビ種苗センターは種苗を生産するんであって、稚貝を大きくして売ることは出来ないというふうな一項目があったと思うが、その点について町長に確認する。

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 確かに当時はそういうことでやっていたが、時効というか、そういうことは気にしないでいいというふうに聞いている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 確認するが、県の方からそういうふうに言われているのか?それであればそれで結構。ここに書いてあるように、例えば放流しても中々海藻が無いからアワビが大きくならないから、放流した後の追跡調査はしているんだろうが、中々アワビの稚貝が見つからないと、そういうことで放流した効果があまり出てこないから、そこら辺りも考えるべきかなと私は思っていたが、県の方が許すんであれば、極端に言えば、離島振興法の中からそういうふうな考え方が出て来て変わったのかなと思いますが、それであればそれで結構だが?

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 県からということではないが、要するにアワビ、エゾアワビですが、以前は浦委員はよくご承知だが、あいの子が出来ないかとかそういう心配を漁業者がしていた訳だが、そういうことも無いということも分かって来たし、うちの方は放流はしない方針だが、長崎県内では実際に放流をしたりしている所も随分前からある訳だが、先程委員も言ったようにクロ、アカ、本当のアワビの種苗の生産技術はかなり確立していると思うが、蒔いても餌が無いという状態であるので、種苗生産の能力を少し落とそうという計画をしており、水槽が余ることもあり、エゾアワビの養殖を始めたらどうかということである。観光面においても小値賀はアワビの里と言われていたが、現実には中々天然のアワビも出してくれないという話も聞くので、そこら辺の振興策にもなればということで考えている。

委員長(小辻隆治郎) もう1点伺うが、それは勿論、漁業とは話をしているのか?そして県の水産課とか或いは水産センターとは話はしているのか?            町  長

町 長(西 浩三) ここに書いてあるが、24年度のことを書きすぎているかと思う。今日は、決算の審査だが、その話は最近どうかなという話が出て来ていて、県の方とは十分調整をしながら、やっていく。

委員長(小辻隆治郎) 今まで、クロやアカで生態を守るというような立場で漁協は来たんでしょうが、このエゾアワビを放流しないということは放流しないんでしょうけど、ただやっぱり海に漏れるというような形にもなり兼ねない、そういうところで話し合いはしたのかなと。そして、アワビについても仮に漁協がそれを許したとするならば、一大転換みたいなことがあるので、ちょっと慎重にやっていかんばかなという意識は私はあるが?                   町  長

町 長(西 浩三) 先程から言うように、特に漁協の許可というのは…。どこがやるかというのも、まだ事業主体も決めてない訳で、もし町がやるとしても、どこでやるか、そこら辺の検討も要る訳だが、養殖業を始めるという観点からすると、漁協の許可というのは別に要らないというような見解をしている。

委員長(小辻隆治郎) 第6款・商工             宮﨑委員   3:43:50

委 員(宮﨑良保) 114頁、小値賀観光まちづくり大使の旅費で13万8,780円計上されている。昨年は20万9,210円だったが、昨年1年、アレックス・カーさんが小値賀に来たという覚えがない。これは他に利用したのか?それとも、アレックス・カーさんが来たのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 23年度は5月17日から19日までと9月6日から9日までの2回、お見えになっている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 同じ負担金、補助及び交付金のところで、小値賀「食」の観光推進実行委員会補助金として90万計上されている。これは、アラカブ、アラ鍋とか料理フェア等に使われたと思うが、概要の説明と、今後どのように小値賀の料理に反映していくのか伺う。この前、学生達の話を聞くと、小値賀町で期待しているのは、郷土料理を食いたいのに郷土料理を食う場所が無いということだった。そんなのも含めると、アラカブとかは重要な小値賀の郷土料理と思うので、その辺の結果によっては、食堂とか何とかにもしなきゃいけないのかなという気もするので、今後の対応を伺う。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 「食」の観光推進事業だが、長崎県が主導して長崎県内各ブロックに分けてやった事業。委員が言うように、小値賀ではアラとアラカブの2つの魚種に絞って食品衛生協会の飲食店の協力を得て実施をした。今後これをどうするかは、24年度の予算でもそうかと思うが、具体的に特にはっきりしていないが、この魚種についても中々アラが非常に単価が高いということもあって、さほどの実績はあがってなくて、同窓会とかそういったものを旨くそれに当てはめたような感じだった。これについては、もう少し研究して進めたい。先程言った郷土料理の話というのは、この狙いが非常にインパクトを求めるイメージがあるので、どこでもやっぱりちょっと派手に、色んな「食」の観光という名のもとにちょっと派手派手に打ち上げなければいけないような要素があったかと思う。これについては、もう少し研究をさせていただきたい。

委員長(小辻隆治郎) そうすると、アラとアラカブはこの前で終わりか?   総務課長

総務課長(中川一也) はっきりと継続するということは今のところ予定していない。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 先程も言ったように、この前あった学生の報告の中に、「旅人は寝ると食うのが楽しみ。それで、食うのは郷土料理があるのが楽しみ。」と、民泊に行くと食えるが、町方に行ってそれを食おうとした時に中々無いということ。こういう材料の研究をしているならば、これらを料理屋さんとか食堂さんとかに持って行って話をして、何とか出来るような感じでやらせたら、また観光面でもちょっとインパクトが出るのかなと思ったので、その辺をちょっと真剣に考えて将来対応して欲しい。

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 宮﨑委員がおっしゃったように確かに地域づくりインターンの、そういった意見というのは非常に私共も納得のいくような、確かに小値賀町の商店に行って、小値賀町らしい料理がメニューとしてないのは如何なものかという意見を聞いたので、そういうことも今後はきちんと対応しないと小値賀町独自の旅というのは打ち出せないのかなと考えるので、今後研究したい。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員

委 員(末永一朗) 観光に愚問して伺うが、ある旅行業者からクレームが入っていることは知っているかと思う。宿泊部屋は倉庫のようで、食う物はまずかった、そういうクレームが入った時にどのような対応の仕方をしているのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 確かに小値賀に来て、泊まった所や料理が非常に満足のいかない時のそういったクレームが観光窓口であるITの方に寄せられたことは私も存じ上げている。それについて、第一義的には、町よりもクレームを受け付けた所からまず指導というか、伝えてもらうのが本筋で、その後、改善の兆しがなくて、どうしてももっと何らかの指導をしなければいけないとなった時には考えたいと思うが、役場は行政指導をするというのとはちょっと違うと思うので、そこは注意しながら進めていきたいと思う。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員

委 員(末永一朗) 私も理事長から相談されたので、個人対個人にすれば角が立つから行政の方に言ったらどうかと言ったら、言ってみようとなったので尋ねた。

委員長(小辻隆治郎) 末永委員、今は決算なので少し脇道にどんどん外れてる。

 しばらく休憩する。

― 休 憩   午 後  3 時  8 分 ―

― 再 開   午 後  3 時 15 分 ―

委員長(小辻隆治郎) 再開する。                   宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 『成果報告書』の15頁、古民家レストラン白蟻駆除業務で26万出ている。これは1回行なっただけと思うが結果、その後、白蟻が出ているのか、出ていないのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 指定管理の公社の方からは、出ている話は聞いていないし、むしろ逆に消毒をしていない所の方が部分的に気になる所があると聞いている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) それだったらいいが、せっかくやるのに、あの規模の家で26万というのは安いのかなと思ったから聞いたが、ついでに古民家レストラン取付道路舗装工事についてだが、46万2,000円使って、古民家レストランの駐車場から建物入口へ至る取り付け道路のコンクリート舗装をしているから、舗装の所は行きやすいようになっているが、ちょっと離れると草ぼうぼうが目立つので、その辺、公社の方に委託しているのであれば、そっちでしてもらうのか、こっちでするのか、きちっとして、整備した方がお客さんのためには良いのかなと思うのだが?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) その件については、会社の方と話し合いを持って、出来るだけ会社の方でやっていただければと思う。その辺はまた話をしたい。

委員長(小辻隆治郎) 白蟻については、また今回出たという話があっている。1回業者が9月に来るそうで、その方と一緒に行政の担当が行くという話になっている。その後は話を聞いていないので課長が後で聞いて欲しい。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 同じく14頁、園地管理の事業のことで伺う。公園・園地の清掃・管理・維持補修とか、いわゆる園地の管理について、愛宕山のトイレは水は殆ど漏れて、幾ら入れても出ないということで私も何回か言ったが、やはり出ない。中も汚くて中々あれでは、我々は外でしても構わないが、向こうから来たお客さんとかはちょっと不便なのかなという気がするので、その辺のこともどう対応するのか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 委員のおっしゃることに私も全く同じ思いですので、25年度の予算等もこれから編成するので、きちんと対応していきたい。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 宮﨑委員の関連質問になるが、斑の方も言われている。1番西沖の夕方綺麗に見える所が周りに木が高くなって何も見えないと。やはり木を切るのが困難な場合は、少し建物、展望台というか、人間が立って見えるようなそういう発想とか、どう考えるか?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) そういった観光施設は適正に管理されて、きれいな景色・景観が見れるというようなのが小値賀町の観光の一つの目玉だと考えるので、その木が邪魔をするようであればきちんと木を伐採するなり、そういった対応をきちんとしていきたいと思う。

委員長(小辻隆治郎) ついでながら言うが、番岳の横も盆前ぐらいは何とかして欲しい。上から下ってくる道なんか道は見えないという感じでほったらかしで、この前、担い手が横をしていたが、東屋まではしていない。そういうところで管理不足みたいなところがある。調整池の前のあの辺。特に、決算に関連して言うが、観光客がわんさかわんさかという形で増えて来ている。ですから色んな所に…。逆をいえば、こういう観光客もいる。「草ぼうぼうなので自然が豊かだなあ。」と感動する人間も居る。それが良いのか悪いのかよく分からないが、いずれにせよ、観光客のための施策もどんどん手を打っていかねば、中々前に進まないようだから一つ頑張って欲しい。

 商工費、ないか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

 第7款・土木                       浦 委員

委 員(浦 英明) 118頁の繰出金、下水道事業特別会計に1億5,590万1,000円繰出している。『成果報告書』に書いてあったが、この繰出金は、「資本費平準化債を使わなかったために、22年度から8,972万6,000円の大幅増」というふうに書いているが、これを尋ねたら言われるか分からんなと思うが、仮にそのまま平準化債を使っていれば、実質公債費率はどのくらいぐらいになるのか?この前言ったとおり1時間以上掛かると言われれば後でも結構だが?

委員長(小辻隆治郎) 総務課長

総務課長(中川一也) 概算だが、実質公債費率が0.6ポイント程上がるということになる。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 120頁、道路新設改良費の中の22節・補償、補填及び賠償金の中で5万円程繰越しになっているが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 町道大浦中央線の火葬場に行く所の道路で繰越しをしている所だが、立木の補償分の金額が繰越されている。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 118頁、2項・道路橋梁費、2目の13節・委託料、不用額が出ているが、内容は?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) これは、道路清掃員の委託料だが、日額委託ということで契約をしている。ですので、雨の日とかそういう時には出れないということがあるので、23年度で予定していたよりも平均的に約30日ぐらい出て来れなかったことがあり、これだけの不用額が出た。

委員長(小辻隆治郎) 第9款・教育            近藤委員    4:06:09

委 員(近藤育雄) 126頁になるが、小学校、中学校、高校も関係するだろうが、学校薬剤師の報酬で7万5,000円掛けるなんぼか上がっている。小値賀小学校、大島分校、小値賀中学校が本町の予算分で、あと高校まであると思うが、ご存じのとおり、残念なことに小値賀の薬剤師さんは亡くなられた。多分、去年23年度ぐらいから体調不良で出てこられてなかったので、それでどなたが今来ているのかというのが、把握できてなかったので、小値賀には居ないはずですので、どちらから来られているのか?

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) 新上五島町青方郷からお越しいただいている。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 23年度から来ているということか?それと、高校まで見るとなったら1泊で来ているだろうが、旅費の補助もしている訳か?

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) おっしゃるとおり、旅費の計上もしている。

委員長(小辻隆治郎) 伊藤委員

委 員(伊藤忠之) 128頁の委託料で、22年度までは校庭植木剪定料として出ていたが、今回、植木と樹木と2つに分かれているが、分かりやすく分けたのかと思うが、内容説明を。

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) 小値賀小学校本校の分と小値賀小学校大島分校の分。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 138頁、19節・負担金の分で毎年ですが、長崎県教育映画フィルムライブラリー負担金、結構大きい5万円あるが、多分これだけ負担して、私も公民館長経験者だが、良い映画とか古い映画、名作と言われる、そういったものが沢山あると思うが、そういったものの上映の計画とか、23年度は無かったと思うが、今後こういった負担金を続けていくのであれば、そういった上映の計画とかあれば教えて欲しい。

委員長(小辻隆治郎) 教育次長

教育次長(田川幸信) かなり前からある負担であって、これは例えば町民を集めての映画化とか、そういった趣旨のものではなくて、例えばうちでいう、高齢者学級、熟年大学、婦人学級、このような生涯学習の教材としての、昔は16㎜とかVHS、そういった方面の教材でしたが、最近はDVDが殆ど。そういった生涯学習の教材としてのライブラリーである。

委員長(小辻隆治郎) 第10款・災害復旧

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 第12款・諸支出

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) しばらく休憩する。

― 休 憩   午 後  3 時 36 分 ―

― 再 開   午 後  3 時 44 分 ―

(全課長、入室)

委員長(小辻隆治郎) 再開する。                 

ただ今までの歳出全般について、ご質疑願う。            土川委員

委 員(土川重佳) 118頁、道路橋梁費の道路維持管理作業、先程、建設課長が日当制で雨の日は出れないと、そういうふうな分で不用額が生じていると言ったが、その仕事は捌けているのか?100%のことは出来ているのか?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) お尋ねの内容が捉えづらいが、個人個人が一生懸命頑張っているのか、それとも町全体の業務をちゃんとやっているのか、どっちなのか?

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 今、県道を3人でやっている。雨の日があるから不用額が出たということで、それに対して仕事内容は充実しているのか?1年間を通じて計画があると思う、どこどこを草刈りせんばいかんということで、そういうことだが?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 幸いに今雇用している4名の方は、それぞれが真面目に本当に頑張っている。ただ、年間30日ぐらい予算よりも少なく出ているということもあり、本来は先程もご質問があったが、番岳の山道とか、ああいう所も町道で本来は町道の方で掃除をすることが本来だが、今のところは本土を回ったり、台風の後の後始末で追われて、中々町道の隅々までは今のところ行けない状況にある。

委員長(小辻隆治郎) 土川委員

委 員(土川重佳) 今の4人体制で、皆さんもご承知のとおり、結構ばりばりというか、パワーのある人が見受けられる。夏の炎天下の時も本当に汗かいて、人が昼寝している時でもこの人達は頑張っていることは皆様もご承知と思う。不用額が出たから少し給与アップとか、そういうところの見直しというか、せっかく小値賀に働いてくれて、汗かいて日当制で嫁さん等々扶養がいる人が居る。小値賀に定住してもらうためには、そういう考えもあってもいいのかなと。もう1回見直すべきかなと私は思っているが?

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 確かにそのとおりと思う。先程からも他の施設の維持管理の方で、委託とか賃金の話が出ているので、もう少し総合的に考えまして、増員も含めて来年度から取組んでいきたいと、かように思う。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 100頁、松くい虫の防除について、昨年は松毛虫が大量に発生したということでかなり金額もオーバーしているが、被害木の本数が平成20年が1,477本、21年が388本、22年が623本となっており、23年度の被害木の本数は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 松毛虫による防除ということで、伐倒が635本、そして松くい虫の防除ということで364本の伐倒を行なっている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 従事した方には本当に大変だったと思う。私も1回見に行ったら本当に汗水たらして除散布をしていた。本当に頭が下がる思い。その中で635本と364本、伐倒したということであるが、まだまだ周りを見ると、枯れかかっている松があるという気がする。今後、そういった伐倒の計画があれば伺う。なるべく早く伐採してやらないと、隣の方に移るし、すぐに植林しないと風が通ってしまうこともあるので、よろしくお願いしたい。

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 県の補助を活用して、今後の発生は伐倒したいと思っている。今、枯損木についても町単でもあるので、ある程度、枯損木の処理ということで、伐採できると思っている。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 具体的な本数の把握はしていないのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課理事

産業振興課理事(尾﨑孝三) 松くい虫は今から赤く枯れるということになるから、その本数を今からあたるというのも無駄であるので、随時注視しながら赤く、もう出て来るからそれを被害木として駆除するということで計画している。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 『成果報告書』の24頁にあわび館の運営状況について、「新たに活魚・鮮魚の販売」と書かれているが、その内、鮮魚についてはイサキを販売しているが、これの売上高及び数量は?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 金額で30万2,939円。数量は手元にありませんので分かり次第、今日は間に合わないので、浦委員さんに直接電話する。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 後で報告願う。以前、小値賀ではないですが、旅館ではないでしょうが、ホテルに近い所に販売していたと思うが、現在そのようなことはやっているのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) 現在も福岡の『都ホテル』に卸している。

委員長(小辻隆治郎) 浦 委員

委 員(浦 英明) 『都ホテル』だけか?例えば、魚市関係ではないが、そういった水産関係の業者辺りから何か話しがあったとは前聞いているが、他にはないのか?

委員長(小辻隆治郎) 産業振興課長

産業振興課長(西村久之) さっき答えたのはホテルという意味で答えたが、その他に関西方面では『マルト水産』、『マルト水谷』というが、そこに卸している。

委員長(小辻隆治郎) 宮﨑委員

委 員(宮﨑良保) 『成果報告書』の31頁、資源ごみ等分別処理委託料について、現在、資源ごみ分別はストックヤードでペットボトル、古紙、発砲スチロールというので分別をしていると思うが、ダンボールとか新聞とか雑誌もかなり多く来ているようで、このストックヤードがかなり狭いということが言われている。このことについて、口述的に分別してごみを流すということを主体とするならば、やはり十分な施設が要るのかなという気がするので、今後どのような考えをしているのか?

委員長(小辻隆治郎) 建設課長

建設課長(升水裕司) 焼却施設、焼却場辺りも老朽化があって、将来的にも早めに考えて行かなければならないが、まずは焼却施設を町に置くのか、それとも町外搬出するのか、そういうものも含めて、どちらにしてもごみの減量化ということで取り組まなければならないと思っている。資源化を図る上では、島外に搬出するためには10トン単位の10トン車で搬出するということで、輸送費を縮減しなければならないと思っている。10トン単位のペットボトルとか、10トン単位のそういう発泡スチロールとか、そういうものをストックする今のストックヤードでは、どうしても面積的に足りないので、そういうことも含めて今後計画していきたいと思っている。

委員長(小辻隆治郎) 近藤委員

委 員(近藤育雄) 先程もちょっと出たと思うが、900ヘクトパスカルになっている、16号が。3連休に入るので、お互いの意思疎通も取りにくくなると思う。敬老会等も控えているし、私も地区会長としても非常に心配しているが、62年の時の台風が945ヘクトパスカルで小値賀を直撃したという話を聞いている。その時、僕は福岡に居て、この大被害の状況がよく分からなかったが、心積もりというか、そういうのがあれば、ここで意識を合わせてた方がいいのじゃないかと思って発言させていただいた。

委員長(小辻隆治郎) 町  長

町 長(西 浩三) 今もちょっとメールが入ってきたりしているが、この前の15号、沖縄では経験した事のないとかいう表現を使っていたが、それに相当するような台風が今近づいている。そういうことで、議会が終わったら課長会を開催する予定。おっしゃるとおり、3連休に入るものですから、その対応を早くしなければいけないなということで、61年でしたか、あの頃に匹敵するぐらいの台風の風が予想されるかもしれない。1番酷いのは17日だと今の予報でなっているようで、とりあえず明日ぐらいから手を打たなくては間に合わない仕事もあるので、この後、協議をする。

委員長(小辻隆治郎) ほかに質疑はないか。

(「質疑なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 質疑なしと認める。

これで質疑を終わる。

 執行部の皆さん、長時間お疲れ様であった。

しばらく休憩する。                               4:31:40

(執行部、退席)

― 休 憩   午 後  4 時  0 分 ―

― 再 開   午 後  4 時  1 分 ―

(委員会室には、議会側関係のみ入室)

委員長(小辻隆治郎) 再開する。

 一般会計について質疑を行なってきたが、特別委員会として、本日は一般会計についてのご意見を伺い、整理をしたいと思う。

 どなたからでも結構ですので、ご意見をお願いする。

委 員(浦 英明) 収入未済額が22年度に比べて、137万7,000円と増えている。これは毎年50万から70万程増えていたが、23年度は異常に膨らんでいる。これは私も言ったが、納税者に対して不公平とならないような滞納の発生防止と徴収方法を検討して努力していただきたいと思う。特別会計は非常に減っている。そして、不用額を何度も一応言ったが、この不用額は反対に22年度に比べて半減している。これは執行部の方が注意深く注視して事務の遂行に当たったのかなと思っている。地方交付税で22年度に比べて4,489万2,000円の減と国勢調査による人口減少が影響したものということである。今後、地方交付税は減少はしても増額の見込みはないだろうと思う。だから今から政府の見解を注意深く見守っていきながら、我々もそれに対して、どういうふうになるのか考えて行く必要があると思っている。経常収支比率だが、75%を超えると弾力性が失われるというふうに言われており、地方交付税の減額と歳出で公債費、人件費、下水道への繰出金、こういうのが増額となったために22年度の74.3%から81.4%まで上がったというようなことになっている。しかしながら、債務負担行為の畑総の償還が22年度よりも約600万程、減少しており、大島が24年で終わるということを言ったが、あと6年ぐらいで笛吹関係の本土の方も完了する予定で、それまでは執行部の職員の方々に頑張っていただいてと思っている。現在、補修が終わっている庁舎の改修等に見られる施設の老朽化が補修等が色々今後また出て来るし、診療所の建替えもあるので、次から次とお金が掛かる。財政指標は良くなっているが、それに関わらず、十分に引き締めていかなければならないと思っている。よく3割自治と言われているが、当町においては3割の半分15.3%が自主財源で、特に町税は4.5%、1億4,500万ぐらいにしかすぎない。地方交付税と国県の支出金、町債等合わせると依存財源は82.8%になり、どうしても依存財源に頼らざるを得ない。だから町税が今から増えていくことは無いと思う。反対に減ってきているから。今日、私が言ったたばこ税が300万程増えているが、これは税率のアップ等によるもので、これが無かったならば、前年度比に100万といわん、結構減っていたと思う。だから町税は今から減っていくのは間違いないと思うから、その分を増やすにはどうしたらよいか考えていかなければならない。今日言ったが、今やっている交流人口とか、定住人口の促進に努めていって、第1次産業、農業、漁業、或いはUターン者が帰って来れるような医療施設、先生が今のところ不足しているから先生が2名体制で出来るような、そういったところで頑張っていかなければいけないと思う。

委 員(伊藤忠之) 最初、総括で質問したが、単年度収支がマイナスの1億2,000万ということで質問したが中々私と総務課長との意見が合わなかったもので、これが1番の主な原因で、先程浦さんが言ったように、単年度収支の場合は経常的経費に経常収支比率に関わって来るので、これは注意して見ていかなければならないと思う。この件は、大体マイナスの年は次はプラスに準ずると、そしてまた翌年度はまたマイナスになるという交代ごうたいでしょうが、実際なら本質的なものはプラスでやっていくのが本来だと思うので、そこら辺も今後、来年度の決算また本年度の予算、補正予算関係も、昨年度の32億よりも本年度は33億ぐらい予算総額、歳入歳出とも増えているので、そこら辺も注目して今回また補正が出て来た時には注視していかなけらばならないと思う。各担当課長も色々工夫を凝らして財政面にはやっているが、やはりまだ繰入、繰越、一般財源基金に入れる場合ももうちょっとあと一歩の工夫が必要じゃないかと思う。今後ともそこら辺を注目していきたい。更に先程浦議員も言ったように、とにかく後継者不足、そしてまた人口減少を何とか止める政策を議会としてもこれからどんどん進めていかなければならないと思う。中々人口も増えそうにないので、とにかく我々も知恵を絞っていきたい。来年度からの新離島振興法も注目して色々な良い施策があればどんどん調査研究してやっていきたいと思っている。本年度の決算については、以上のとおり単年度収支が1億2,000万の赤字が出ているので、この点を注意して今度はやっていきたいと思う。

委 員(近藤育雄) 自分なりに指標として、まだ頭の中で捉えていないので整理が出来てないので、ただ今日のを聞いておって、私の意見には無かったが、各町民から聞いた意見をこの場で出して、私も観光面には非常に目を見張っているつもりだが、こういった中で宮﨑さんが出した愛宕山のトイレとか、それに付随して番岳が荒れているとか、斑園地が大変だとか、そういったのが出て、これは趣旨から決算から少し外れるかもしれないが、一般質問にまでなりにくいものをこういった全員揃っている場で投げ掛けて答えを少しでも引き出すということは非常に良かったのかなと思う。

委 員(松屋治郎) 先程言いましたが、町全体の所得が4,200万程減ったということを、未済額で全ての面で大幅に増えているということで、これは今のうちに手を打たないと来年はまたこれ以上のものが私は出て来ると思う。そこら辺を皆で話し合って何とか食い止める方法をしないと「1回払わないで済めば、また払わんでよかか。」というような感じになってくる可能性があると思う。だから、ここら辺の対策が要ると思う。

委 員(末永一朗) 先程、浦議員も言ったように不用額は毎年のように出る訳だが、職員としてでも限られた税収の中でやり繰りして一生懸命赤字が出ないようにやっている状況が見えるので、これからもなるだけ歳出を減らして、努力してもらいたいと思う。

委 員(土川重佳) 私は今回、決算認定に当たりまして、委員会で述べたが、8年、9年やってきて、一つのバブルがはじけてから下降気味にある。収入が無いから払いたくても払えないということで、いつも私は思うが、日本人も小値賀の者も少し平和呆けかなと、やっぱり活気のあるという人間をまず作り出さないといけないと思う。いつも議会でやっているが、「こういう仕事をしたいから頑張ってみて、それでもついていけないよね。」という時は皆さんや小値賀町に「どうにか町には補助金等ありませんか?」という人間のやりたいという気持ちを植え付けるようにしないと、幾らこうして議会と執行部と小値賀の町政をやっているが、小値賀町は住民が主だから、住民の福祉の向上のために、そういう世話をするのが我々であって、「ここに住んで良かった。」という町を作るため、何をせればいいのか、さっきから私も言っているが、農業、商工、水産、観光、やっぱりそこに居る人が本当にやる気を持って橋渡しできるそういう人間づくり。担い手公社で育成している人材づくりで農業者を作っているが、「1回やって食えないから辞めた。」とか、今まで何をしたのかと、やっぱり食えないから努力をする訳で、そういう人間を作っていかなければならないと思う。だから、こういう未済額も発生するし、やる気も薄れて、周りは草で覆われてという現状が小値賀町かなと私は思っている。だから今後は出来るところから、私も一生懸命若い衆に発破を掛けてやっていきたいと思っている。

委 員(宮﨑良保) 私は議長から頂いた資料に基づき質問したが、財政収支は、単年度収支でみると健全だとは思うが、実際に中身を見ると収入も減ってるし支出も減っているということで、将来的に心配なのかなということがあった。何が1番小値賀町で収入があるのかなというと、ずっと昭和57年から平成17年まで一貫して地方交付税が1番多くなっている。地方交付税もだんだん減ってはいるが、率的には63.1%で今年が全体の54.9%と減ってはいるが率とすれば高い、次が地方債で11%ということで、若干収入的に減っていくのが心配ということで、今どの辺に主に金を使っているのかということで、次に決算額の科目の順位ということを見ながら質問した。昭和57年からずっと一貫して農林水産業費が1番だったが、21年からは3番手、22年からは4番手、本年度に対しては農林水産業費は5番手になって全体の10.8%。何が1番多くなったのかというと総務費が若干増えて来ている。増えてはいないが、率的には増えている。総務費が増えるというのは、投資的経費が中々出来にくい状況にあるのかなということで聞いてみた。先程、せっかくこうした少ない財源で一生懸命使っているお金をどのような成果があるのかということで質問した。例えば、さっき言ったように愛宕山の園地のトイレのことについて、その清掃費としてかなりお金を使っている。しかし、そのトイレ自体が水が無くてどうしようもない状態でどんなに掃除をしても無駄。そういったのがまだまだあるんではないかということで、聞いているが、当局としては把握はしているが目を付けている状況に無い。今から観光でこの町が活きるぞという割には、あまりにもみすぼらしい。おもてなしの心と言うが、「来て下さいよ。」というおもてなしの心とは別に、私達も安心して自信を持って観光案内が出来るような、おもてなし。施設の整備が必要、そして外貨を稼ぎ、収入も上げて活性に繋げればいいのかなということで今日は聞いてみた。

委員長(小辻隆治郎) 皆さんの意見を聞いていて、ある程度共通性があると思う。地方交付税がある程度ずっと減額になっていくこと。各家庭の収支が悪化で収入未済額がどんどん増えていくこと。その中でどう活気のある社会を作っていくかということに尽きるかなと考える。

 私としては、経常収支比率が今回82%になった訳ですが、これがどのくらいあれば、経常収支比率、勿論低いのがいいが、一方では公共投資も多少はせんばいかんという形で、あんまり低かったら公共投資もせんでよかという話になる。元々なら公共投資はしないという話になるが、しかしそれでは中々経済も活発にならないということで、経常収支比率もほどほどの方が良いのかなと考える。どのくらいのパーセントで維持していくかという考えになるかと思う。実質公債費比率は、公債費自体もどんどん少なくなっていき、債務負担も少なくなっていきということで、パーセントとしては減少の傾向にあるが、今回、校舎建設でまた多少公債費が若干増えてくるという形だろうと思うが、極端には上がらないという行政の報告があるので、まずは実質公債費比率からみたら今回の決算は良いのかなというふうに理解する。委員会報告として、本議会に出す時には、私がまとめますので、その一任をされていいか?

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

委員長(小辻隆治郎) 議長、ほかに意見はあるか?

議 長(立石隆教) 少しだけ。態度の方で、昨年は宮﨑議員が足を上げたりしているのが見えたので指摘をしたが今年はきちんとした姿勢だった。一方、隣の土川議員が少し足を組んだり、途中でしていて非常に気になる。執行部の方から見えないが、きちんとしているので来年のために気を付けて欲しい。 

それから、質疑お疲れさまでした。その中で、随分適当にごまかされているなというのが幾つかあった。何故、そこをもっと突かないのかということがあったので、そこら辺はもう少し研究をして欲しい。例えば、老人福祉の備品購入の中で浦議員さんがおっしゃったと思うが、「5万8,000円流用しているのに不用額が26万3,000円出ているじゃないか。」というところで、5万8,000円についての説明はしたが、それがあって何故それが越えたやつが出て来たのかと、それだけの備品購入費をあとどのくらい自分の課にはあって、それが将来見た時にどうかな、やっぱり足らないかなというふうにしてやったのかどうかと、つまりそういうお金の使い方について、どこでチェックしているのかと、総務課長に言うと、コンピュータに入ってから中々チェックできないと言う。それでは駄目。だったら、コンピュータに入っていてもチェックできる形を作れと言わなきゃいけない。ここまで言うと、ちゃんとした決算の委員会かなと思った。

 ちょっと気になったことをもう1点。若干、話が数字のことではないことには皆すごく食い付く。特にあわび館の問題でかなり磯あわびの件について食い付いてきた。私は予算も決算も、そのことから1歩ぐらいは離れても構わないと思っているが、2歩、3歩離れていくと、それは決算の委員会とは違うと思った。それからもう1点、トイレとか観光の看板とかの問題を今ここでしているが、これは常任委員会でやること、常任委員会でチェックすること。常任委員会で呼びつけて「ここちゃんとやってない、トイレの水が溜まっているぞ。」というのを言うべき。ここで言うんじゃなくて。ここはお金の問題を中心にやるということを是非頭に入れて欲しい。だから、常任委員会は常に開いておかねばならない。そこでチェックして欲しい。チェック機関は常任委員会

 1番最後に「ここで聞きたい。」といって近藤議員が言ったが、あれは不必要。もし何かを言おうとしているのかなと思って聞いたけども、あれ言っただけで、その後、何を言いたかったのか分からない。必要のないこと。即ちそれは執行部が考えている。やってないのであれば、すぐさま「これじゃ大変だよ。」と指摘すべきだが、これからやろうとしていることについてですから、それを聞いてその後何かあるのかなと聞いていたら無かったので、あれは全く不必要な発言だった。しかも、一旦委員長が閉じているのにわざわざそれを元に戻させて言う程のことではない。問題は大きいが、例えば町長に「ちゃんとしているのか?」って口頭で言ってもいい。この委員会ではなくて。ということをちょっと思った。

委員長(小辻隆治郎) 岩坪さんから、何かないか?

議選監査委員(岩坪義光) 私の方からは、収入の方をもうちょっと突っ込んでもらいたかった点がある。それと町の借金の部分。ちょっと増えている、今年も。だから、今後どのような計画性を持っているのか、追及してもらいたかった。

委員長(小辻隆治郎) 少し脱線することは構わないが、本人がそれだけ自覚をしとけば脱線してもある程度認めるが、そういうことを念頭の上、次の予算委員会でも頑張って欲しいと思う。決算の数字等は大事と思いますけど、その決算をどう活かしていくか、今度の予算にどう反映するかという形で、我々としても少し熱の入るところかなということで、あわび館では脱線したかなと思う。

 

以上を持ちまして、一般会計についての特別委員会は終了したいと思う。

 特別会計は、18日、午前9時30分より開議する。

 それでは、お疲れ様であった。

 

 

 

― 午 後   4 時 33 分  散 会 ―